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ホームページを作る場合、どのような構成にするのかはとても大切です。
サイトマップと呼ばれるホームページ構成は、まさにホームページの骨格となるものです。
構成の良し悪しはホームページがわかりやすく作れるかどうかを左右します。
今回は、ホームページ制作のコツその3回目として、上手にホームページ構成図(サイトマップ)を作る方法をご紹介します。
もくじ
ホームページを作って達成したいことは何か、目的をはっきり決めます。
前回の記事で解説したホームページの目的です。
ホームページ制作のコツ2:目的を明確に決めることはなぜ大切なのか
既に目的を設定済でしたら読み飛ばして次に進んで構いません。
目的が定まると、ホームページの方向性が決まってきます。
必要なコンテンツも目的から導きやすくなりますので、まずは目的設定からはじめましょう。
目的は、予約を取りたい、店舗の認知度を上げたい、資料請求をしてほしいなど、ホームページを見た人にどのような行動を起こしてほしいのかを決めるということです。
逆に、目的が決まっていないホームページは何をしたいのかわからず、構成もぼやけてしまいます。
ホームページの構成を練るには、「お客様がホームページを見て何を知りたいのか」を考えてみます。
知りたい情報がないホームページは「期待外れ」になってしまい、お客様にとっては価値がありません。
例として、レストランや飲食店での構成を考えていきます。
レストランなどのお客様はまず「メニューや料金」を知りたいはずです。
一般的には、
「どのような種類の料理なのか」
「洋食なのか和食なのか」
「どれぐらいのボリュームがあるのか」
などのメニューを調べた後に価格を確認します。
また、
「禁煙席、喫煙、分煙はどうなっているか」
「貸切ができるかどうか」
「立地はどうなっているか」
なども知りたいはずです。
このように、ホームページに掲載していくべきコンテンツが見えてきます。
ホームページに必要なコンテンツを書き出していきます。
まずは順序は考えずに思いつくものから書いて構いません。
求人を目的としてホームページを活用したい設計事務所なら、事務所についての紹介、実績、募集要項、エントリーページなどのコンテンツが必要になってきます。
スタッフを紹介するコンテンツやインタビューコンテンツを作成してもよいでしょう。
コンテンツを書き出したら、カテゴリー別にまとめてみます。
カテゴリーごとにわかりやすくまとめると迷子になりにくく、知りたい情報にアクセスしやすくなります。
コンテンツの量が多くなったら、各階層に下層コンテンツを作ります。
ホームページの全体構造をざっと把握できるようになります。
【英会話教室のサイトマップ例】
├トップページ
├教室紹介 ─ 講師紹介
├教室の特徴 ─ 選ばれる理由
├レッスン紹介 ─ キッズクラス ─ 日常会話 ─ ビジネス英語
├よくある質問
└問い合わせ
コンテンツの量が多い場合に気を付けたいのが、下層ページを作っていくうちに深くなり過ぎてしまうことです。
複雑な構造にしてしまうと、アクセスしたいページに移動が難しくなったり、混乱させてしまったりします。ホームページ内で迷子になってしまうからです。
迷子を防ぎ、お客様に目的の行動を起こしてもらいやすくする工夫をしましょう。
ホームページのメニュー部分(ナビゲーションと呼びます)をパソコンでもスマートフォンでも見やすい表示にするのはおすすめです。
また、パンくずリストを設けて今見ているページの位置をわかりやすくするのもよいでしょう。
パンくずリストの例
はじめてホームページを立ち上げる人にとっては、構成(サイトマップ)を考える時には不安が付きまとってしまうかもしれません。
ご安心ください。
今回説明したように順序だてて取り組んでいくと、あなたのホームページをどのような構成にすればよいのか見えてきます。
一度作成してみた構成を第三者に見てもらい、フィードバックを受けるのもよいでしょう。
目的に沿って設計された構成かどうかが重要ポイントです。
次回はデザインについて解説します。