ホームページは持っているけれど、そこから集客できているかというと「そうではない」企業も多いのではないでしょうか?
不動産会社の多くが、ホームページを効果的に使えていないために十分な集客ができていません。
なぜなら、ほとんどの不動産会社が「効果的なオンラインプレゼンスを高める方法」を理解していないからです。
成功するためには、効果的なオンラインプレゼンスが不可欠です。
その中核を成すのが、魅力的で効果的なホームページの存在です。
不動産業界においてのホームページは、単なる名刺以上の役割を果たします。
ホームページの良し悪しで、あなたの会社に問い合わせをするかどうかが決まるほど業績を左右する存在となります。
この記事では、不動産会社がホームページを通じてどのようにして顧客を引きつけ、ビジネスを成長させることができるのかを解説します。
お役立ち資料 集客できるホームページ作成の方法を解説
コンバージョンに差がつくトップページの作り方をご紹介
1.なぜ不動産会社にホームページが必要なのか?
1-1.信頼性の確立
一般的に、不動産の取引は高額です。
時には人生を左右する決断が求められるかもしれません。
ですから顧客は、信頼できる不動産会社かどうか、あらゆる方法で調べようと行動します。
ホームページで最も重要な役割は、信頼性の確立です。
「ネットで検索して出てこない会社は信用できない」と言われるほど、公式ホームページは信頼の基礎となっています。
ホームページを見て、この会社は信頼できるかどうかを判断する人が増えた現代において、ホームページのプレゼンス力は非常に重要になりました。
1-2.不動産会社には不安だらけなユーザーを安心させる必要がある
不動産会社を利用するタイミングは、人生でもそれほど多くない人が多いもの。
つまり、普段は接点がないのでユーザーは不安だらけなのです。
そんな時、不動産会社のホームページでしなければならないのは不安材料をできるだけ取り除くことです。
あなたの顧客はどんな不安や悩みを抱えているでしょうか?
これまで経験してきた「お客様の悩み」ポイントを列挙して、一つ一つ解消するようにコンテンツを作成するのが集客への近道となります。
2. 不動産会社のホームページ制作のポイント
2-1. 自社のメインサービスは何かを真っ先に伝える
「不動産会社」といっても、提供する主なサービスはさまざまです。
自社が取り扱っている事業、メインのサービスは何なのか、ホームページで真っ先に伝えましょう。
ターゲットとなる顧客に見つけてもらうためにはただ「私たちは不動産会社です」と名乗るだけでは不十分です。
売買をメインにしているのに、賃貸の相談ばかり増えては困りますよね。
- 建売住宅の販売
- 戸建て住宅の売買
- マンションのリノベーション売買
- 賃貸
- マンション管理
- 法人向けテナント取り扱い
2-2. 特徴と強みをわかりやすく伝える
ホームページを作成する時に、自社がどのような強みを持っていて、顧客が抱える悩みをどのように解決できるのかを伝えます。
- 大手では断られるような物件でも対応している
- 家賃の交渉から親身になって対応する
- 物件購入時に将来的なプランニングまでアドバイスしている
- 大手では非公開の物件を数多く手掛けている
- リフォーム、リノベーションから一気通貫で対応できる
デザインをカッコいいものにすることには意識が行くけれど、顧客にどのようなメリットがあるのか伝わらないホームページを作成してしまうことです。
デザインは重要ですが、顧客は意外とデザインを重視していません。
困っている時には、デザインよりも「何をしてくれる会社なのか」これらの情報のほうが大事だと思うのは当然です。
2-3. サービスを提供している地域を伝える
サービス提供エリアは不動産会社のホームページにおける基本です。
地名を明記しましょう。
地域についての詳細を紹介すると、引越し客にとっては有力な情報となり喜ばれます。
商業施設や学校、病院、交通情報など、土地勘のない方に向けてのアドバイスをしてくれると、不安な思いを抱えている人には安心材料となります。
また、SEOやMEOの側面からも地域情報は重要です。
2-4. 会社紹介コンテンツを充実させる
ホームページで差がつくポイントの一つに「顔の見える会社」かどうかがあります。
さらりと作ってしまいがちですが、会社概要のコンテンツにも力を入れましょう。
会社概要を無味乾燥に作っているホームページは、人間味を感じられません。
チャコウェブでは、できるだけ代表者やスタッフさんの笑顔の写真を掲載するよう勧めています。
「代表者や会社スタッフさんの顔写真があったから信用できた」と他社と迷っている時に、このようなちょっとしたところで差がつくからです。
- 理念やミッション・ビジョン・バリュー
- 代表者のあいさつ、顔写真
