「ホームページが完成した!」
おめでとうございます。
ほっと一息つきたいところですが、ホームページは作って終わりではありません。
手間と予算をかけて作ったホームページが働いてくれるかどうかは、公開してからの動きで変わってきます。
ただ、いきなりやることを12個並べられても、たいていは何も進みませんよね。
時間がないから、というよりは、どれが本当に必要か分からないから止まってしまうのだと思います。
そこでこの記事では、先に「やらなくていいこと」から始めます。
2026年は、公開した瞬間に「AI検索に対応しないと手遅れです」という営業が来ます。
そこで判断を誤ると、お客様のために使えたはずのお金と時間が消えていきます。
やらなくていいことを4つ確定させてから、やること8つに進みましょう。
1.先に、やらなくていいことを4つ
ホームページを公開すると、いろいろな人がいろいろなことを言ってきます。
まずは、Googleが公式に「必要ない」と書いていることを見ておきましょう。
以下は推測ではなく、Google 検索セントラルの公式ドキュメント(2026年7月10日更新)に書かれている内容です。
1-1.llms.txt は作らなくて構いません
最近、「AI時代のSEOにはllms.txtというファイルが必要です」という営業を受けた、というお話をよく伺うようになりました。
Googleの公式ドキュメントには、こう書かれています。
llms.txtファイルやその他の「特別な」マークアップ:Google検索(生成AI機能を含む)に表示されるために、新しい機械可読ファイル、AI用テキストファイル、マークアップ、Markdownを作る必要はありません。Google検索自体がそれらを使っていないからです。
さらに続けて、こうも書かれています。
llms.txtを使う他のサービスやシステムのために作成・維持するのは、まったく問題ありません。ただしその行為はGoogle検索での可視性やランキングに害も利益もありません。Google検索はそれらを無視するからです。
害も利益もない、と公式が書いています。
チャコウェブでは過去に必要性を感じて作成したことがあり、その記事もあるのですが、現在は「緊急で絶対作るべき」ものではないと考えが変わりました。
理解の助けになるので、もちろん作成しても良いと思います。
ただし完成直後に必須と言えるほどではなく、これを設置するために予算を使わずとも今のところ問題ありません。
1-2.AI検索のための特別な最適化は要りません
Google 検索セントラルの別のページ(2025年12月10日更新)にも、はっきり書かれています。
AI OverviewsやAI Modeに表示されるための追加要件も、特別な最適化も必要ありません。
AI概要に出るための技術要件についても、「検索の技術要件を満たしていること以外に追加の技術要件はない」とされています。
1-3.構造化データは必須ではありません
構造化データも、AI検索のために必須ではないと明記されています。
ただし、ここは少しだけ補足が要ります。
公式は「生成AI検索に構造化データは必須ではない」と書きつつ、「リッチリザルトの資格を得るために、SEO全体としては続ける価値がある」とも書いています。
llms.txtと同じで、作成すれば理解の助けになるものです。
要は、AI検索のためだけに慌てて入れるものではない、ということです。
入れる場合は、ページに見えているテキストと内容を一致させましょう。
なお、採用情報を仕事検索等に表示させたい場合は構造化データは必要です。
1-4.AI向けに文章を書き直す必要はありません
「AIが読みやすいように文章を細かく区切りましょう」という話も出回っています。
これも公式が否定しています。
Googleは1ページの中に複数の話題があっても理解できるので、理想的なページの長さというものは存在しない、という書き方をしています。
AI向けに書き直すことも、同義語や意図を理解できるので不要とされています。
以上、この4つをやらないことで公開直後の作業負担はかなり軽くなるはずです。
ホームページ公開後も、実はなんだかんだと作業があるので、「やらなくて良いこと」を決めるのはとてもお勧めです。
その空いた時間で、お客様がよく聞いてくる質問を10個書き出すほうが効果がありますよ。
2.Googleサーチコンソールに登録する
ここから、やること8つをご紹介します。
最初は検索エンジンに知らせる作業から始めましょう。
Googleサーチコンソールは、ホームページ運営者のために無料で提供されている管理ツールです。
