ブログを9年間運用してきた経験から実践的なアドバイスを得意とし、コンテンツ発信を活用して企業の価値を高めるサポートをしています。
400件を超える中小企業のホームページ制作に関わり、SEO、コンテンツマーケティング、ライティングの知識を使ったコンテンツ制作で利益につなげる制作ディレクションと利益獲得のアドバイスをしてきました。
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ホームページのドメインを取得する時、どのメールアドレスで登録するのがベストか知っていますか?
ホームページ情報をどのように管理をするか、仕組みづくりをしていますか?
ホームページのドメインやサーバーは、誰が管理しているか把握していますか?
「なんとなく、あの人が知っているはず…」
もし曖昧な管理をしているなら、黄色信号です。
更新ができずにホームページの表示がされなくなってしまうなど、危険が出てきます。
今回は、ホームページを準備する際に決めておくべき管理についてと、用意しておきたいメールアドレスなどの情報について解説します。
どのような情報を管理して、何が必要なのか知っておけば、ルール作りは簡単にできるはずです。
ルール作り自体は簡単。
決めておくだけで、安心度が大きく向上します。
これからホームページを作成する方は、ぜひ今のうちにさっとルールを作ってしまいましょう。
安定した運営とトラブル防止のために、ぜひご参考になさってください。
もくじ
「ホームページに関連する情報の管理は、会社で取り組もう」
この意識を大切にしてルール作りをしてほしい。というのが今回の記事でもっとも伝えたいことです。
どういうことでしょうか?
ホームページは会社の資産だからです。
無くすと痛手を負います。
セキュリティ管理が行き届いていないことで、信用を下げてしまいかねません。
情報の管理は会社でやりましょう。
このように書くとシンプルなのですが、意外と実現していません。
担当者個人に任せきりにして、その担当者が辞めた途端にホームページの管理ができなくなる悲劇を何度も目にしてきました。
今では信頼を左右する存在となっているホームページですので、情報を大切に管理していきたいですね。
会社で管理するホームページ関連の情報には、以下のようなものがあります。
会社でどのように管理するか、仕組みづくりをするときに参考になる「決めておくこと」「用意すること」を挙げてみました。
誰が管理して、どのように保管するかを明確にしましょう。
「誰がホームページの情報を知っているかわからない」
「どのメールアドレスをどこに登録しているのかわからない」
「どこに情報が保管されているのかわからない」
このようなトラブルを防ぐことができます。
ホームページ関連の情報は、日常的には使うものではありません。
だからこそ「必要な時」に情報を取り出せるようにしておく、管理の仕組みづくりが重要です。
ホームページ準備をするとき、契約や登録に個人のメールアドレスや電話番号で登録してはいけません。
もし、今の時点で個人のメールアドレスを使用しているなら、会社の管理用メールアドレスを用意して変更することをオススメします。
ホームページ管理でよくある失敗に、ちょっとネットに詳しい社内の人に全部を丸投げしてしまうことがあります。
ルール化していないばかりに「個人のメールアドレス」で登録してしまうことがあります。結果、その個人に管理を依存してしまう構造ができるのです。
「担当者の個人メールアドレスで登録していたら、担当者が辞めて情報がわからなくなってしまった…」
「社長や専務の個人メールアドレスで登録したはずが、どのメールアドレスで登録したのか忘れてしまってログインできない…」
上記のようなトラブルは頻繁にあります。
をルールにしてしまいましょう。
「ドメインやサーバーのことはよくわからないから、制作会社に管理を依頼したい」
実は、こちらも安全なわけではありません。むしろトラブルの種になるケースもあります。
年に何度か、上記のようなトラブルでご相談いただきます。
安全に管理と取引をしてくれる会社だと判断できれば依頼は問題ありません。
必ず事前に確認されることをオススメします。
最悪の場合、せっかく築いてきたホームページドメインを手放し、ゼロから作り直すことになってしまいます。
ここまで見てくると、ホームページ運営に欠かせないのが「メールアドレス」です。
安全に運営するためにも1つのメールアドレスですべてを運営するのは危険です。
登録先の目的に応じていくつか用意しておきましょう。
ポイントは以下の通り。
たかがメールアドレスと思われるかもしれませんが、会社で何年も使い続けることを想定すると、何でも良いとは思えません。
使い続けやすいメールアドレスを用意しておくと、本当に管理が楽になりますよ。
準備しておくと良いと思われる管理用メールアドレスを紹介していきます。
会社でホームページを管理するためのGmailアカウントは、ぜひ作成しておきましょう。
主に、以下の登録管理に使用するのが目的です。
この他にもアクセス解析など、Googleはいろいろなホームページ管理ツールを提供しています。
Yahooメールでも構いません。ただ上記のようにGoogleのサービスを利用することが増えているため、Gmailを会社用に作成しておくメリットがあります。
「ドメイン・サーバーの取得や契約はプロバイダのメールアドレスではダメ?」
というご意見もあるかと思います。
プロバイダーのメールアドレスは、契約先を変えると使い続けるのが難しくなります。
Gmailアカウントを主軸にすると、プロバイダを変更しても影響はありません。
ホームページのメールフォームやお客様とやり取りをする公式メールアドレスを指します。
こちらは取得したドメイン(ホームページアドレス)のメールアドレスを使うのがオススメです。
例:〇〇@〇△□〇◇.com
ドメイン・サーバーの取得後に作成し、設定できますのでぜひ活用しましょう。
会社でSNSアカウントを作って発信するなら、SNS運営用にもGmailを作成しましょう。
ホームページ管理用のGmailでも良いのでは?
と考えるかもしれませんが、安全な運用を考えると別々に運用するのがおススメです。
そして、できれば会社のSNSアカウント運営用にスマートフォンを用意すると良いでしょう。
SNSに登録する電話番号も、できるだけ個人の番号を利用するのは避けたいからです。
保管する場所を決めるルール作りを推奨しますが、バックアップは複数、別々の場所で保管するようにしましょう。
例えば、1つのパソコンだけに保管しておくと、そのパソコンに何か異常事態が起きてしまうと、データも消えてしまいます。
「会社の資産は大切に守ろう」の意識で備えをしておくことが大切です。
ドメイン・サーバーの管理はできるだけ会社で行うことを推奨していますが、注意したいのが契約更新です。
更新期限が切れてしまうと、ホームページは消えてしまいます。
せっかく培ってきたホームページの実績が無くなるのは非常に残念なことです。
自動更新にしたり、スケジュールに登録したりと、忘れないように設定しましょう。
更新時期が近付くと、ドメイン・サーバー各サービスからメールで通知が届きます。
ドメイン・サーバーの管理画面で「キャンペーンなどのお知らせは受け取らない」設定もできます。
重要なメールだけを受け取る設定にするのもオススメです。
ホームページに関する情報管理と聞くと、難しいことのように思われるかもしれません。
しかし、必要なことと決めておくことを知っておけば、ルール作りも管理も意外と楽にできるものです。
一番危険なのは「わからないから誰かに丸投げ」してしまうこと。
管理が雑になり、ホームページが消えてしまったり、情報が漏洩してしまったりするトラブルが発生すると、会社の信用も下がってしまいます。
だからこそ、ホームページは会社の資産として大切にしましょう。