ホームページを作成する際に決めることの一つにテーマカラーがあります。
「こうしたい」とはっきりイメージが決まっていないと、なかなか決められないかもしれません。
ホームページリニューアルで配色をガラリと変えると、会社に対してのイメージが一新されることがあります。
色が人に与える印象は想像以上に大きいものです。だからこそ自社に合う色を選択したいですよね。
今回は、目的を達成するためのホームページにするために、テーマカラーを決める考え方を紹介します。
色に悩んでいる方はぜひこの記事を参考に自社サイトのテーマカラーを選んでください。
自社のコーポレートカラーを使う
一番決めやすいのは、自社のコーポレートカラーをホームページに使用することです。
会社案内のための、いわゆるコーポレートサイトにおすすめです。
コーポレートカラーは、正に「会社の色」です。
例えば、楽天といえばえんじ色を思い浮かべます。プロスポーツチームにもメインカラーがありますよね。色は会社のイメージに重なります。
特にロゴに使われている色をホームページのメインカラーとして使うと統一感が出ます。
しかし、ロゴが決まっていない、コーポレートカラーが定まっていないこともあると思います。その場合は次の項目を参考になさってください。
お客様に与えたいイメージから決める
ホームページを訪れたお客様に対して、どのような印象を持ってもらいたいか、与えたいイメージから決めるのもおすすめです。
お客様がホームページ全体から良い印象を受け取れるようにすることは、目的を達成するための重要なステップです。
- 介護サービスで穏やかなイメージ
- 士業や工業系の会社で誠実・堅実なイメージ
- フィットネスジムでアクティブなイメージ
- 美容室やサロンでラグジュアリーなイメージ
色によって一般的なイメージとは異なる印象を持ってもらう戦略的な使い方もできます。
例えば、堅いイメージがある行政書士事務所。ホームページをやわらかい中間色を使って優しい雰囲気のデザインにすることで、親しみやすい雰囲気を作り出すことができます。
依頼時は具体的な色の指定でイメージをはっきりさせる
ざっくりと色のイメージが決まったら、もう少し踏み込んでみましょう。制作するデザイナーに依頼するときには、おおざっぱな色指定では伝わらないことがあるからです。
赤色ならオレンジに近い赤なのか、暗めの赤なのかなど具体的に指定するほうがピンとくるのです。
「色は青でお願いします」
この場合、同じ青でも、群青のような濃い青色は誠実さをイメージさせ、水色のような青色は爽やかなイメージを与えます。
どのような青色が良いのか伝えないと、「確かに青だけどこの色じゃないんだよな…」とイメージと違うものが出来上がってしまいます。
ありがたいことに、様々な色見本のサイトがあります。
これらのサイトから色をピックアップして伝えるのもよいでしょう。
WEB色見本 原色大辞典
日本の伝統色 和色大辞典
色見本と配色サイト カラーサンプル
まとめ
色にはブランド認知を高める効果があり、お客様は色彩によって大きな影響を受けます。
なかなかイメージが定まらないためか、制作会社に丸投げするケースもありますが、おすすめできません。
ホームページは、ネットにおける会社の顔です。
お客様がホームページを閲覧している場面を想像しながら、カラーを選んでいきましょう。