検索結果に載せるためのリクエストをしたり、どんな言葉で見つけてもらえたかを調べたりできます。
日本の検索はほぼGoogleで成り立っています。
Yahoo!もGoogleの検索システムを使っているためです。
2-1.やることは3つ
- アカウントを作って、ホームページの所有者であることを登録する
- XMLサイトマップを作って、サーチコンソールに送信する
- 「URL検査」で「インデックス登録をリクエスト」する
サイトマップについては、Google自身が「サイトを公開したばかりのときや、サイトを移転した直後には特に役立ちます」と書いています。
まさに今のタイミングです。
サーチコンソールのアカウント登録方法や、XMLサイトマップの作り方は、それぞれ解説記事をご用意しています。
ご自分で作業するのが難しいと感じる場合は、制作会社に相談しましょう。
2-2.WordPressは自動送信されますが、登録はしておきましょう
意外と知られていないのですが、Googleの公式ドキュメントにはこう書かれています。
BloggerやWordPressのようなホスト型のコンテンツ管理プラットフォームをお使いですか? ほとんどの場合、プラットフォームが新しいコンテンツを自動的に検索エンジンに送信します。
WordPressで作ったサイトなら、公開しただけで送信まで済んでいる場合があります。
それでもサーチコンソールへの登録はしておきましょう。
自動で送信されるものの、状態を確認できるのはサーチコンソールだけだからです。
2-3.検索結果は「リクエストすれば載る」わけではないと知っておく
ここは期待値を正確にお伝えしておきます。
Google公式の記述です。
クロールには数日から数週間かかることがあります。
クロールをリクエストしても、検索結果への掲載がすぐに、あるいはそもそも実現するとは限りません。
個別URLの送信には割り当てがあり、同じURLに何度リクエストしても速くはなりません。
何度も送信ボタンを押したくなりますが、押しても速くなりません。
そして「何か月で成果が出ます」と書ける公的な根拠は、私たちが調べた限り存在しませんでした。
Googleが言っているのは、クロールに数日から数週間かかる、というところまでです。
期間を保証してくる業者がいたら、その時点で少し立ち止まったほうが良いと思います。
なお、インデックス登録をリクエストできるのは、サーチコンソールの所有者かフル権限のユーザーに限られます。
制作会社に作ってもらった場合、権限が自社側にないことがあります。
公開時に権限をもらっておきましょう。
2-4.AIの答えに出してもらうならGoogleサーチコンソールに登録する
Googleの生成AI機能に表示されるための条件として、サーチコンソール側で生成AI機能に含まれている必要がある、という記述が公式ガイドに入りました。
2022年にはなかった論点です。
検索のためだけでなく、AIの答えに出てくるためにも、サーチコンソールの登録が前提になってきています。
3.Bingウェブマスターツールに登録する
2つ目はBingです。
正直に言うと、以前の私はBingを「ついでに登録しておくもの」くらいに考えていました。
2026年は、そう言えなくなってきています。
3-1.Bingの他に、Yahoo!とChatGPTが利用する可能性
Microsoftの公式ブログ(2025年6月17日)に、こう書かれています。
BingはYahoo、DuckDuckGo、Microsoft Start、そしてChatGPTやInflection.aiといったAIツールを含む、幅広いAI・検索体験を支えています。
これはMicrosoft自身の説明で、そのまま鵜呑みにはしないほうが良いと考えています。
AIツール側がどこから情報を取るかは、時期によって変わってきているからです。
とはいえ、お客様の探し方が増えているのは確かです。
Googleで探す人、Yahoo!で探す人、AIに聞く人。
そのうちいくつかの入口の先にBingがいる、という状態になっています。
3-2.サーチコンソールから所有権ごと取り込めば作業終了
作業はとても簡単です。
すでにGoogleサーチコンソールをお使いですか? 確認済みのサイトを直接インポートすれば、Bingウェブマスターツールへの設定が早く済みます。
このように公式ブログで書かれている通り、サーチコンソールで所有者確認が終わっていれば、その情報をそのまま取り込めます。
ですから、Bing登録はサーチコンソールの後に回すのが正解です。
順番を逆にすると、同じ作業を2回することになります。
