本気でコストを下げて、安くホームページを運用したい人なら、迷わず月額費用がかからないホームページ制作をおススメします。
ポイントはこれだけです。
- ドメインとサーバーの料金だけで維持する
- 文章や写真は自分で更新する
そして得られるメリットは以下の通りです。
- ランニングコストを究極に節約できる
- 予算に余裕が生まれるため他の経費に回せる
- 自社管理で自由に利用できる
- ホームページをブラッシュアップしながら、さらに集客力をつけていく
今回の記事は、ホームページはビジネスの信用にかかわるからプロに依頼して作りたい、でも運営費はできるだけ予算を抑えたい方におススメです。
月額の料金がかからないホームページ運営をうまくやっていく方法について解説していきます。
1.「月額費用をかけない=放置」ではない
この記事を読んで、できるだけ月額にかかる費用を抑えたい方にまずお伝えしたいのは、「月額コストをカットする」ことを放置することと同じと考えて欲しくないという点です。
ホームページは、制作して公開直後から改善の段階がスタートします。
公開してからのユーザーの反応を見ながら改善していけば、集客や営業の効果を高めていけます。
しかし、何もしなければそれなりで終わってしまいます。
「ホームページを持っていても、大して役に立っていない」
このような事態は、役に立つようにホームページを活用していないことが原因なのです。
月額費用をかけずに運営するということは、他者に依頼する作業を自社で行うことが前提です。
作っただけで効果抜群のツールは存在しないように、いかに活用するかにかかっています。
また、長いこと放置してしまうと、セキュリティ面で弱くなっていくことがあります。
ハッキング被害に遭ってしまえば、金銭面、信頼面での損害が大きいため、かえって損失が拡大しかねません。
後で説明していますが、メンテナンス費用は必要経費として予算に組み込むことをお勧めします。
2.基本的にはホームページの維持に必要なのはドメインとサーバー
一旦ホームページが出来上がると、その後の維持に最低限必要なのは「ドメイン」と「サーバー」にかかる費用です。
通常、ホームページ制作会社にドメインとサーバーの管理を依頼すると月額5,000円から30,000円かかります。
毎月5,000円とすると、1年間で60,000円かかる計算です。
しかし、今は契約も更新も簡単にできるようになっています。
制作会社に任せずに自分でやってしまいましょう。
では、ドメインとサーバーはいくらかかるのでしょうか?
2-1.ドメインの料金
ドメインとは、ホームページアドレスのことです。「〇〇.com」
1年間で数百円から数千円程度で独自ドメインを持つことができます。
ドメインは会社によって質が違うものではありません。
どこの会社を選んでも良いでしょう。
サーバーの選択のほうが重要ですので、レンタルサーバーと同じサービス会社にすると管理も楽になります。
2-2.サーバーの料金
サーバーはホームページのパフォーマンスや維持に影響があります。
高すぎても安すぎても良くないため、自社に合うサービス会社を選びましょう。
- 安全性が高い
- スピードが安定している
- 自動バックアップなど、いざという時の安心なサポートがある
- 問い合わせ対応が手厚い
- 手ごろな価格
とにかく安い点だけで選ぶとトラブル時に非常に困ることもあります。
サーバートラブルはホームページが消失することにつながりかねません。
安さより上述した安全面やサポート面を優先しましょう。
できるだけ安くしたいなら、契約期間を長めにすること。
契約期間に応じて金額が変わるサービス会社が増えています。
契約期間を長くすると、ぐっとトータル費用が安くなりますので、安定して運営するなら長めの契約がおススメです。
長くそのサーバー会社と付き合うことになりますから、安さだけではない「安全」や「サポート体制」が重要になってくるというわけです。
いざ自分で契約するとなると「自分で管理できるのかな?」と思うかもしれません。
専門用語に混乱してしまいそうですよね。それでも大丈夫です。
制作会社やサーバー会社の人にサポートしてもらったり、手順マニュアルを見たりすればあっという間に契約できます。
しっかりホームページをアップしていれば、普段の管理で特にやることはありません。
自分で管理してしまえば、ドメインとサーバーの契約費用だけでホームページを維持できます。
