オウンドメディアは、多額な広告費に頼らず、しかも永久的に集客効果がある新しい集客方法として注目されています。
中でも「スタッフブログ」「企業ブログ」と呼ばれるブログはオウンドメディアの柱です。
Twitterのように情報が流れていくフロー型と違って、ブログは記事がどんどん溜まっていくストック型なので、書けば書くほど効果が上がるからです。
育つまでには時間がかかりますが、あなたの会社への信頼度は高まります。
ずっと集客効果を発揮してくれるのがスタッフブログの魅力です。
ただし、何も考えずに書き始めても効果は上がりません。
スタッフブログの一番の目的は収益を上げることであるはずです。
つまり、収益につながるブログ記事を作らなければ、効果が得られないスタッフブログになってしまいます。
とはいっても、何をどう書けばよいのかわからない方は多いと思います。
文才がなくてもご安心ください。
書き方のコツを覚えれば誰でも書けるようになります。
まずはこの記事で書き方の基本を覚えましょう。
より読まれる記事にするために、わかりやすく伝わりやすい文章の書き方についてもご覧ください。
1.収益につながるスタッフブログとはユーザーに価値を与えていく
集客を増やし、最終的に収益につながるスタッフブログにするためには、ユーザーに価値を与える記事を書く必要があります。
ユーザーとは:検索などを経由して当ブログにたどり着いた閲覧者(お客様)
価値とは:ユーザーが求めている答えを記事として提供すること
なぜこれが必要かというと、ユーザーに価値を与えられるブログは、信頼感と安心感が高められ注目されるようになるからです。
やがて、「こんなに良い情報を発信するスタッフブログを書いている会社なら、安心して依頼できそう!」と集客につながっていきます。
1-1.顧客の悩みを「先回りして解決する」ことを記事にしよう
記事を読む人の中には「将来のお客様」がいます。
「将来のお客様」を増やすことができるのもスタッフブログのチカラです。
ブログ記事にたどり着くユーザーは、何かあなたのビジネスに関係があることについて知りたいことがあります。
あなたが書くべきことは、ユーザーが抱える問題を解決するための記事です。
ユーザーは、何かの問題を抱えており、その問題を解決したいと考えて検索という行動をしています。
その問題を解決できるのは情報です。つまり、ブログ記事でユーザーが抱える問題を解決できる情報を書けば、その記事には価値があることになります。
「解決できそうだな」「役に立ったな」とユーザーが価値を感じられるブログを書きましょう。
逆に「この記事を読んでもよくわからないな」「解決できないな」と感じたブログからはどんどん人が離れていってしまいます。
チャコウェブは、ブログ経由でお問い合わせやご依頼をいただく機会が多く、ブログのチカラを実感しています。
記事を読んでいただいた方は、チャコウェブの考え方をあらかじめ記事として読んでいるので、制作もスムーズです。
ユーザーの悩みを解決できることはどんな情報か、さまざまな切り口で書いていきましょう
2.ぱっと見で、記事の内容と解決できることがわかる記事タイトルを付ける
記事のタイトルは非常に重要です。
なぜなら「読みたい」「読みたくない」を瞬時に判断され、アクセスが決定されるからです。
「読んだら記事の良さがわかるよ」
残念ながら、この理屈は通じません。
いくら記事の内容が素晴らしくても、記事のタイトルに魅力がなければユーザーはアクセスしてくれないのです。
ぱっと見で「読んでみたい」を引き出すタイトルを付けるにはコツがあります。
以下のことに気を付けてタイトルを考えてみましょう。
- 検索キーワードが含まれている
- ユーザーが解決したい悩みが表れている
- 記事を読めば解決できそうな表現がある
2-1.リリース後のリライトで記事タイトルに磨きをかけよう
チャコウェブのブログ記事はよくタイトルを見直してリライトしています。
悩みを抱えている一人でも多くの人に、記事の内容で解決してもらいたいと思うからです。
初回リリース時には良いと思っても、実際に公開してから読まれていない場合は、伝わらないタイトルであることが多いからです。
リライト後に記事の読了率が増えるのは本当に嬉しい気持ちになります。
記事の内容や見出しも見直すことで、より磨きのかかった記事に育っていきます。
2-2.誇張し過ぎ、キーワードの無駄な詰め込みはしない