Bingはサイトマップを24時間に1回以上処理する、とも書かれています。
3-3.AIに引用された回数が見られるように
2026年2月、Bingウェブマスターツールに「AI Performance」という機能が公開プレビューで追加されました。
Microsoftの公式ブログ(2026年2月10日)によると、Microsoft CopilotやBingのAI要約で自社のコンテンツがどれくらい引用されたかが分かるそうです。
見られるのは、引用された総回数、引用されたページ、AIが情報を取りに来たときのキーワードなどです。
「AI検索対策」という言葉は抽象的で、何をすればいいのか分かりにくいものです。
でもこれは、数分の登録で、AIに引用された回数が見えるようになるという話です。
費用もかかりません。
同じ記事には、ローカルビジネス向けにこう書かれています。
ローカルビジネスにとって、正確なビジネス情報は、AIが場所に関する質問に答えるときに特に重要です。住所、営業時間、連絡先といった重要な情報を最新に保つことが、AIが生成する回答に含まれる資格につながります。
住所と営業時間と連絡先を正しくしておく。
これがAI検索に効く、と公式が書いている数少ない具体策です。
4.Googleアナリティクス(GA4)を設置する
3つ目はアクセス解析です。
どこから人が来て、どのページを見て、どこで帰ったのかが分かります。
無料で使えるのでぜひ設置しておきましょう。
4-1.最初に見るのは3つで十分
GA4は機能が多くて、開いた瞬間に閉じたくなる方が多いです。
最初のうちは、この3つだけ見ておけば足ります。
- どこから来たか(検索なのか、SNSなのか、名刺のQRコードなのか)
- どのページが見られているか
- 問い合わせページまで、どれくらいの人が進んでいるか
数字を毎日眺める必要はありません。
月に1回、この3つを見るだけでも、次に手を入れる場所が見えてきます。
5.Googleビジネスプロフィールに登録する(対面接客がある会社だけ)
4つ目はGoogleビジネスプロフィールです。
会社や店舗の情報をGoogleマップや検索結果に載せられる、無料のサービスです。
ただ、ここは全員がやる作業ではありません。
5-1.オンラインサービスの会社は対象外、対面サービスをしていればぜひ登録を
Googleビジネスプロフィールヘルプに、こう書かれています。
オンラインでのみ運営されているビジネス(バーチャル店舗を持つeコマースショップなど)で、対面サービスを提供していない場合は、ビジネスプロフィールの対象外となり、オーナー確認を行うことはできません。
お客様と対面で会うかどうかが分かれ目です。
店舗、事務所での打ち合わせ、訪問サービス。
このいずれかがあれば対象になります。
看板が常設されていない場合は、実店舗ではなく非店舗型のビジネスとして登録します。
自宅兼事務所の場合は、近くのランドマークや標識を撮影することで住所を確認できる、というヒントも公式に載っています。
5-2.オーナー確認に対応する
勝手に知らない人にビジネス登録をされないよう、オーナー確認はしっかり対応したいところです。
オーナー確認は動画の録画で行います。
公式に書かれている要件はなかなか細かいため、じっくり読んで実行しましょう。
- 事前に録画した動画は使えません。ライブで撮影する必要があります
- 途切れずに連続して撮影された、編集していない動画であること
- 長さは30秒以上
- スマートフォンで録画して、ビジネスプロフィール経由でアップロードすること
撮る内容も決まっています。
- 所在地が分かるもの(道路標識、建物の番号、周辺の店舗など)
- 実在することが分かるもの(外観や看板。看板のビジネス名がプロフィールの名前と一致している必要があります)
- 運営していることが分かるもの(レジを開ける、倉庫に入る、POSを使うなど、従業員しか入れない場所や機材)
そして審査に5営業日ほどかかります。
公開日に間に合わせたい場合は、逆算して先に着手しておきましょう。
5-3.住所・営業時間・連絡先の正確さがAIの答えに効果あり
Googleの公式ガイドにも、生成AIの回答に地域のビジネス情報が含まれることがあり、ビジネスプロフィールを使うことで商品やサービスがAIの回答やGoogle検索に表示されやすくなる、と書かれています。
先ほどのMicrosoftの記述と合わせると、GoogleとMicrosoftの両方が同じことを言っていることになります。
住所、営業時間、連絡先を正確に保つことです。
お客様視点で考えると納得がいくのではないでしょうか?
