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個人経営の飲食店や中小中堅企業などスモールビジネスにとって、スタッフブログはコストのかからないプロモーション方法として注目されています。
しかし、スタッフブログを作成したもののなかなかページビューが上がらずに苦戦しているということもよく聞きます。
ビジネスでブログを設置する目的は、集客、問い合わせなど売り上げにつながるアクションを獲得することです。
そのためには、ネットユーザーが集まるブログを作成する必要があります。
いざ記事を書こうと思っても、
など、そもそもどんな内容にするか決められず不安に思う方も多いはずです。
ブログは正しく運用すれば、その目的達成を低コストで長期的に実現する資産になります。
今回ご紹介する記事作成のポイントを踏まえて内容を決めていくと、品質が良く集客につながるブログを育てていけるようになります。
ぜひ、良いブログを作成しましょう!
もくじ
多くの店舗やビジネスがブログを開設していますが、それらは必ずしもめざましい効果を上げているとは言えません。
ブログにとって成功するということは、ユーザーが自然に検索して読まれること、ならびにSNSによって拡散し多数の読者を獲得することです。
そうしてブログを訪れたユーザーが、記事を読み「ためになった」「役に立った」と思うと再訪しますし、そうでなければ、お店や会社のファン以外は、二度目の訪問はありません。
ユーザーは、気になること、困っていることがある場合に検索をします。
そして検索結果に気になる記事があればそれをクリックし読みます。
大事なのは、ユーザーが検索する際に知りたいこととブログの記事の内容が合致していることです。
知りたがっていることにまったく到達できない記事は評価を得られません。
ユーザーが評価しないコンテンツはGoogleにも評価されませんので、記事はインターネットの深海の底に沈み検索によりたどり着くことは困難になります。
このようなコンテンツの沈没を防ぐたったひとつの方法が「ユーザーの役にたつ情報を発信し続ける」ことです。
そして、そのような記事を多数集めたブログは、有料の広告やプロモーションより数多くのユーザーとの接点を作る大きな資産となります。
ブログを運営することは、長期的なビジョンを持ち、コツコツと記事を作成していくことなのです。
ブログに何を書こうか、非常に悩む課題です。
それを解決する一番手軽なアプローチは、Googleに聞くことです。
Googleで、自社の商品やサービス、メニューや素材に関わる単語を検索してみてください。
検索結果が表示された下の部分に「〇〇に関連する検索キーワード」としていくつかの単語の組み合わせが表示されます。
これはGoogleで検索をするユーザーが、よく使う組み合わせを示しています。
たとえば、「パクチー」を検索すると、
【パクチーに関連する検索キーワード】として
「パクチー 和名」
「パクチー 料理」
「パクチー 通販」
「パクチー 臭い」
「パクチー 効能」
などの組み合わせキーワードが並びます。
これを見るとパクチーに関連してユーザーが調べたいと思っていることがわかり、ブログの記事のタイトルも浮かんできます。
「パクチーって何語?? 世界各地のパクチー事情」
「根っこ、茎、葉っぱと捨てるところがないパクチーを活用した簡単料理レシピ」
「実はデトックスに最強らしい。驚くべきパクチーの効能」
などのタイトルで記事を書くのはいかがでしょうか。
商品としてあつかっている側にいては気づきにくい、多くの人々が知りたがっていることに対するヒントが、Googleの検索キーワードにはあふれています。
キーワードの探し方は、「自社のWEBサイトに引き込むための正しいSEOキーワードの調べ方とは」の記事で詳しく説明しています。ぜひご覧ください。
Googleの「〇〇に関連する検索キーワード」からユーザーが知りたがっていることにマッチする記事のタイトルを思いついたら、実際に執筆するスタッフとともに検討してみましょう。
そうすることで、より幅広い知見が重なり合い多くのタイトルが生まれてきます。
事業に関連する別の言葉でも「関連する検索キーワード」を洗い出し、それにマッチするタイトルを作っていきます。
それらのタイトルをストックしていくことで、ブログの全体像が見えてきます。担当者を決めて実際の執筆をしていきましょう。
タイトルはスタッフブログの肝です!
