ブログを9年間運用してきた経験から実践的なアドバイスを得意とし、コンテンツ発信を活用して企業の価値を高めるサポートをしています。
400件を超える中小企業のホームページ制作に関わり、SEO、コンテンツマーケティング、ライティングの知識を使ったコンテンツ制作で利益につなげる制作ディレクションと利益獲得のアドバイスをしてきました。
ウェブの情報発信力を存分に活用する考え方を基礎からお伝えし、運用能力を身につけていただくお手伝いをしています。
詳しいプロフィールはこちらから
ヤマ編集長のXはこちら
ホームページのトップページは「ホームページの玄関口」。
「第一印象で決まる」などと言われますが、トップページはその第一印象で判断される場所。
ほぼ一瞬で会社のイメージが決まります。
トップページを出発点として、訪問したユーザーはさまざまな行動を起こします。
そのため、どのようなホームページなのか分かりやすく伝え、興味を抱いてもらう重要な部分です。
しかし、いざ作るとなると、何をどう書けばいいのか、どのように構成すればいいのか、迷ってしまうことも多いはず。
「トップページはある程度きれいになればいいです」
「よくわからないのでお任せします」
と丸投げをしたくなるかもしれません。
トップページの出来次第でお客様の印象が大きく変わり、集客にも影響するなら、ぜひ良いページを作りたくなりますよね。
そこで今回は、トップページに載せる内容(=コンテンツ)について解説していきたいと思います。
もくじ
トップページには3つの役割があります。
「自己紹介」「誘導係」「お知らせ案内板」です。
自己紹介:何をしている会社なのか、事業をひと目でわかるように伝える
誘導係:より詳しいことを知ってもらうために、各コンテンツ、ページに誘導する
お知らせ案内板:営業案内、イベント情報などのお知らせ、ブログ記事やSNSなどをわかりやすく案内する
どれも大切な役割です。
「テキトー」に作ってしまっては、トップページが持つ重要な役割を果たせません。
トップページの一番最初の役割が自己紹介です。
「何をしている会社か」
パッとひと目で伝えなくてはなりません。
そして、
「どのような特徴があるのか」
を伝え、ホームページを訪問した人の記憶に残す役割もあります。
「〇〇会社は、△△という事業をしていて□□に強みがあるんだな」
このように会社をイメージ付けていくのです。
これらがひと目でわかる工夫が必要です。
伝える方法は文だけではありません。
このように、さまざまなコンテンツを組み合わせて伝えてみましょう。
トップページが「ひと目で伝わる」自己紹介ページとなります。
普段の自己紹介でも、名前を名乗るだけではその人のことがよくわかりません。
仕事や趣味などを紹介してもらうことで、徐々に理解を深めていくのではないでしょうか。 ホームページも同じです。
ファーストビューとは、ホームページを開いたときに一番最初に見える部分のことです。
このファーストビューに力を入れましょう。人は、一瞬で情報を読み取り、イメージを作り上げるからです。
これらが主にファーストビューの範囲に入ります。
「何をしている会社?」
「どのような特徴があるの?」
ファーストビューを見てパッと判断できるようにします。
ファーストビューは、会社へのイメージに大きく差がつきます。
ここで「わからない」「伝わらない」と良いイメージにならず離脱されてしまうこともあります。
トップページの2番目の役割は、各ページに案内する誘導係の役割です。
ホームページにはさまざまな情報が載っています。
それぞれ見たい情報がある場所に「詳しくはこちら」と誘導することで、訪問ユーザー(お客様)は迷子にならず各コンテンツを見に移動してくれます。
「ホームページのメニューがあるのだから、それだけでいいのでは?」
と疑問に思うかもしれません。
確かにグローバルナビゲーションと呼ばれるメニューで移動は可能です。
「メニューから適当に選んで勝手に見てください」
では、ちょっと不親切ではないでしょうか?
自社のアピールしたいこと、知ってもらいたい、伝えたいことを発信するのがホームページ。
せっかく訪問してくれた人に楽しんでもらいたいですよね。
各コンテンツを紹介しながら、詳しい内容が載っているページに案内すると満足度もあがります。
トップページのもう一つの役割は、会社についてのさまざまな情報を簡単に掲載する場所としての役割です。
このような「さくっと知りたい」情報をトップページで完結できるようにするのです。
例えば、歯科医院の診療時間をさっと調べたい時。
ホームページ内をうろうろ探さなければ情報が見つからないとしたら、不便だなと思ってしまいますよね。
診療時間の案内のすぐ近くに予約受付ボタンがあれば、すぐに行動できます。
患者さんにとっても便利ですし、歯科医院にとっても集患の機会を逃さない、どちらにもメリットがある仕組みです。
良いトップページにするために、どのような内容を載せればよいのか?