AIに「この辺で〇〇をやっている会社は?」と聞かれた時、AIが答えられる材料が必要ですよね。
その材料が古いままだと、間違った営業時間や場所が伝わります。
これでは、せっかくの来客を逃してしまうかもしれません。
6.既存のお客様に、直接お知らせする
5つ目です。
ここから4つは、検索エンジン以外からの入口を作る作業になります。
そして正直にお伝えすると、ここから先のほうが、公開直後は効きます。
検索から人が来るまでには数週間かかります。
一方で、すでにお付き合いのあるお客様は、今日お知らせすれば今日見てくれます。
私たちが支援していて意外と効果を実感していただけるのが、このアナログな情報提供です。
地味ですが、既存のお客様に一件ずつお知らせしましょう。
派手さはありませんが、公開直後にいちばん反応が返ってくるのがここです。
お知らせの仕方は、お客様との関係によって変えましょう。
- いつも会っているお客様には、次に会うときに直接お伝えする
- メールでやりとりしているお客様には、次のメールに一行添える
- 年に数回しか接点のないお客様には、はがきや封書でお知らせする
そして、一度にまとめて済ませようとしないことです。
「ホームページができました」だけで終わらせず、そのお客様に関係のあるページを名指しでお伝えすると、実際に見ていただけます。
「〇〇の施工事例を載せました」
「よくいただくご質問をまとめたページを作りました」
こういう伝え方のほうが、URLだけをお送りするより開いてもらえます。
細かくお知らせしていくのが、結局は近道だと考えています。
7.名刺、パンフレット、メールの署名にURLを載せる
6つ目です。
名刺やパンフレットにホームページの情報を載せるのは基本です。
QRコードを付けておくと、その場で見ていただけます。
忘れがちなのがメールの署名です。
細かいことのようですが、毎日何通もメールを出しているなら、それだけ入口が増えます。
一度設定すれば、あとは自動で働いてくれます。
- 見積書や請求書のテンプレート
- 封筒
- 社用車
- パンフレット
- 店頭のPOPなど
「うちのURLが載っていない場所はどこか」で一度洗い出してみましょう。
紙のものは、次の増刷まで直せません。
だからこそ、公開直後のこのタイミングで見直しておくと無駄が出ません。
8.SNSと自社ブログでお知らせする
7つ目です。
自社でSNSを運用しているなら、プロフィール欄にURLを載せましょう。
そして、ホームページができたことを投稿でお知らせします。
スタッフのアカウントからも紹介してもらえると、入口がさらに増えます。
自社ブログを持っているなら、公開のお知らせとリンクを載せます。
ブログを読んで興味を持った人が、そのままホームページを見て問い合わせできる状態にしておくのがポイントです。
ブログとホームページが別々の場所にあって、行き来できないままになっているケースは意外と多いです。
ここでも、1回で終わらせないのがコツです。
公開のお知らせを一度投稿しただけでは、ほとんどの人が見ていません。
新しいページを追加したとき、事例を載せたとき、お知らせを更新したとき。
そのたびに紹介できます。
9.プレスリリースを出して、地元のメディアや協会に載せてもらう
8つ目です。
プレスリリースは、中小企業でも十分に使えます。
ホームページのリニューアルや新規公開は、それ自体がニュースになります。
新しいサービスを始めたタイミング、店舗を増やしたタイミング、創業から何年という節目。
そういうものと合わせて出すと、記事として扱ってもらいやすくなります。
タウン誌のような地域の情報メディアで紹介してもらうのも、今なお有効です。
地域の方が見るので、そのまま来店や問い合わせにつながります。
加盟している協会や組合の公式サイトに、会員紹介の枠があるかもしれません。
