ブログを9年間運用してきた経験から実践的なアドバイスを得意とし、コンテンツ発信を活用して企業の価値を高めるサポートをしています。
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わかりやすい文章を書くコツを探している人は多いと思います。このブログでも、書き方についての記事は人気があります。
文章の良し悪しでコンテンツの品質が左右されることを実感されている方が多いということですね。
今回は「わかりやすい」文に着目して2つ解説していきます。
鍵となるのは
・理解しやすさ
・見やすさ
です。
わかりやすい文は、読み手がすんなりと理解しながら読み進めるため離脱を防ぐことができます。
わかりやすい文章を書く簡単な方法は、一文を短くまとめることです。
書き出しから句点「。」までが長すぎると、情報量が多く意味を理解するのが難しくなってくるからです。
例えば、丸い大きなワンホールのケーキをそのまま食べるのは「食べづらい…」と感じますよね。そこで食べやすい大きさに切り分けて食べる人が多数だと思います。
文章でも同じことがいえます。適切な長さに区切ることで理解を助け、読みやすい文章にすることができるのです。
【悪い例】
リコピンとはトマトやスイカなどに含まれる赤い色素の名称でありカロテノイドの一種で、強い抗酸化作用を持つ物質であり、この抗酸化物質は老化やがん、動脈硬化などを引き起こす活性酸素の発生を抑制したり除去したりする働きをします。
【良い例】
リコピンとはトマトやスイカなどに含まれる赤い色素の名称です。カロテノイドの一種で強い抗酸化作用があります。
抗酸化物質は、老化やがん、動脈硬化などを引き起こす活性酸素の発生を抑制したり除去したりする働きをします。
内容は同じでも、短く区切りをつけている文のほうがわかりやすいと感じませんか?
それでは具体的に一文を短くするコツをご紹介していきます。
詰め込み過ぎは良くありません。一つの文に入れる情報量を少なく減量してみましょう。
長い文を書いてしまったら、意味の切れ目を探します。意味が切れている所で句点「。」を打って短い文に分けていく作業がおすすめです。
「~ので」「~が」など接続助詞を多用すると、文が長くなりがちです。接続助詞は前と後の語句をつなぐ働きをします。一文の中に接続助詞を使い過ぎて長くなっていないかチェックしましょう。
箇条書きを文章の中に取り入れると、わかりやすさが向上します。並列して述べる事柄や順序がある事柄などは箇条書きにしてみましょう。
直感的に見やすくなり読み手の理解を助けてくれます。
【箇条書きなしの例】
ウォーキングには「肥満予防」「減量」「健康の維持」「ストレス解消」などさまざまな効果が認められています。
【箇条書きを取り入れた例】
ウォーキングにはさまざまな効果が認められています。
順序がある事柄は、数字を振った箇条書きにすると格段にわかりやすくなります。
【箇条書きなしの例】
目玉焼きの作り方は、フライパンを熱して油を薄くひき、玉子を割り入れます。水少量を加えたらふたをして、玉子が好みの固さになったら出来上がり。火を止めて皿に盛ります。
【箇条書きを取り入れた例】
目玉焼きの作り方
わかりやすい文を書くためのコツとして、取り入れやすい技術2点を紹介しました。
・一文を短くし、意味を理解しやすくする。
・箇条書きで直感的な理解を促す。
他にもわかりやすく書く技術はたくさんあります。しかし、今回紹介した「一文を短く」を実践するだけでもぐっとわかりやすい文章にすることができるはずです。
大切なことは、読み手のことを考えることです。
「こういう表現はわかりやすいかな」
「この部分は意味を誤解しやすいから丁寧に書こう」
など、読み手を意識しながら文章を作成してみましょう。「ユーザーエクスペリエンス(顧客体験)」は文章においても向上させられることを実感できると思います。
今は様々な場面で「文章力」が求められていますよね。まずはわかりやすい文章で魅力的なコンテンツにしましょう!