「ホームページを作ろう」
そう考えた時、何を基準で制作会社を選びますか?
金額の手頃感だけで選んでしまい、「なんとなく不満が残った」経験はありませんか?
ホームページは事業者には不可欠なもの。
つまり、インターネット上の顔と言って良いほど重要な存在です。
今回は、失敗しないホームページ制作会社の選び方を丁寧にご紹介します。
あなたの最適な会社に出会うきっかけとなるよう、ご活用ください。
「とりあえず聞いてみよう」 の前に決めておく大事なこと
自分に合う会社に出会うために、提案してもらう準備をしよう
最適なホームページ制作会社と出会い、 依頼をするために「上手に提案をしてもらう準備をする」 のがコツです。
「よくわからないから、とりあえず 聞いてみよう」
と、まっさらな状態でお問い合わせをしたくなるかもしれません。
しかし、 制作会社にとっても 判断基準がないと提案がうまくいきません。
あなたの会社に最適なホームページが何なのか、 制作会社に伝える必要があるのです。
ひと手間で 結果は大きく変わります。
準備をしてから問い合わせをしましょう。
なぜホームページを作りたいのか、何をしたいのか言語化する
あなたに必要なホームページはどのようなものか、決めていく最初の段階です。
制作会社が判断しやすくするためにも、最適なホームページを作るためにも、 このステップは欠かせません。
- ホームページを作ろうと考えたきっかけ
- どういうことをしたいのか
- ホームページで達成したいことは何か
ホームページを作る目的を言葉に出して整理しておきましょう。
予算と納期を決めておく
ホームページの予算は3年使い続けることを見越して考える
ホームページの制作と運営、メンテナンスにかけられる予算をトータルで考えましょう。
ホームページは、一度作れば3年から5年は使い続けます。
作って終わりではないため、メンテナンスにもある程度は費用がかかります。
公開している間はずっと働き続けてもらう存在となりますから、ないがしろにできません。
安ければ良いというものではなく、長期的な視点で考えましょう。
かける予算は、事業の段階やホームページをどのように活用するかによって変わってきます。
制作会社の料金は、 作り方やサービスの範囲によって数十万から数百万、1000万円を超えるなど、とにかく大きく異なります。
制作料金を載せていない会社が多いのは、作る内容によって大きく料金が変わってしまうからです。
納期の考え方
納期は余裕を持って見ておきましょう。
伸ばせない期限がある場合は先に伝える必要があります。
ホームページ制作は数カ月から半年、規模が大きければ1年かかることもあります。
「2週間で作りたい」
などスピードをとにかく求める場合には、スピード対応が可能なホームページ制作会社を探してみましょう。
ただし、品質にこだわるのは難しくなると思います。
ひとまず急ぎで制作し、半年後にリニューアルするなども視野に入れて計画するのがオススメです。
制作会社のホームページを見る
ホームページが充実しているかどうか
ホームページ制作会社が、自社のホームページをきちんと充実させているのか判断します。
必要な情報をしっかり公開する姿勢があるかどうか見極められるからです。
- どのような会社なのか
- どのように制作を進めていくのか
- 実績を適切に載せているか
- 得意な制作分野は何か
コンテンツを大切にしている会社という味方もできるかもしれません。
デザインの良さだけで判断しない
カッコいい動きやデザインだけで判断してしまわないように気を付けましょう。
ホームページの良さは美しいデザインだけではないからです。
カッコいいデザインは、誰もが憧れます。
しかし、ホームページを訪れるユーザーにとっては、デザインは二の次です。
何度も訪れるうちに飽きてしまうこともあるでしょう。
ホームページは、自己満足で終わってはいけません。
本来の目的を達成するためにはどう作るのか、達成できる会社かどうかを考えましょう。
ホームページに書かれていることに納得できるか
ホームページ制作会社は、会社によって制作のスタイルや方針を持っています。