2-3.ドメインとサーバーの契約の更新は簡単にできる
ドメインもサーバーも、契約の更新はほぼ手間がかかりません。
更新時期が近付くとメールが届くので、案内に従って操作して入金すれば完了です。
クレジットカードによる自動引き落としにすれば支払い忘れの心配もありません。
3.自社管理で自由に利用できることの重要性
「自社管理で自由に利用できる」とはどういうことでしょうか。
- ドメイン・サーバーの契約主体が自社になっている
- ホームページの権利主体が自社になっており、作り替えを他社に依頼できる
「お金を払っているのだから、当然自社で自由に使えるのでは」
そう思うかもしれませんが、契約によっては自由にできないケースが存在します。
もし、月額費用がかかっている契約をされているなら、今すぐ次のことを確認なさってください。
- ドメインを引き渡してくれるのか
- 今のホームページのデータを引き渡してくれるのか
引き渡し不可能、もしくは引き渡しに別料金がかかると言われた場合は要注意です。
なぜならリース契約に近い条件で契約している可能性があるためです。
リース契約のような条件の場合、その会社との契約を解除するとホームページが消えてしまうこともあります。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
「初期費用無料?」悪質なホームぺージ制作会社にご注意
ホームページを新しく作り替える時に、以前とは別の会社に依頼したいこともあるでしょう。
その時に、ドメインはそのまま利用したいですよね。
ドメインを引き渡してくれないと、ブランドとして定着したドメインを使えなくなってしまいます。
ドメイン・サーバーの管理を自社で行うようにおススメするのはこのような理由もあります。
4.自分で更新できる環境にすればホームページ更新費用もかからない
維持費用の他にコストを下げられるのが更新費用です。
月額費用がかからないホームページ制作会社にはいくつかあります。
選ぶポイントとして自分で更新ができるかどうかも確かめてみると良いでしょう。
ちょっとだけの変更にも更新費用がかかったり、たまにしか更新しないのに月額費用に更新費用が含まれていたりすることはありませんか?
よく耳にするWordPress(ワードプレス)は、ブログ感覚で文字や写真を入れ替えられ、基本的な更新は自分でできるようになります。
この2つを自分で更新できるようなら十分です。
あとは専門技術が必要な時だけ更新費用を支払って業者に依頼すれば、無駄な費用が発生しません。
ここで間違えないようにしたいのが、プロに依頼すべき箇所は依頼したほうが良い点です。
費用をかけたくないばかりに自分で作業することで、ホームページが崩れたり、不具合が発することがあります。
費用をかけるべきところ、自社で賄えるところのメリハリをつけ、ホームページを保ちましょう。
4-1.「すべて自分で更新できるようにしたい」なら自作がおすすめ
「絶対に費用をかけたくない」
「すべて自分で更新できるようにしたい」
このような時には、依頼はせずにWixなどを利用して自作するのがおすすめです。
プロに依頼すると、どうしても専門技術を多用することになり、自分で操作するには難しい構造になるからです。
5.なぜ月額料金が存在するのか
そもそも、どうしてホームページの維持に月額料金がかかるのでしょうか?
理由はインターネットが普及し始め、ホームページというものがまだ貴重だった時代にさかのぼります。
その時代は紙媒体が主流でした。
インターネットに関する知識どころか、パソコンの扱い方もわからない人が多かったのです。
当然ホームページに関する知識は今のように広まっていませんし、ワードプレスのような簡単に更新できるシステムも存在していませんでした。
そのため、ドメインの取得やサーバーレンタルの手続きは難しいものとされていました。
専門性が高いために、すべて制作会社に任せるのが普通とされていたのです。
今でもその習慣が残り、管理をすべて預かる代わりに月額費用を受け取る会社は多くあります。
ただし、今はドメインとサーバーの契約は簡単にできますし、専門知識がなくてもホームページを更新できる便利な時代です。
昔のように月額費用にこだわる必要はないというのが私たちの意見です。
5-1.月額料金をかけるべきなのは、どういう運用をする時か?