商工会議所の会員一覧に、ホームページのURLを登録できる場合もあります。
すでに会費を払っているのに使っていない枠は、意外と残っています。
こうした場所からのリンクは、自分で買うリンクとはまったく性質が違います。
実際に関係のあるところから、自然に紹介されている状態だからです。
10.検索エンジンに登録されないときは
待ってもリクエストしても検索エンジンに登録されない、ということがあります。
その場合、3つの可能性が考えられます。
- 何らかの技術的なエラーが発生している
- 検索エンジンの巡回を拒否する設定が残っている
- ペナルティの対象になっている
制作中は検索エンジンに見せない設定にしていることが多く、公開時にその設定を戻し忘れるのはよくあることです。
まずここを疑ってみましょう。
具体的な原因については、別の記事で詳しく解説しています。
11.やってはいけないこと
やることの話が続きましたので、最後に「やってはいけないこと」を3つお伝えします。
11-1.リンクを買わない
「リンクを買って、検索順位を上げませんか?」
ホームページを公開すると、こういう営業を受けることがあります。
これはGoogleのスパムポリシーにリンクスパムとして明記されています。
金銭とリンクの交換、商品やサービスとリンクの交換、商品を送って記事とリンクを書いてもらうこと。
どれも該当します。
ポリシーに違反したサイトは、検索結果で順位が下がるか、まったく表示されなくなる可能性がある、とも書かれています。
なお、広告としてのリンクが全部だめという話ではありません。
rel="sponsored" などで「これは広告です」と示していれば問題ありません。
問題になるのは、順位の評価を渡す形で有料のリンクを設置することです。
地道ですが、自然に紹介してもらえるように動くのが結局は早道だと考えています。
11-2.営業が来た時にその場で契約しない
ホームページを公開すると、営業の電話やメールが増えます。
ドメインの取得情報などから、公開したことが分かるためです。
ここで知っておいていただきたいことがあります。
会社として結ぶ契約は商行為とみなされるので、クーリング・オフが使えません。
岐阜市消費生活センターのページにも、事業主が契約当事者の場合は無条件解除権が適用されないと書かれています。
そして消費生活センターは、事業者からの相談を受けていません。
つまり社長は、公開直後の一番浮き足立っているタイミングで、後から取り消せない契約の判断を迫られることになります。
判断の材料は、Googleの公式ドキュメントに揃っています。
「Do you need an SEO?」(2026年6月5日更新)から、そのまま引用します。
Googleで1位を保証できる者は誰もいません。順位を保証すると主張したり、Googleとの「特別な関係」があると言ったり、Googleへの「優先送信」を宣伝したりするSEO業者に注意してください。
突然メールを送ってくるSEO会社やWebコンサルタント、代理店には警戒してください。
Googleに広告を出しても、検索結果での表示には何の影響もありません。Googleが検索結果への掲載や順位のためにお金を受け取ることは決してなく、自然検索結果に表示されるのに費用はかかりません。
サーチコンソールへのアクセス権を求められた場合についても、読み取り権限だけを渡し、この段階では書き込み権限を渡さないように、と書かれています。
そして2026年6月の更新で、こんな項目が新しく入りました。
その業者がAI体験への最適化(いわゆる「AEO」「GEO」サービス)についてアドバイスをする場合、そのアドバイスはGoogle検索の生成AI機能最適化に関する公式ガイダンスと整合していますか?
