「AIに御社を勧められたので問い合わせました」
実際に、チャコウェブでいただいたご相談で言われた言葉です。
1件ではなく、ここ2ヶ月で複数このようなケースがありました。
これまで「GoogleやYahoo!で検索して探す」という行動が当たり前でしたが、今やその流れが確実に変わってきています。
AIで検索して探す人が増えているということです。
この流れは今後加速していくだろうということは、容易に予想できると思います。
「じゃあ、どうすればいいの?」
「AIのことはイマイチわからなくて、自分が遅れている気がしてこわい」
このように不安を感じる方もいるかもしれません。
大丈夫です、基本はこれまでと変わりません。
今回は、中小企業がこれからAI検索に対応しながら集客していくためにはどうすればいいのかについて解説していきます。
1.「AIで探す」時代に入っている
冒頭で述べた通り、調べものをするときには検索エンジンではなくAIで調べる人が増えてきました。
AIでの検索は、自分の探したいニュアンスを細かく指定しやすいという点でキーワード検索が基本となっている検索エンジンよりも優しいイメージがあります。
まさに「こういうことを知りたい」というピンポイントな要求にフォーカスして結果を提示してくれるからです。
「●●で▲▲に強い会社を探して」
このような具体的で細かい指定にも答えてくれるAI検索は、今後使われる場面が増えていくでしょう。
かねてから、SNSだけで調べものをする人が増えているとされていますが、さらにAIが「検索の場所」として追加されたことになります。
2.AIが拾った情報の中に自社の情報が入るかどうかが重要になる
検索エンジン対策だけしていれば良かった時代は終わり、新たな段階に入ったことをまず認識しましょう。
つまり、AIが拾った情報の中に自社の情報がなければ、最初から候補にすら入らないということになります。
では、AIに拾ってもらうにはどうすれば良いのでしょうか?
答えはシンプルです。
「オンライン上に、きちんと自社の情報を発信する」
ただそれだけです。
3.これまで通り「情報発信する企業が強い」ことは変わらない
AIが検索して情報を収集するのは、ネット上からです。
ですから、自社についての情報をネットで発信することがAI検索で拾われる第一歩。
あなたの会社について、自社で積極的に情報発信していますか?
ネット上にどのくらいの情報があるでしょうか?
調べ方は簡単、まずChatGPTやGeminiなどを使って自社が手掛けている事業について検索してみましょう。
「●●をやっている会社を10社挙げてください」
このような聞き方で構いません。
いくつか調べてみて、自社の情報が出てくるかどうかチェックします。
出てこない場合、AIはその事業であなたの会社の情報を見つけられていない可能性が高いといえます。
まずは情報を出すことから始めましょう。
出てくるが、正しい情報ではなかった場合、正しい情報を認識してもらえるよう、自社ブログ等で発信を引き続き展開していきます。
4.AIに拾われる情報発信の整備は、基本を整えること
AIに拾ってもらう情報発信は、難しい技術は必要ありません。
しかし、「量」と「質」が必要です。
- ホームページで自社の事業や理念、企業情報を丁寧に載せる
- 自社ブログで商品・サービス、自社について情報発信する
- SNSで鮮度の高い情報をこまめに発信する
これらは、どれも目新しいことではありません。
5.「人が読む情報」がAIにも選ばれる
AIは単にキーワードが詰め込まれた記事ではなく、「人の役に立つ情報」や「読者に寄り添った内容」をしっかり見ています。
- お客様からよくある質問に答える記事
- 自社のこだわりや取り組みを紹介する内容
- 専門的なサービスの分かりやすい説明
- 実際にあった自社スタッフの体験エピソード
これらも、特に新しいことではなく、何年も前から言われ続けていることですね。
検索エンジンやAIを向いて情報発信するのではなく、ユーザーに向けて情報発信をしていけば良いのです。
6.まとめ
情報発信をしていない会社は、今後ますます「存在していない」も同然の扱いになってしまうかもしれません。
検索エンジンもAIも、拾える情報の中からしか答えを出せないからです。
だからこそ、あなたの会社の魅力や強み、日々の取り組みを「言葉にして届けること」がとても大切です。
情報がなければ、AIも何も伝えてくれません。
これからは「信頼される会社」は、情報を発信している会社。
このような認識は広がっていくのではないでしょうか?