アクセシビリティ重視のウェブ制作

チャコウェブ

株式会社CyberCats

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中小企業のホームページ制作で事業の価値を引き出します。良いホームページの作り方や運営の方法、集客に役立つヒントをお届けします。

飲食店のホームページで集客につなげる方法を解説。多様化する接点に対応しよう

飲食店が成功するためには、味、接客、雰囲気はもとより、数多くの人に認知され来訪いただくことが大切です。

認知を広げるためには、

  • お店の前の看板を魅力的でわかりやすい物にする
  • チラシを配布する
  • 近隣のオフィスにメニューを配布する

などが即効性の高い施策として挙げられます。

まず地域のお客様を呼び込みリピーターを作るという戦略ですね。

それらにあわせて、料理やお酒に関心の高い層を集客したり、新しいお店を探している方にアプローチしたりするためには、ネットユーザーとの接点を持つことも重要です。

では、飲食店が公式のホームページを作成する際、どのようなことに注意すれば効果的なのでしょうか。

 

飲食店を探す手段は多様化

かつてはグルメサイト、クチコミサイトに集中していました。今は多様化しており、人はいろいろな方法で飲食店を探しています。

  • Googleマップで近くのレストランを探す
  • Instagramで行ってみたくなる店を探す
  • YouTubeで旅行先の飲食店を探す

大手グルメサイトに登録しているだけでの集客は難しくなっています。
また、GoogleやYahoo!検索を使わず、SNSだけで探す人も増えています。
「これさえあればいい」とは言えなくなり「できる媒体には全部載せておく」のが正解になってきました。

参考:若者のぐるなび離れ鮮明 インスタ、Googleマップが第二勢力-日経XTREND

 

予約や問い合わせは電話以外を選択する人が増えている

飲食店の問い合わせや予約をする際、電話ではない方法を使う人が増えています。
できるだけネット予約を使い、電話は使いたくない、という方々です。

  • ホームページのメールフォーム
  • Instagram、TwitterのDM
  • LINEチャット

電話が苦手、電話をかけることにハードルの高さを感じる人が増えているのですね。
「電話しか連絡手段がないなら、他の店にしよう」
このように機会を逃さないために、受付窓口を増やしましょう。

問い合わせしやすい雰囲気づくりが必要です。

 

公式ホームページを軸に窓口を増やし、集客力につなげる

お店にとって大切なイメージやコンセプト、メニュー、旬のメニューなどを正確に伝える拠点として、公式サイトは必要です。

お店のこだわりやコンセプト、料理人の背景、スタッフが心得ていることなどは、グルメサイトや口コミでは正確に伝わりにくい情報です。

お店側が、自分たちの責任で、情報発信する拠点として、お店の公式ホームページは不可欠なのです。

 

飲食店のネット展開戦略のコツは「見つけてもらう」場を増やすこと

接点が多様化しているため、どれか1つだけあれば十分集客できる時代ではなくなりました。
何を使って調べるのかは人により異なります。
「何を使って調べてもヒットするように」するのがコツです。見つけてもらう可能性を増やしましょう。

  • 公式ホームページ
  • Googleビジネスプロフィール
  • グルメ情報サイト
  • LINE公式アカウント
  • Instagram、TikTokなどSNS
  • ブログ
  • YouTube

中心は権威性を高められるホームページとなります。
SNSで行きたい店を探す人向けにSNS情報発信、LINE公式アカウントで問い合わせや予約促進など、使い分けをしてみましょう。

お客様の強みを引き出し、共感を得るホームページを作っています。

 

お店の公式ホームページに必要な情報は?

 

基本情報を正確に丁寧に載せよう

現在有効なお店の営業時間、所在地、連絡先電話番号は正確に表現しましょう。
「当たり前でしょ?」
そう思うかもしれませんが、意外とお客様が満足するほど丁寧に載せているお店が少ないのです。

「お客様が欲しい情報は何だろう?」
「どのように説明すれば伝わるのかな?」
と、よく考えて掲載してみましょう。

ホームページも接客の一つです。

 

営業時間

現在有効な営業時間をしっかり表記しましょう。
お店側の都合や改善のために変化することもある営業時間。
営業時間が間違っていると、お店の信用に関わります。

普段の営業時間は最新の情報を提供しましょう。
また、臨時休業や年末年始の特別な営業などイレギュラーな内容の情報は、事前にしっかりと伝えましょう。

また、情報の更新年月日を記すことも大切です。
それにより、現在も有効な情報なのかどうかをお客様に伝えることができます。

 

