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どのような会社であっても、自社の強みを見つけて磨きをかけていくことは大切です。
強みをお客様に伝えると、あなたの会社の良さに共感したお客様が契約や購入をしてくれるようになるからです。
「問題点は見つかるけれど、自社の強みがよくわからない」
「強みを見つけて、集客に活かしていきたい」
「理念、ビジョンやミッションを策定するために自社の強みを見出したい」
このような方向けに、自社の強みを見つけたい方のために、3ステップで見つける方法をご紹介します。
もくじ
マーケティングを成功させるには、自社の強みを理解することが第一歩となります。
自社の強みを伝えることがマーケティングだからです。
ホームページでも、自社の強みを伝えることが大前提です。
お客様や取引先はあなたの会社の特徴を知り、購入や依頼を検討します。
逆に、こう考えてみましょう。
強み、特徴がよくわからない会社を「素敵だな」「ぜひ購入したい」と思うでしょうか?
そうは考えないのが大多数なはずです。
人は、予想以上に感情で決める性質を持つもの。
少しでも良い感情を引き出された商品・サービスを選びたいのは自然なことです。
そこで有効なのがマーケティング、というわけです。
マーケティングという言葉は、さまざまな場面で使われ、意味も広くなっています。
ここでは、
「お客様が、あなたの商品・サービスを喜んで自然と買ってくれる仕組みづくり」
と定義したいと思います。
自社の強みをベースにマーケティングしていくと、あなたの会社を理解してくれる人が増えます。
「こういう理念がある会社と取引したい」
「この会社の取り組みに共感したので、応援のつもりで商品を購入したい」
「こういう会社で仕事をしたい」
このように、共感が人を動かす原動力となるのです。
ずばり、あなたの商品・サービスを選ぶ決め手となるからです。
どこでも似た商品・サービスがあふれている今。
「どこを選んでも同じなのでは?」
と思われがちですよね。
その中で強みを伝えることは、他社、ライバルとの違いが見えるようになります。
それがコンセプトやブランディングに繋がっていきます。
お客様は、商品・サービスを選ぶ際、後悔したくありません。
後悔しないために、さまざまな比較をしています。
選ばれる決め手となるのが「強み」なのです。
ホームページでも、自社の強みを伝えます。
なぜなら、取引先候補のホームページを見る際、強みがわかりやすい会社ほど選ばれる傾向にあるからです。
そして、強みを基本にすると、ホームページの原稿を作成しやすくなります。
以上を心掛けると、ありきたりにならず、心に残るホームページへと近づきます。
自社の強みは「ここは安心できそう」など、お客様が価値を感じることが大切です。
運送会社の例
スタッフ全員の心と体の調子を整え、独自のシフト調整をしています。
整備士による車両チェックを毎日念入りに行っています。
介護施設の例
入居者の方の好奇心を刺激し、自立を支援するために、さまざまな分野の「教室」を開いています。
地域の方と協力し、放課後の児童受け入れでお年寄りと子供たちの交流の場を作っています。
美容室の例
美容師との会話が苦手な方にも配慮した落ち着ける空間を作っています。
パーソナルカラー診断を利用して、お客様に合う髪色を一緒に探します。
「日々まじめに取り組んでいるけれど、強みを考えたことがない」
「うちは、それほど特徴があるとは思えないけれど、強みなんて見つかるの?」
大丈夫。
きっと見つけられます。
強みは、普段は気が付かないところにあることが多いものです。
まず、分析する作業をします。
他と比較してみたり、客観的に捉えなおしたりして、気付きをとにかく書き出してみましょう。
ここでは、分析して書き出す作業オススメ2選をご紹介します。
フレームワークが合っている方にオススメなのが3C分析です。
この分析は、自社の強みの発見以外にも活用できます。
3C分析は、3つの視点から分析を進めていく手法です。3Cは以下3つの頭文字をとって付けられています。
顧客の特徴やニーズを掘り下げていきます。
競合他社を見ていきます。
何社かピックアップしてみましょう。
自社を客観的に見ていきます。
フレームワークという枠組みが苦手な場合、形式に当てはめずに自社を見つめることをしてみましょう。
頭の中であれこれ考えて終わるのではなく、書き出してみます。
いろいろな質問を投げかけてみるのがオススメです。
このような問いに答えていくと、客観的に自社を捉える視点に切り替わります。 当たり前に行っている業務の中に、工夫や知恵を使っていることや、心を込めている事柄が見えてきます。
ひとりで考えこまず、スタッフに聞いてみると、新しい気付きがあります。
例えば、お客様と接している人は、お客様の反応や、お客様が自社に決める瞬間を見ています。
どのような話をした時、もしくは行動した時に自社の良さが出るのか見えてくるでしょう。
その他、製造工程にいる人には、彼らのこだわりを実感できるかもしれません。
人知れず品質の良さを支えている場面を、お客様に知ってもらえる機会となります。
「なぜ自社を選んだのですか?」
率直に、お客様に聞いてみましょう。
お客様は、価値を感じたからこそ選んでいるはずです。
言葉の端々に、あなたの会社が持つ強みが隠れているはずです。
分析して書き出したものは、あなたの会社を表しています。
ぼんやりとしか認識していなかった、自社の良さや特徴が見えてきたのではないでしょうか?
新しい発見があったかもしれません。
その中から、強みとして扱えそうなものを抜き出してみましょう。
抜き出したものを、自社の強みを言葉で表現します。
大切なのは、お客様が価値を感じる表現にすることです。
社内の業務効率を改善して、納期に遅れないシステム運用をしているとします。
「システム運用が強みです!」と言われても、お客様はメリットを感じません。
「納期を確実に守り、安定した商品・サービスを提供します」
一例ですが、このような表現に変えると、お客様に安心してもらうことが出来るのではないでしょうか。
あなたの会社から商品・サービスを提供されるとき、どのような良いことがありそうなのか。
お客様の視点から考えてみましょう。
自社の強みは、カッコいい言葉にこだわる必要はありません。
あまりに高尚な言葉を使うと、お客様から距離感があるなぁと感じられてしまいます。
自社らしさが表現できれば、やさしい言葉でも問題ありません。
むしろ親近感があって素敵に見えることもあるはずです。
そのような強みはまったくないのに、創り出してしまうことも要注意です。
実際の商品・サービスとかけ離れた言葉を強みとして訴えていると、どうなるでしょうか?
「全然違った」と感じたお客様からの不信感を呼ぶことになります。
クレーム、悪評につながってしまいます。
「このような商品・サービスでありたい」と目指すということなら、かけ離れた言葉にせず、今の自社の状況に合う言葉にします。
そのうえで、目指すビジョンに向かっていきましょう。
そのうちに、強みとして伝えても問題ない時期がやってくるはずです。
自分のことを知るには、他と比較することで「違い」に気付くようになります。
一歩引いて客観的に見る機会を作ってみましょう。
掘り下げてみていくと、気付かなかった「良さ」が見えるようになります。
ステップ1:自社を客観的に見てとにかく書き出す
ステップ2:書き出したものから、強みになりそうなものを選ぶ
ステップ3:お客様の視点で言葉にする
定期的に、強みを洗い出ししてブラッシュアップするのもオススメです。
そして、自社の強みを見つけたら、SNS、ホームページで伝えていきましょう。
きっとお客様からの共感を呼ぶ存在になっていくはずです。