ブログを9年間運用してきた経験から実践的なアドバイスを得意とし、コンテンツ発信を活用して企業の価値を高めるサポートをしています。
400件を超える中小企業のホームページ制作に関わり、SEO、コンテンツマーケティング、ライティングの知識を使ったコンテンツ制作で利益につなげる制作ディレクションと利益獲得のアドバイスをしてきました。
ウェブの情報発信力を存分に活用する考え方を基礎からお伝えし、運用能力を身につけていただくお手伝いをしています。
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オウンドメディアは重要なマーケティング方法として注目されています。
このような悩みがあるなら、オウンドメディアはオススメです。
チャコウェブでも、オウンドメディアを通じてご連絡いただくケースもよくあり、効果を実感しています。
今回は、オウンドメディアとは何なのか、オウンドメディアを作ることでどのような利益があるのかを説明していきます。
2022年6月6日追記しました。
もくじ
オウンドメディアとは、会社が持っているメディア媒体のことです。
自社が独自で運営・発信しているメディア媒体=オウンドメディア
【例】
ホームページ、ブログ、X(旧Twitter)やFacebookなどのSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)、メールマガジン、動画配信チャンネル
これらの中でもオウンドメディアといえばブログを意味することが多く、中心的存在となっています。
企業がそれらを利用して発信することは、もはや必要不可欠と言える時代になりました。
「オウンド」の言葉は英語のOwnedから来ています。(Own = 所有する、Owned = 所有された)
オウンドメディアの他には、以下の形態があります。
「ペイドメディア」(ペイド = Paid = 支払われた)
従来の広告のようにお金を払って宣伝広告するメディア形態です。
広告にお金を払って宣伝するメディア形態はなじみ深いのでイメージしやすいと思います。
「アーンドメディア」(アーンド = Earned = もたらされた)
消費者やユーザーの信用や評判を得るメディア形態です。
ブログやX(旧Twitter)の一般ユーザーの投稿が情報の発端となって、商品やサービスについての情報が広まっていくことです。
いわゆる「口コミ」もこれにあたります。
オウンドメディアを持ち、情報発信する目的は何でしょうか?
主に2つの目的を達成するためです。
潜在顧客、つまり、将来のお客様に、自社の商品・サービスを知ってもらうきっかけをオウンドメディアによって作り出します。
店を構えただけでは、周辺地域の人に知ってもらうのは難しいですよね。
同じように、ホームページ単体では、潜在顧客に認知してもらえません。
広告で集客するのは一つの方法として有効ですが、オウンドメディアはさらに窓口を増やすことができます。
広告を嫌がる人にもオウンドメディアは有効です。
しかも、お金をたくさんかける必要はありません。
オウンドメディアは、企業が考えていることを伝えるのに適したメディアです。
「思い」「熱意」「姿勢」をコンテンツにして発信することで、人からの共感を呼びます。
企業からのメッセージを見て、商品・サービス・会社を好きになってもらえるのです。
「広告を出せば売れる」時代は終わりました。
モノやサービスがあふれ、人は広告、激しい売り込みに疲れています。
代わりに、共感できるところにお金を使う流れができています。
「考え方が良いと思ったから、この会社の製品を買うようにしている」
「投稿を読んで応援したいと思った」
周囲でも、お金を使うなら共感できる会社を選ぶ人がいませんか?
具体的なオウンドメディアのメリットは多岐にわたります。
オウンドメディアのメリットは、長期的な効果が見込めるものが多いのが特徴です。
逆に、「見て購入を即決する」ような即効性を得られる集客には向いていません。
チャコウェブではいくつかのオウンドメディアを持ち、情報発信をしています。
このブログも自社で運営するメディアの一つです。
とても嬉しいことに
「〇〇の記事を見て納得しました。ホームページの見積もりをお願いします」
「YouTube動画がわかりやすくてイメージが良かった」
「メルマガの内容が勉強になって助かります」
というお言葉をいただけるようになりました。
当社のサービスや考え方にも理解してくださる方が多いのも、オウンドメディア経由のお客様の特徴です。
優良顧客が増えると言われる効果を、私たちも実感しています。
誰かが困っていて調べたいことをコンテンツとして発信すると、潜在顧客に届きます。
成約まで時間がかかったとしても、広告費をかけずに集客につながるのは素晴らしいですね。
なぜ、今オウンドメディアが注目され流行しているのでしょうか。
その理由は、オウンドメディアでは莫大な広告費をかけることなく宣伝できる点にあります。
即効性はないですが、ずっと利用できますし(自社のメディアですから)、ユーザーに向けて直接伝えたいメッセージを発信できる点も大きなメリットです。
自社メディアとして育てられれば、信用を高められ価値の大きいメディアを永久的に持ち続けられるのです。
バナー広告などのペイドメディアは、手広く認知度を上げられて即効性があります。しかし、継続するにも規模を広げるにも、企業にとっては莫大な広告費がかかります。
伝えられる内容が限られ、ネットユーザーへの訴求効果も薄いです。
また、アーンドメディアは消費者にとっては一番信頼されていますが、企業側がコントロールできません。
今は、自分から発信する情報を重視する傾向があります。
マスメディアのニュース記事よりも、有名人がX(旧Twitter)やYouTubeで自ら発信する内容のほうに信憑性があると思う人は多いのではないでしょうか?
