アクセシビリティ重視のウェブ制作

チャコウェブ

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なぜ「わかりにくい文章」になるの?原因を知り、良い書き方に改善する方法を解説

「この文章、何を言っているのかよくわかりません」
「読みづらいので書き直してもらえませんか?」

このようなフィードバックを受けてしまうと、落ち込んでしまいますよね。

それでも大丈夫。こういう時こそ何が良くないのか突き止めて改善するチャンスです。
まだまだ伸びしろがあるということでもあります。

やみくもに書き続けるより、「わかりにくい文章」の原因を知り、改善する方法を知れば、「わかりやすい文章」に早くたどり着けるようになります。

今回は「わかりにくい文章」になってしまう原因を紹介していきます。予防と修正にお役立てください。

 

1.わかりやすく書くために、わかりにくい文章の原因を知ろう

わかりやすい書き方を知るほかに、「わかりにくくなってしまう原因」を知っておきましょう。
「何が良くないのか」理解しておくことの強みは、予防ができること、修正ができることです。

書きながら自分の文章がわかりにくい書き方になっている時、素早く気付けるようになります。予防効果です。

書いた後も、自分で読み返してわかりにくい箇所を修正できるようになります。

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2.伝えたいことがはっきりしていない

そもそも、この文章は何を伝えようとしているのか?
文章を書く目的は何なのか。
書き手自身がはっきり決めていなかったり、理解していなかったりします。
このような時、文章は迷子になります。羅針盤がないのです。

何を言いたいのか理解しにくく、ぼんやりとした文章になってしまいます。

  • なぜこの文章を書くのか。
  • 何を伝えるために書くのか。
  • 誰に伝えるための文章なのか。
  • どうやって伝えようとしているのか。
  • 読み手に何をして欲しくて文章を書くのか。

指針を決めるとブレがありません。

 

3.読み手の事を忘れてしまう

伝えたいことは決まっているけれど、読み手のことをほぼ意識することなく書いた結果、伝わらない文章になってしまうことがあります。

ぽんぽんと思いつくままに文を綴っていくうちに、結局何を言いたいのかわからないものになるイメージです。

会話でも、話始めたけれど結局何を言いたかったのかわからないこと、ありませんか?
文章でも似たようなことが起こります。

「ただ書きたいだけ」の文章もあるのですが、ビジネスには適しません。

 

3-1.わかりやすく書くことは「気配り上手」になること

基本的に、文章は誰かに伝えるためにあります。
文章はコミュニケーションに使う方法の一つ。受け取る存在がいるのですね。

わかりやすく書くことは、気配り上手になることでもあります。
気配り上手は、読み手を意識しながら書きます。
伝えるために、気配りをするのです。

「この表現は伝わるかな?」「誤解される書き方になっていないかな?」
目に見えていなくても、読んでくれる人のことを考えながら書くことを意識してみましょう。

 

4.一文が長い

書き出しから句点「。」までの一文が長くなっている文章は、複雑でわかりにくくなりがちです。
おおざっぱな目安で言えば、3行を超えたら「長い」と考えて良いでしょう。

一文の中にたくさんの情報が入っていると、読み手は理解が難しくなります。
前半、中盤、後半で、書かれている内容が違うことがあると、混乱してしまいます。

 

4-1.「~ので」「~ですが」は、文を無限に継ぎ足してしまう危険ワード

「~ので」「~ですが」は、延長コードのようにどこまでも文を継ぎ足しができてしまう危険な言葉です。

話しているときにも良く使う言葉ですから、つい使いたくなってしまいますよね。
しかし、どこまでも長くしていくと、読むうちにわけがわからなくなりがち。多用するのは気を付けましょう。

実は、たいてい「~ので」「~ですが」を入れた箇所で文は一度区切ることができます。
このことを覚えておけば、「~ので」「~ですが」を使って書いた後からでも簡単に修正ができます。

 