まずはホームページを見て、共感や納得できるかどうか判断しましょう。
コンテンツ作りがとても重要な時代になりました。
ホームページできちんとスタイルを説明している会社かどうかも判断基準にできると考えられます。
制作会社が発信しているコンテンツを見る
ホームページ制作会社が発信しているブログやSNSを見てみましょう。
コンテンツ発信に力を入れている会社は、マーケティングにも明るい可能性があります。
自社のメディアで実践しているからです。
制作の仕方だけではなく、運営方針が見えるのはこのような情報発信ではないでしょうか。
制作実績を見る
制作実績を見て、自社の目的を達成できそうかどうか見てみましょう。
デザインの良し悪しはもちろんですが、使いやすい作りになっているか、問い合わせや申し込みがしやすいかも重要なチェックポイントです。
ユーザー目線で見てみます。
制作会社の提案を見る
こちらの希望を掘り下げて提案してくれるかどうか
こちらの希望を取り上げて、その通りに仕上げれば、良いホームページになるわけではありません。
ホームページの制作については、 制作会社の方がプロです。
プロの視点から、あなたの会社が希望していることをさらに掘り下げて考えてくれるかどうか、見てみましょう。
ユーザーの視点から説明してくれるか
ホームページを使うのは ユーザーです。
良い制作会社は、 常にユーザーのことを考えています。
それなりにキレイに作ればよいなら、どこに依頼してもある程度は実現できます。
ユーザーから見た良いホームページについて、考えてくれる会社を選びましょう。
制作後の運営に関することまで想定した提案かどうか
ホームページは作って終わりではありません。
作った後に、どのように運営していくのか示してくれる会社を選びましょう。
運営方針が自分の会社に合っているかどうかも確認が必要です。
- 軽微な更新は自分でできるのか
- ドメイン やサーバーの管理は自分でできるのか
運営は重要なポイントです。
きちんと話をしながら納得できる会社を選びましょう。
お役立ち資料 ホームページ作成からマーケティングのことまでよく分かる
これだけあれば安心な、ホームページ制作時のチェックリストです。慣れないホームページ制作をスムーズに進めるためにお使いください。
制作会社との相性を見る
コミュニケーションがスムーズかどうか
制作プロジェクトの間は、頻繁にやり取りがあります。
コミュニケーションしやすい相手かどうかは、重要な判断基準となります。
自社の担当者と制作会社の担当者が、プロジェクトをスムーズに進められるよう、お互いに協力できるようにしたいものです。
制作スタイルや進め方が自社に合うか
制作会社によって、進め方や制作スタイルは異なります。
あらかじめ進め方については確認しておきましょう。
制作の進め方がマッチしていないと、プロジェクトを進めるのが難しくなります。
依頼する側も意外とやることがあります。
自社の事業に関わるホームページを作るため、完全に任せきりに出来ないからです。
- スケジュールの組み方
- 打ち合わせは対面がメインか、オンラインがメインか
- 原稿や写真をどのように用意するか
- 情報提供の方法
制作後のフォロースタイルが自社に合っているか
制作後のアフターフォローはどこまで行ってくれるのかを確認しましょう。
予算をどこまでかけるかにもよりますし、頻繁な更新が発生するかどうかによっても変わってきます。
場合によっては一定期間の管理を依頼したほうが良いこともあります。
また、コンサルティングを依頼して、改善しながらマーケティングに力を入れる方法もあるでしょう。
それほど動きがないホームページなら、必要な時に依頼して対応してもらう形式でコストを下げられます。
自社の運営方針と照らし合わせて選びましょう。
まとめ
ひと言でホームページと言っても、役割が変われば適切な制作会社も変わります。
正直、ウェブのことはわからないことだらけな方が多いと思います。
しかし、金額だけで決定してしまうと、長く運営するホームページにも影響します。
お客様や取引先から信用を得るホームページにするために、長い目で見て考えてみることが大事です。