具体的に載せるコンテンツを紹介します。
すべて載せなくても構いません。
「トップページで果たす3つの役割をうまく機能させるには?」
自分のホームページでやりたいことに合わせてコンテンツを考えるヒントにお使いください。
会社のロゴがあれば、ぜひロゴを使用しましょう。
ロゴを持っていない場合、この機会に作っても良いかもしれません。
ロゴは必ず必要なわけではありません。
必要性を感じなければ、焦って作らなくても良いものです。
ホームページでは、ロゴを表示する場所に会社名やサービス名を「ロゴ風に」載せましょう。
制作会社に、会社名やサービス名できちんと見えるような表示を簡単に作ってもらえると思います。自社のイメージに合うフォントを相談してみましょう。
文字で「どのような事業」「どのような特徴」かを表現するのがキャッチコピーです。
会社名やサービス名では、どのような事業をしているのかわからないことがあります。
キャッチコピーが自己紹介の重要な役割を果たします。
例えば私たちCHACO-WEB。
初めて目にする人にとっては、どのような事業をしているのかわかりませんよね。
そこで、キャッチコピーとメイン画像を使って、「ホームページ制作をしています!」と自己紹介するわけです。ファーストビューがとても重要になります。
ファーストビューのメイン部分に大きく表示されるのがイメージ画像です。
ビジュアルの力は強力です。
強烈にイメージを植え付けるため、画像は自社の特徴や理念を考えながら決めていきましょう。
各ページへ誘導するコンテンツで導線づくりをします。
料金ページやサービス内容など、訪問ユーザーに見てほしいコンテンツへ誘導しましょう。
例えば、オーガニック食材が自慢のレストランならば、食材へのこだわりを知ってもらいたいはずです。
そこで「当店の食材へのこだわり」ページへ誘導し、訪問ユーザーに見てもらうことができます。
「詳しく見てみたい」気分を高めるようにコンテンツを考えてみましょう。
スムーズに行動を取るための導線づくりの一つです。
これはCTA、Call To Action(コール トゥ アクション)と呼び、行動喚起という意味です。
ホームページの目的を達成するための重要な役割を担います。
訪問ユーザーが問い合わせページを探さなくても、トップページから楽に移動できると便利ですよね。おもてなしの一つと言えるかもしれません。
集客効果を高めるのは、細やかな配慮が効いてきます。
トップページにメッセージを載せることもできます。
一番伝えたいことを先に伝えることで世界観ができます。
メッセージに納得、共感してくれる人もいるでしょう。
新商品の案内、イベント告知、臨時休業などお知らせを掲載するスペースを設けるのもおすすめです。
「次の連休は営業するのかな」
など、ちょっと気になった案内を知りたくなる人はいるものです。
トップページでざっくりした情報を知り、そこから詳細の案内ページへリンクを辿ればなお親切です。
ブログを更新するとトップページに連携表示させる機能も便利です。
SNSを運営している、または新しく始めるなら、ぜひリンクしましょう。
ホームページを基点として、さまざまなコンテンツに移動できる仕組みを作っておくことをオススメします。
今は、情報発信をしている会社ほど信頼度も高くなる傾向にあるため、積極的に活用したいですね。
トップページには、そのサイトの運営者の基本情報を載せましょう。
トップページは、最初にイメージづくりをする重要な場所です。
しかし、「会社概要」「サービス紹介」などに比べると曖昧なイメージがあり、構成をうまく考えられないかもしれません。
まずはトップページが担う重要な3つの役割を理解しましょう。
「自己紹介」「誘導係」「お知らせ案内板」、この3つがトップページのやることです。
お客様や訪問ユーザーがわかりやすく、使いやすいトップページには何が必要か?を考えながらコンテンツを決めていきます。
インターネットの顔として迎えるときに、トップページがしっかりしていると印象が良くなります。
素敵なトップページづくりにお役に立てれば幸いです。