ブログを9年間運用してきた経験から実践的なアドバイスを得意とし、コンテンツ発信を活用して企業の価値を高めるサポートをしています。
400件を超える中小企業のホームページ制作に関わり、SEO、コンテンツマーケティング、ライティングの知識を使ったコンテンツ制作で利益につなげる制作ディレクションと利益獲得のアドバイスをしてきました。
ウェブの情報発信力を存分に活用する考え方を基礎からお伝えし、運用能力を身につけていただくお手伝いをしています。
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あなたはホームページの依頼について、こんな悩みを抱えていないでしょうか。
・ホームページの制作を業者に依頼したいけれど、どこを選べばよいのか迷ってしまう…。
・制作会社の料金がバラバラで、基準がわからない…。
・知り合いがホームページを制作会社に頼んだらトラブルになったらしい。どこに依頼すればいいのやら…。
ホームページの制作は
ことから、評判が悪い業者もたくさんいます。
今回はそういった評判が悪い業者を避ける上で注意したい4つのポイントを紹介していきます。
「ホームページ制作の依頼をしたいけれど、悪いうわさもたくさん聞くからためらうなあ」という人は必読の記事です。
もくじ
ホームページの制作に関する費用、管理費だけでなく、どちらがホームページを持つことになるか、納得できるまで確認しましょう。
業者のなかにはホームページやサーバー、ドメインの所有権を依頼主に渡さないところもあります。
そういった業者は制作後に揉めることが多いので、避けるのが良いと思います。
「お金を支払っているのに所有できないって、どういうこと?」
と疑問に思われるかもしれません。
実は、リースという形でホームページを貸し出す契約があるのです。
5年契約で初期費用無料など、数年単位で契約するケースによくあります。
ホームページは貸し出されているものを利用していることになり、持ち主は制作会社ということになります。実際にはソフトや何らかのものを渡され、リースとしているようです。
また、ホームページのリニューアルやチラシを作るときに、これまで使っていたホームページのコンテンツをそのまま使おうとすると、業者に「そのまま使わないでください」と言われることもあります。
契約終了時に、これまでずっと支払いをしてきたにもかかわらずホームページを削除されるケースがあります。途中解約でなくてもこういったケースはあります。
サーバーとはホームページを設置する場所のことです。
ドメインが住所、サーバーが土地だとイメージすると、ホームページは家といえるでしょう。
サーバーがなければホームページを作っても入れる場所がないため表示されず、ないのと同じことになってしまいます。
このサーバーの所有権が依頼主にないと
というときに、業者に連絡してサーバーを変更しなければならないので、面倒です。
トラブルに発展することが多く、簡単には変えられないケースをよく見かけてきました。
乗り換えの時に高額な手数料を請求されることもあります。
また、ホームページ制作会社が倒産などの理由でなくなってしまい、連絡が取れなくなると、どうしようもありません。
サーバーの所有権が依頼主にある場合は、サーバーを変えたくなったら自分の手で変えられるので、そういったことは起こりません。
ドメインとはホームページのURLが
https://www.chaco-web.com/
だった場合、「chaco-web.com」のところを指します。
ここがなければホームページはアクセスできません。
所有権が業者にある場合、乗り換えるときに引き渡し拒否、もしくは多額の請求をされることがあります。
最悪の場合ホームページを失います。
ドメインはブランドにとっても大切で、できるだけ変えないことが理想です。
それを失ってしまうと、またゼロから再スタートしなければならないというデメリットも発生します。
ホームページ、サーバー、ドメインの所有権については、契約書を隅々まで読んで確認しましょう。それに関する表記がない場合は、契約書の書き直しをしてもらいましょう。
それでも所有権について明確な回答が得られない場合、その業者との契約はお断りするべきです。
上記と近いケースです。注意が必要なのは、3年や5年といった契約を結び、ホームページの制作から管理までしてもらう場合。
以下についてチェックしましょう。
制作する前に解約について想定しないのはごもっともです。
しかし、業務の変更、急な状況の変化に対応するため、ホームページを一新したり解約が必要になったりすることはあるものです。
2020年のコロナ禍によって急激に世界が変わりました。思い返すと、変化に対応するスピードが大切なことがよくわかります。
特に注意が必要なのは5年と長い契約のケース。
5年はITにとっては長い時間です。技術や常識が大きく変わります。
過去、このように半年から1年以内にスピード対応を求められてきた背景があります。
その際に対応してくれるかどうかは必ず確認しましょう。
毎月の管理費を支払うのが良いか、いつか訪れる変化に対応するため、予算を蓄積しておくのが良いか考えてみても良いかもしれません。
制作費と、3年から4年にわたって使い続ける運営費、この合計がトータル費用です。
一度制作したら3年から4年は使い続けるものと考えておくと良いと思います。
まずは制作の初期費用と、運営全体に関わるトータル費用を算出してもらいましょう。
ホームページは、消耗品ではありません。