イーロン・マスク氏の投稿内容が話題を呼んでニュースになるといったように、本人の投稿を元にニュース記事が作られるという流れも起きています。
企業でも同じことが起きており、まず自社からの情報発信をしなければ注目されないのです。
オウンドメディアとして、ただ単にホームページを単体で開設していても、ダメではありませんが、それだけでは不十分と言えます。
なぜなら、基本的にホームページは「待ち」の姿勢だからです。
ホームページにやってきた人々への案内としては機能を果たしますが、集客にあたっては、「待ち」のホームページだけでは足りないのです。
大きな知名度のある会社でもない限り、ホームページだけでは見込み客の元にあなたの会社の情報は届きません。
お店を開いただけで、宣伝をしなければ知られにくいのと同様です。
SNS発信力が高まった現在の潮流からも、自社の商品やサービスを紹介する入り口であるホームページだけでなく、知ってもらう手段としてのブログやメールマガジン、SNSでの発信が不可欠であると言えます。
オウンドメディアを運営するなら、オススメなのがブログです。
記事を一つ作ると、他のメディアに応用が効きます。
一記事を書けば、削除しない限りずっと残ります。
記事が蓄積していけば、さまざまな検索ワードでヒットするようになり、お客様がアクセスするきっかけを増やせるのです。
そして、ブログ記事はSNSと相性が良いため、SNSアカウントも作成しておきましょう。
記事アップしたらSNSで紹介する流れを作ります。
検索からだけではなく、SNSからもアクセスされますし、拡散も期待できます。
チャコウェブでは、メルマガでもお客様に合わせたコンテンツをお届けしています。
「どこでブログを書けばいいですか?」
というご質問を良くいただきます。ポイントは長い目で見ること。
私たちが一番オススメしているのは、WordPressでブログを持つことです。
ブログサービスではなく、WordPressをお勧めする理由は以下の5つです。
2023年現在は、noteというブログサービスが人気です。
書きやすい、すっきり見やすいのが好評ですよね。
ただし、ブログサービスは流行り廃りがあります。
ブログ流行の初期はライブドアブログが最も利用されていましたが、徐々にアメブロに主流が移りました。
その後noteが流行を見せています。
この先何年も同じように運営されるかどうかはわかりません。実際、Yahoo!ブログなど、ここ数年でサービスを止めたブログサービスもいくつかあります。
また、突然の規約変更に影響を受けやすいという点も考慮しておくべきです。過去には規約変更により利用の制限がかかるサービスがありました。
追記:2022年6月6日
2022年5月25日、有料オンラインメディア「cakes」が8月31日をもって終了と公式アナウンスされました。
書き続けてきた記事は一切アクセスができなくなります。
参照:cakesサービス終了のお知らせ※2023年9月4日追記:ドメイン切れによりリンクを削除しました。
ここで問題とされ、話題になっているのが、「cakes」は記事のエクスポート機能がない点です。
つまり、記事をダウンロードすることができないのです。
原稿データは記事を書いたクリエイターから問い合わせがあり次第、データを渡すなどの対応を予定しているとのことです。
参照:「cakes」閉鎖後に記事はどうなる? noteに聞いた – IT media NEWS
エクスポート機能があったとしても、記事の内部リンクの修正という問題が出てきます。
例えば、「〇〇については~~の記事に詳しく書きましたので、そちらをご覧ください」
このように関連記事を紹介しても、そのままではリンク切れになってしまうのですね。
このような内部リンクは、1つひとつリンクの貼り直しが必要となります。
リンクの貼り直し作業はかなり労力が要るため、きちんと行える人は少数でしょう。
現在人気の「note」も、現在はエクスポート機能がありません。
今後、エクスポート機能を実装するかどうかは検討中とのことです。
ブログなどの記事メディアは、書いた記事が資産となっていきます。
サービス終了は、積み上げてきたものを瞬時に喪失してしまうほどの衝撃です。
せっかく集めてきたアクセス流入元としての実績が消えてしまうのは痛手ですよね。
外部サービスを利用する際に、注意しておかなければならないでしょう。
ブログサービスを使う際には「消えちゃうかも」リスクを考えたほうが良いんですよね。
せっかく溜めてきた記事が一度にアクセス不可になるのは悲しい…cakesサービス終了のお知らせ|cakes編集部 @cakes_PR |cakesからのお知らせ https://t.co/lIskGZ1vwS
— ヤマ編集長/CHACO-WEBホームページ制作 (@chacoweb_yama) May 27, 2022
※ エクスポート機能とは、書き溜めた記事をダウンロードし、他のブログメディアに移動させる機能
オウンドメディアはどういったもので、どのような役目を果たしているか、オウンドメディアの必要性がおわかりいただけたかと思います。
ペイドメディアだけで広告効果を期待する時代はすでに終わりました。
いかにオウンドメディアで自社製品やサービスをアピールしていけるかが問われているのが現在です。
オウンドメディアの真の効果を得るためには、自社ホームページだけではなく、ブログやメールマガジン、さらにX(旧Twitter)やFacebook等のSNSの発信もあわせて行い、オウンドメディアによる発信を確立させることが大切です。