実際の記事の内容より大幅に誇張したタイトルにしてはいけません。
信頼を著しく落としてしまうからです。
期待してアクセスしたものの、がっかりしてしまったユーザーはあなたの会社に対して不信感を抱くようになります。
アクセス増加は手段でしかありません。
本当の目的は、ユーザーと良好な信頼関係を築き、顧客になることです。
キーワードの詰め込み過ぎも避けましょう。
検索エンジンから低評価を受ける可能性があり、検索結果の表示が難しくなります。
一時的なアクセス増加を狙うあまり逆効果を招いてしまいます。
3.自分が売り込みたいことではなく、ユーザーが欲しい情報を書く
ユーザーはあなたの会社の売り込みを読みたいと思っていません。
ユーザーが欲しいのはあなたの会社の売り込みを強調した営業記事ではなくて、問題の解決につながる答えだからです。
集客をしたいので、どうしても自社のアピールをしたくなってしまいますが、ここはぐっとこらえてください。
代わりにユーザーにとって価値ある記事がたくさん溜まれば、だんだんとアクセスが集まってきます。オウンドメディアの基本「ユーザーに価値を与える記事を作る」ことに集中しましょう。
3-1.営業を強めるのではなく、ユーザー自ら行動したくなるような仕組みは有効
「売り込み」が強いブログ記事は嫌われますが、ユーザーが気持ちよく情報を得る手助けをする仕組みづくりは有効です。
例えば、さらに役立つ情報を届けるメールマガジンに登録してもらうようなお進めをするなどです。
これを「行動喚起」といいます。
興味がある情報なら喜んでくれます。
ユーザーにとって価値がある情報を届ける仕組みや、また読みに来てくれるような登録など、行動してもらうようにリンクを作っておきましょう。
4.1つの記事に書くのはキーワードに沿ったテーマに集中する
何をテーマに書くか決めるためには、キーワード選びから始めます。
キーワードを決めなければ、記事のテーマがぼやけてしまい、必要な情報をユーザーに届けられなくなってしまうからです。また、SEOの観点からもどんな検索キーワードで検索エンジンに表示してほしいのか明確になりません。
「サボテン 水やり 方法」
というキーワードを選んだならば、サボテンの水やりについてのテーマだけで1つの記事を書きます。
ここでサボテンの選び方を書いてはいけません。
なぜなら「サボテン 水やり 方法」という検索語句で記事にたどり着いたユーザーは、サボテンの水やりの頻度やタイミングについての答えを探しているのであって、サボテンを選びたいわけではないからです。
ユーザーが欲していることをピンポイントで答えとして提供するために、1つの記事には1つのキーワードに沿ったテーマに集中しましょう。
5.自社の独自の実績や知見を書く
自社の実績や経験から来る情報を積極的に記事にして発信しましょう。
大量の情報が溢れている今、調べものならWikiなどで事足りるかもしれません。
生成AIに聞けば十分なことも多いですよね。
そんな中、なぜあなたのブログを読む必要があるのでしょうか?
他では読めない独自の経験や知見があるからです。
特に、ChatGPTをはじめとした生成AIが出てから、知識を求めて検索をする機会は減っていくかもしれないと予想されています。
そのような時に価値があるのは「独自の体験や経験、知見」です。
テーマについて自社の解決方法や過去の体験談は貴重な情報です。
面白おかしく書く必要はありません。
「こんな過大のある案件で、このように対応した」
といったシンプルなものでも、読み手にとっては新鮮な情報になり得ます。
まとめ
以上、スタッフブログの書き方の基本を5つご紹介しました。
- ユーザーに価値を与える記事を書く
- ぱっと見で記事の内容がわかり、解決できそうなタイトルにする
- 自分が売り込みたいことではなく、ユーザーが欲しい情報を書く
- 1つの記事に書くのはキーワードに沿ったテーマに集中する
- 自社の独自の経験や実績を書く
これらを理解してから記事を書かなければ、ユーザーが欲しいと思う記事を届けられず、思うようにアクセスを集めることができません。
もしくは、記事の内容が適切でないためにユーザーが逃げてしまう原因を作ってしまいます。
ユーザー目線から見て「この記事は役に立つな!」と思える記事づくりを目指しましょう。そうすることで、あなたの発信するメディアがぐんと魅力的になってくるはずです。