いま中小企業に「AI検索対策」を売り込んでいる会社への、実質的な注意喚起だと受け取っています。
すぐに契約する必要はありません。
一度電話を切って、公式ドキュメントを見てから決めましょう。
11-3.放置しない
作りきった満足感で、そのまま止まってしまうことがあります。
半年、1年、2年。
気づけば公開当時のまま、ということが起きます。
サーチコンソールとGA4を見ながら、少しずつ育てていくのが今のホームページです。
なお、2026年3月にIPA(情報処理推進機構)が中小企業向けの情報セキュリティガイドラインを改訂し、自社診断の項目に「ウェブサイトを安全に運用する」を新しく追加しました。
放置は、集客の問題であると同時に、安全の問題にもなってきています。
12.公開してからの3か月で、私たちが実際にやっていること
参考までに、チャコウェブが運用代行でお引き受けしている作業をご紹介します。
公開してからの数か月で、実際に手を動かしているのは次のようなことです。
- アクセス解析レポート
- タイトルや見出しなどの見直しと改善
- サイトの文章、写真などの改善
- 資料作成
- ブログ執筆代行
並べてみると分かる通り、新しい機能を足す作業はほとんどありません。
公開直後にやることの中身は、すでにあるページを、お客様に伝わる形へ直していく作業です。
順番としては、まず解析でどのページが見られているかを見ます。
そのうえで、見られているのに問い合わせにつながっていないページから手を入れます。
タイトルと見出しは、検索結果に出る部分でもあり、開いた人が最初に読む部分でもあるので、ここから触ることが多いです。
公開してすぐの時期は、まだ数字が少なくて判断がつきません。
その間は、お客様からよく聞かれることをページに足していくほうが確実だと考えています。
13.よくある質問
13-1.ホームページを公開しても、すぐに検索に出ないのはなぜですか?
Googleがページを見つけて登録するまでに時間がかかるためです。
Googleの公式ドキュメントには「クロールには数日から数週間かかることがあります」と書かれています。
また「クロールをリクエストしても、検索結果への掲載がすぐに、あるいはそもそも実現するとは限りません」とも明記されています。
同じURLに何度もリクエストしても速くならないので、サイトマップを送信したら待ちましょう。
13-2.AI検索に対応するために、特別な設定やファイルは必要ですか?
必要ありません。
Googleの公式ドキュメントに「AI OverviewsやAI Modeに表示されるための追加要件も、特別な最適化も必要ありません」と明記されています。
llms.txtについても「Google検索自体が使っていない」「Google検索は無視する」と書かれています。
まずは料金や実績、よくある質問といった事実を正確に載せることから始めてみてください。
13-3.GoogleアナリティクスとSearch Consoleは、どちらも必要ですか?
役割が違うので、両方あると判断しやすくなります。
サーチコンソールは「検索でどう見つけてもらえたか」を見るツールです。
どんな言葉で表示されたか、クリックされたか、エラーが出ていないかが分かります。
Googleアナリティクスは「来てくれた人がサイトの中で何をしたか」を見るツールです。
どちらも無料なので、公開直後に両方入れておきましょう。
14.まとめ
ホームページを公開した直後にやることを、8つご紹介しました。
その前に、やらなくていいことが4つあります。
- llms.txtは作らなくて構いません
- AI検索のための特別な最適化も要りません
- 構造化データは必須ではありません
- AI向けに文章を書き直す必要もありません
どれもGoogleの公式ドキュメントに書かれていることです。
そのうえで、やること8つはこちらです。
- Googleサーチコンソールに登録する
- Bingウェブマスターツールに登録する
- Googleアナリティクス(GA4)を設置する
- Googleビジネスプロフィールに登録する(対面接客がある会社だけ)
- 既存のお客様に、直接お知らせする
- 名刺、パンフレット、メールの署名にURLを載せる
- SNSと自社ブログでお知らせする
- プレスリリースを出して、地元のメディアや協会に載せてもらう
そして、やってはいけないことが3つ。
リンクを買わない、その場で契約しない、放置しない。
全部を今日中にやる必要はありません。
まずはサーチコンソールとGA4だけ入れてみましょう。
この2つが入っていれば、次に何をすればいいかは数字が教えてくれます。
そして、その日のうちにもう一つだけできることがあります。
既存のお客様に、ホームページができたことをお知らせすることです。
検索から人が来るまでには数週間かかりますが、お付き合いのあるお客様は今日見てくださいます。
公開してから3か月くらいは、数字が動かなくて不安になる時期です。
でもその間にやるべきことは、順位を気にすることではないと考えています。
お客様が知りたいことが、ちゃんとサイトに書いてあるかどうかです。
そこを1つずつ埋めていくほうが、結果的に早いと思います。
公開したばかりで何から手をつければいいか迷っている、という場合は、30分の無料相談でご一緒に見てみることもできます。