4-2.一文一意を心がけよう

わかりやすく書くなら、「一文一意」を意識しましょう。
句点「。」までの一文に、意味を一つだけ入れて区切る方法です。

短く区切ると、意味を誤解するような表現は起こりにくくなります。

 

5.「主語と述語のねじれ」が起きている

主語と述語が正しく対応していない。これが、「主語と述語のねじれ」が発生している状態です。

上の例文を読むとストレスを感じませんか?読み手に負荷をかけてしまうのですね。
もっと長い文で主語と述語がねじれている文章は、理解が難しくなります。

主語と述語がねじれるのは、以下のような原因が考えられます。

  • 主語と述語の係り受けが正しくない
  • 能動態と受動態が使い分けられていない
  • 主語がはっきりしていない
  • 述語が消えている

読み返すときに「主語はどれ?」「述語はどれ?」「この主語はどの述語にかかっているのかな?」と確認してみましょう。

 

6.専門用語を多用している

専門用語が出てくると、一般の読み手には理解できない文章になってしまいます。
「専門用語」というだけあり、専門知識を持つ人が知る言葉のため、一般的な言葉ではないからです。

「専門用語が出てきた途端、読む気力がなくなってしまった」
「専門用語ばかりで何を言っているのかわからない」

このような経験をしたことがあるかもしれません。あなたが書く文章でも同じことが起きているなら、読み手も「わからない」と感じているということになります。

専門の業界向けでない限り、専門用語は控えるのが得策です。
一般向けの文章は、簡単な言葉に置き換えましょう。

 

6-1.簡単な言葉で説明しよう

簡単な言葉で説明するのは難しい、そう感じた時に思い出すのが、著名な科学者であるファインマンの言葉です。

高校生レベルの知識層に説明して伝えることができなければ、その人は科学を理解しているとは言えない。
科学者 リチャード・フィリップス・ファインマン

グッときます。
実際に、ファインマンの授業はとてもわかりやすかったと評判だったと読みました。

振り返りの際に、この言葉を思い出してみませんか?

 

7.結論がわからない

ビジネスの場面では、「結論は何か」わかりやすい文章にします。
結論のない文章は、読んだ人にとっては空回りや期待外れな気を感じる文章なのです。

自分では結論を書いているつもりでも、読み手に伝わっていないケースもあるでしょう。
このような時は「結論は〇〇です」とはっきり書くようにして、明示することで解決できます。

また、結論は出来るだけ最初に述べるのがおすすめです。
ミステリー小説ではないので、最後のほうまで結論を引っ張られると、読むのを止めてしまうこともあります。

読み手は「先に結論を知りたい」と願っています。

「結論が先」は読み手への気配りです。

 

8.まとめ

文章を書く人にとって、相手に伝わるように書くことは永遠のテーマのようでもあります。
ここまで書いてきた私ヤマ編集長も、まだまだ修行中の身。

「うまく書けないなぁ」と悩んだり、「あの人の書く文章のように書けるようになりたいなぁ」と憧れたり、満足できるレベルにはまだまだ到達していません。

同じく「文章をうまく書けるようになりたい」人と同じ悩みを抱える者同士、自分が持っている知識をシェアして向上できればいいなと願いながら書いてみました。

同じことを書いていても、「読みやすい文章」「読みにくい文章」で受ける印象は大きく異なります。
この記事が「わかりやすい」「読みやすい」「伝わる」文章に、一歩でも近づくお手伝いができれば本当にうれしく思います。


          この記事を書いた人        
ヤマ編集長
株式会社Cyber Cats ブログ編集長。ウェブディレクター、コンテンツ発信サポーター
ブログを9年間運用してきた経験から実践的なアドバイスを得意とし、コンテンツ発信を活用して企業の価値を高めるサポートをしています。
400件を超える中小企業のホームページ制作に関わり、SEO、コンテンツマーケティング、ライティングの知識を使ったコンテンツ制作で利益につなげる制作ディレクションと利益獲得のアドバイスをしてきました。
ウェブの情報発信力を存分に活用する考え方を基礎からお伝えし、運用能力を身につけていただくお手伝いをしています。
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