- スタッフの紹介や仕事の様子など
- 事務所外観や内装
- 沿革
- アクセス情報
- 会社概要
2-5. 取引の流れを紹介する
取引の流れを載せるメリットは2つあります。
1つ目は、どのように取引が進むのか、プロセスがわかると全体を把握できるようになり、安心します。
2つ目は、取引の流れがわかることで「取引完了後の自分」をより具体的にイメージでき、顧客は前向きに検討することができます。
簡単なステップを紹介し、ユーザーが行動したくなるような土台を作りましょう。
2-6. 物件情報を紹介する
物件情報を紹介したい時には、顧客が求める情報はどのようなものか、ピックアップしてから決めていきましょう。
物件の魅力を伝えるには、その特性や利点を詳しく説明します。
物件情報を載せる際の注意点として、「必ずこまめに更新する」ことが挙げられます。
鮮度の高い情報発信が必要となるからです。
また、一般的に物件情報を公開するタイプのホームページは費用が高めになったり、管理費が高くなったりします。
予算に応じて柔軟に決めていきましょう。
知識や経験が豊富なホームページ制作会社を選ぶことも重要です。
2-7. 事例やお客様の声を紹介する
販売実績やリノベーション工事のビフォーアフターなど、具体的な事例を紹介します。
また、インタビューや感想を書いてもらうなど、こつこつとお客様の声を掲載することもオススメです。
取引が成立したお客様の生の声を載せると、顧客はより安心してくれます。
- どんなことで悩んでいたのか
- なぜ自社を選んだのか
- どのようなサービスが良かったのか
お客様の声をいただくようにしていると、サービスの質も向上していきます。
良好な関係を築いてサービスを提供するために反省点や改善点が見えてくるからです。
今まで感想をもらったことがない場合でも、これから増やしていきましょう。
3. コンテンツ発信、SNSを活用して集客の窓口を増やす方法
現代の不動産市場では、SNSがきっかけで不動産会社の認知度をたかめ、顧客との関係を深めることができます。
チャコウェブも「Instagramの投稿がきっかけでマンション購入を決めた」という事例を見ています。
Google検索を経由するのではなく、SNS内で検索して情報を収集する人が増えているため、集客窓口としてもSNSは重要な場所となりました。
3-1. どのようなコンテンツを発信するのかを決める
不動産会社が発信できるコンテンツは豊富にあります。
テキスト情報、画像や動画情報、さまざまな届け方に対応できるので、自社がどのような発信をするのか方針を決めましょう。
- 物件情報を画像や動画で発信
- 物件を決める際のポイントについて解説
- 地域の周辺情報を紹介
3-2. プラットフォームを決める
不動産会社はコンテンツ発信できるネタが豊富な業界です。
ブログ、X(旧Twitter)、Instagram、YouTube、TikTok、メールマガジンなど、どのプラットフォームで発信していくのかを決めましょう。
自社の潜在顧客が見ているのはどこなのかを調べてみるのが近道です。
3-3. コミュニケーションを大切にする
コンテンツ発信は接客です。
情報を一方的に発信するのではなく、コミュニケーションを大切にしましょう。
- 質問受付やコメントを受け付ける
- コメントには必ず返信する
- DMには必ず返信する
コミュニケーションを活発にしていると、ユーザーとの関係が深まっていきます。
このように、ユーザーと良好な関係を築いているアカウントは配信される確率も高くなり、徐々に認知度が上がるアカウントに成長します。
3-4. 反応がなくても続ける
先ほどはコミュニケーションを大切にと説明しましたが、反応がすぐに来るとは限りません。
実際には、かなり無風状態が長く続きます。
けっこう辛いものですが、ここで止めてしまうとすべて台無しです。
しばらくは何の反応もないアカウントをコツコツ運営し続けることになりますが、ここで続けた人だけが根を張り、やがて目が出るのです。
気長にやりましょう。
4. MEOでGoogleマップからの集客経路を作る
Googleマップで事務所の情報を管理していますか?
もしオーナー登録がまだなら、ぜひGoogleビジネスプロフィールに登録しましょう。
Googleマップ上の情報を充実させ、ホームページURLとリンクさせることで、集客経路をさらに増やすことができます。
5. まとめ
不動産会社におけるホームページは、普段の事業をさらに加速させる信頼獲得の重要なツールという存在です。
大手や地域でも大きい不動産会社とは違い、小規模な不動産会社ほどホームページで手を抜きがちです。
今なら競合に差を付けるチャンスがまだまだあります。
お客様に安心して依頼を任せられるホームページを作り、ビジネスを成功させましょう。