上手にタイトルを付けることでアクセス数を伸ばすことができます。
良いタイトルの付け方は「アクセス数を増やすスタッフブログ記事のタイトルの付け方」をご覧ください。
ビジネスのブログである以上やってはいけないこともあります。
例えば、ビジネスドメインとかけ離れた内容について書くことがそうです。
飲食店なのにスポーツや芸能をテーマにした記事を書く、加工業なのにラーメンのブログを書く、などです。
それらは、書き手が書きたいことであって読者が知りたいことではありません。
ビジネスにつながるお客様を集めることができませんので、無駄な記事になってしまいます。
リソースを無駄遣いするとともに、Googleの評価を下げることにもなります。
信頼性の低い内容についてもGoogleは低品質なサイトとみなして検索順位を大きく下げる傾向があります。
専門的で正しい情報を書くことに努めましょう。
スタッフブログの記事を書く際には、3つのポイントがあります。
です。
ひとつ目、スタッフのキャラクターについては、あまり下品にならないように気をつけながら、それぞれの書き手の性格が現れるような現象を目指しましょう。
専門分野に特化し、「ネジのことならなんでもわかるネジ・ボルト博士」「野菜の気持ちがわかるベジ担当」など、スタッフの特徴を示すキャッチコピーを付けるのもよいでしょう。
次に、記事の正確性は、よく調べていないことやうろ覚えの知識を書いてしまうのは致命的です。
わからないことや自分流の独断の内容を打ち出すのはやめ、専門書などで随時確認しましょう。
そして最後に、事業者のこだわり。
それは企業の理念や経営者の考え方に即すということです。
料理に関する記事も、オーガニックにこだわっている、地産地消にこだわっているなど、お店の特徴がうかがい知れる記事にすることでお役立ち知識のブログであるだけでなくお店のPRになります。
ブログには、事業の告知情報を掲載することもあります。
新製品のリリース、イベントやセミナーの告知、セール、パーティ、周年イベントなどさまざまな告知記事があるでしょう。
そのような告知やキャンペーンの記事も、読み手が読みたいと思うお役立ちコンテンツにすると、断然価値が上がります。
例えば、読者にとっては何の関心もないような社内旅行の報告記事を書くとしましょう、
自転車販売会社が青森県に社員旅行に行ったという内容を記事にしたい時に、どうすれば読んでもらえる記事になるでしょうか?
「社内旅行で青森県に行きました」
という内容では、内輪向けのつまらない記事だと想像できますので、好き好んでクリックするユーザーも少なくなります。
それを
「レンタルサイクルで巡るご青森県の厳選パワースポット10ヶ所〜社員旅行編」
のようなタイトルの記事に変えてはいかがでしょう。
都道府県名とパワースポット、縁結びなどの組み合わせキーワードで検索するユーザーの行動に接点を設けることができます。
きちんと自社事業である自転車にも関連しています。
このような転換は、少し考える作業がありますので手間がかかりますが、単に内輪向けの記事を書くより効果的です。
スタッフブログの目的はあくまでも集客。
内輪のネタや日記の要素は必要ありません。
読み手が読みたいと思う記事を書き続けることが訪問者の多いブログに育てるコツです。
更新を優先してしまうために行き当たりばったりになりがちなスタッフブログですが、そのままではお店や会社のファンにしか届きません。
インターネットの広大な海から、役立つコンテンツを求めてくるユーザーをいかに獲得し、問い合わせや予約に結びつけるか。
そのためには、計画的な運用が必須です。
事業に関連するキーワードから読者が知りたいことを探し、書く内容はを決め、決めたスケジュールにしたがって執筆する体制が必要です。
コンテンツマップを作成するのがお勧めです。
話題になるようなお役立ち記事ができるようになれば、SNSでも拡散されるようになり、会社やお店の認知向上にも役立ちます。
さっそく、記事の内容を決めて書き始めましょう!