数年間、運営していくため、制作費用の他に運営費用がかかります。
後ほど説明するように、自分で運営して管理運営費を抑える方法もあります。
とはいえ、重要なことは「作ったら終わり」という認識から脱して、ホームページは運営を想定しながら考えることです。
このように考えてみて、管理運営の内容と金額に納得できるところに依頼します。
一方で少し増えている印象なのが、制作会社に頼らず運営したい方の存在です。
私たちCHACO-WEBは、月額費用はいただいていません。
できるだけ自社管理ができるような体制を推奨しているためです。
簡単にできる機能とサポート体制を作り、方法などはすべてお伝えしながら自立運営を目指す方に向いています。
また、制作中に「こんな風にできないか」とアイディアが湧いてくることもあります。
制作会社が想定していない作業が追加されると料金が追加になることがありますから、事前に、どういう作業に追加料金がかかるのか、問い合わせをしておくと安心です。
なぜ自立型の人が増えているかというと、会社からの情報発信が大切になってきたことと、スピード重視になってきた傾向があるからです。
後でご紹介する事例のように、一次情報を自社発信にすると、ホームページを通じて信頼を得ることができます。
制作会社に更新作業を依頼すると、どうしても時間がかかります。
連絡をしてから相互確認し、作業が反映するまで、2週間ほどかかることもあるでしょう。
急ぎでの依頼となると、別途料金がかかるケースもあります。
時代がスピード重視となった今、更新を反映するスピードはおろそかにできません。
お知らせなど、ちょっとした文字情報の更新くらいであれば、自分で作業したほうが早いケースが多いのではないでしょうか。
また、現在はWordPressなど、コードの知識がなくても更新できるホームページが増え、以前より制作会社を頼りにしなくても良い状況になったことも影響しています。
今は、情報は隠すものではなく、できるだけ自ら発信することが喜ばれます。
しかも、できるだけ早く情報を開示することがポイント。
ホームページで迅速に情報発信をして信頼を得たお客様の事例をご紹介します。
2020年のコロナ拡大で大きな不安が世の中を覆っていた際、社員が感染したことが発覚したA社は、メディアの報道より前にホームページで情報を公開しました。
その後も、検査状況や消毒に関する対応など、積極的に情報を更新し続けます。
「ホームページを見ればA社の状況がわかる」ことで、一次情報が常にホームページという状況をつくりだしました。
利用者、関係者に安心をもたらしたようで、不安に思った人からのクレームや問い合わせ対応も予想より少なかったといいます。
迅速に自ら情報発信をすることが、多くの人を安心させる良い例なのではないでしょうか。
自社運営メインにするか、制作会社に運営を依頼するかは、向き不向きがあります。
「どうしたいか」考えて選べると良いですね。
ホームページはさまざまな役割を担うことができます。
目的に合わせて作り上げていくことで効果を発揮します。
お互いにホームページの目的を確認しながら提案してくれる会社を選ぶのがおススメです。
「業種の典型に当てはめる」のではなく、あなたのホームページをどうするかを考え、目的の実現に向かってくれる会社だからです。
「〇〇業種なら3日後にデザインをお見せできます」
など、業種を聞いただけで作成するホームページは、一見業種に会う制作を見繕ってくれるようで、実のところ目的を考慮していないといえるかもしれません。
実績は必ず確認しましょう。
そして、安定した業績を残している会社かどうかを確認しましょう。
確認方法は、情報発信をしているかどうか。
今の時代、ウェブ関連の事業をしている会社なら、積極的な情報発信をすることは普通となっています。
どのように情報発信をしているかチェックすると、会社の雰囲気や人となりが見えてきます。
また、実績を見ることで、自分のホームページがどのような雰囲気になるかイメージの助けにもなります。
逆に、このような会社は選択肢から外してよいでしょう。
ホームページ制作の見積もりをする際、スマートフォン対応が基本に含まれている会社を選びましょう。
今やインターネットを使っている人の半分以上がスマホだけでネットを利用しています。スマホ対応はデフォルトで必要です。
LINE社が半期に一度行っている定点調査(2022年上期)では、「スマホ」でのインターネット利用者は全体の96%、日常的なインターネットの利用環境は、「スマホのみ」の利用が最多となっているデータが出ています。
70歳代でも半数以上がスマホを利用するに至りました。
データの引用:LINE:〈調査報告〉インターネットの利用環境 定点調査(2022年上期)
現在は、「レスポンシブデザイン」と言い、画面の大きさに合わせてデザインが変化するホームページの作り方が主流です。
スマホ対応をデフォルトで行わない会社は、時代の変化に対応できていないと考えて良いのではないかと思います。
先にも述べましたが、ホームページを始めとしたウェブに関する技術は、日々移り変わります。変化に対応する力がある会社かどうかもチェックポイントだと考えます。
ホームページの制作を業者に依頼するときは、
の6点に気をつけ業者を選べば、トラブルを未然に防ぎ、運営や予算を納得できるものにできます。
自分がどのようにホームページを運営し、活躍させたいのか、方針を考えてみましょう。
ホームページを依頼する前に、予算をどのように立てるべきか作成費用について知っておくのがおすすめです。