もちろん、月額費用を取る会社が詐欺なわけではありません。
月額料金を支払う正当な理由はあります。
- 専門知識と技術を持ったプロによる保守管理で、安定してホームページを維持する
- 集客や売り上げに貢献するため、ホームページをこまめに改善する
- 定期的なデータ分析をして改善の提案をくれる
- マーケティングサポートをしてくれる
- どうしても自分では更新の時間が取れないため、外注が必要
「プロに任せたほうが安心できる」
「ホームページの更新作業は丸投げしたい」
「本格的なマーケティングは外注したい」
「動的なシステムを導入しているから社内では手に負えない」
このようなホームページの運営スタイルをする場合は、月額費用を支払い、運営や管理を依頼します。
逆に、以下のようなスタイルであれば、維持費は最小限にしても問題ありません。
- ホームページは年に何度か更新するくらい
- 基本はブログかSNSで情報発信するのがメイン
- 問い合わせフォームがあるくらいで、難しい保守管理はいらない
6.メンテナンス費用はケチってはいけない
ここまでは、いかに毎月のコストを下げるかについて説明してきました。
しかし、 削ってはいけない重要な費用があります。
それはホームページのメンテナンス費用です。
情報を更新するだけではなく、システムもアップデートが必要です。
- PHP
- WordPressなどのCMS
- メールフォーム など
ホームページは、そのままにしていると古くなっていきます。
一方で、 ホームページを置いているレンタルサーバーは日々アップデートをしています。
今こうしてサクサク快適にネットを楽しめるのは、こうした日々のアップデートのおかげなのですね。
ホームページもITの進化に合わせてアップデートをしないと不具合が出てきます。
サイバー攻撃の危険にさらされることもあります。
半年に一度か、少なくとも1年に一度は最新の状態にアップデートをしましょう。
6-1.なぜメンテナンス費用は削ってはいけないのか
メンテナンスを怠っていると、ホームページの表示がおかしくなったり、安全性が守られなかったりと不安定な状態になります。
- 不具合が起きやすい
- セキュリティが低くなりハッキングなどサイバー攻撃を受けやすくなる
- 見た目が悪くなり、ユーザー体験を損なってしまう
- 信頼低下を招き評価が低くなってしまう
公開している以上、最低限のメンテナンスは欠かせません。
6-2.アップデートはできるだけ技術のある人に依頼する
自分でアップデートをしても良いのですが、出来る限りプロに任せたほうが安心です。
アップデートの時にはプラグインなどの不具合が発生しやすいため、対応しきれなくなるからです。
一度エラーが起きてしまうと、元に戻すのは困難です。
予算をかけたくないと自分でやって失敗すると、最初からすべて作り直しが必要になることもあります。
そしてこまめにバックアップを取っておきましょう。
レンタルサーバーは、 自動バックアップ機能が付いているサービスをお勧めします。
6-3.メンテナンスをすることが長期目線ではコストを下げる
メンテナンスをしていると、長期的にはコストパフォーマンスが良くなります。
ホームページの保全状態を良くすることができるため、不具合対処やハッキング攻撃による損害を防いでいるからです。
改ざんやウイルスを混入されるなど、ホームページがサイバー攻撃に遭うと、アクセスするお客酒屋取引先にも被害が出てしまうこともあります。
ホームページを修正復旧するだけではなく、様々な対応に追われることになるので損害が大きいのです
費用を抑えてホームページを運営したい方には何度もお伝えするのですが、安全面には気を配ることが結果として費用対効果が高まります。
7.3年から5年後にはリニューアルを予定に入れておく
いくらメンテナンスをしていても、 ホームページはどうしても古くなってしまいます。
3年から5年後周期でリニューアルするのがオススメです。
デザインの鮮度が落ち、全体のプログラムを作り直した方が良い時期がやってくるからです。
そのため、リニューアルの予算を想定しておくのが良いでしょう。
8.まとめ
月額費用のかからないホームページについてご案内しました。
ホームページの月額費用をかけないことで、時代の変化に対応してホームページを作り替えたり、一部変更を加えたりする費用に余力が出てきます。
他の予算に費用を回して事業に生かすこともできるでしょう。
低コストでホームページを運用するならトータルの費用で考えることが大切です。
毎月の支払いは大した金額ではなくても、総額で見るとかなりのコストになっていることはよくあります。