代表電話番号

電話は、予約や問い合わせで利用されるので大変重要です。
連絡が取れる時間帯も併記するようにしてください。

 

LINE公式アカウント

今では、LINEは重要な連絡手段となっています。
電話よりも気軽に連絡ができることと、チャットでやり取りができるので、利用する年齢層も広がっています。
LINE公式アカウントを開設し、公式ページとQRコードを掲載しましょう。

 

所在地・マップ

基本情報のなかでも大切なのがマップです。

ネットで接点を持ったお客様にとって、お店は、まったく知らない街にあるかもしれません。

正確な住所を記しておけば、グーグルマップのナビゲーションを利用して来店するお客様もいらっしゃいますが、ホームページにもわかりやすいマップを掲載したほうが便利です。

グーグルマップを貼り付けることも可能です。目印になる建物などを入れてわかりやすいデザインのマップを作成しても親切でしょう。

また、駅の出口からお店まで目印をたよりに案内してみましょう。

案内例:
「〇〇駅の2番出口から出て左に進み、◇◇銀行角を曲がって3軒目、コンビニの右隣、△△ビル5階です」

お店の入り口がわかりにくい場合や、地図が苦手だという方にとっては、とても親切です。

 

支払いの方法

現金以外の支払い方法が増えていますよね。
対応している支払い方法を明記すると安心です。
その場でトラブルになることも防げます。
「●●Payが使えるなら行ってみようかな」と来店意欲につなげることもできるでしょう。

 

感染対策

感染症対策として店が実施していること、お客様へのお願いを載せましょう。

 

持ち帰りやデリバリー対応

持ち帰り対応や、デリバリー対応をしている場合は、ホームページにも案内を掲載しましょう。
「平日のランチに持ち帰りを利用してみようかな」など、利用するきっかけを作ることができます。

 

メニュー 来店した際に注文できるメニューを正確に表記する

お客様が知りたいのは、どんなメニューを楽しめるのかです。それを明記しましょう。

メニューのページは飲食店のこだわりの見せ所。お客様が注文したくなるような料理を魅力的に紹介することが大事です。

写真を使用する際は見る方のイメージを大きく左右しますので、プロに頼んだり、得意な友人に頼んだりし、クオリティの高いものを掲載するようにしましょう。

 

コースやセット、お得なメニュー

飲み会や食事会を目的としたお客様は、コースやセット、飲み放題などのメニューを確認します。
セットやコースの皿数や内容など、できるだけ詳しく書くことで、お客様がイメージしやすくなります。

飲み放題の場合は、飲み放題で頼めるドリンクが明記されていると、検討の際に参考になりますよね。

 

ランチメニュー

シーズン限定のランチメニューは、メニューの種類、セットの内容を正確に伝えましょう。
日替わりランチや週替わりランチの場合は、過去のメニューを写真入りで掲載しておき、詳しくは店頭で確認いただけるように誘導しましょう。

また、ビジネスパーソンの利用が多いので、ランチの営業時間も重要です。
ラストオーダーの時間もしっかりと記入してください。

 

レギュラーメニュー

定番のメニューはお客様に対する公約のようなものです。
価格の変更、内容の変更があった場合には、その度にしっかりと更新しましょう。

写真入りのほうがイメージしやすく、お店選びの検討に役立ちます。
写真が得意な友人に撮影してもらっているという飲食店も少なくありません。

 

季節メニュー、限定メニュー、日替わりメニュー

特別な日替わりメニューなどは、ブログやSNSを使用して情報提供しましょう。

店内でも黒板や張り紙で告知するような流動性の高いメニューは、ホームページを頻繁に更新するのは大変という方も多いでしょう。
また、ホームページの閲覧と来店の間にタイムラグがあるお客様に対しては混乱を招いてしまうかもしれません。

旬の素材を活かしたメニューやデザート、週単位や日替わりなど流動性が高いものは、基本的にお店で確認いただくようにしたいものです。

公式ホームページ上には、季節限定や日替わりのメニューがあることを明記し、参考になる過去のメニューを掲載するという方法がベストです。

 

オーダーのルールもホームページに明記

お店の業態によっては、お一人様ワンドリンク&ワンディッシュを注文いただくことや、お通しがあることなど、お店のこだわりがあるものです。
そのような条件、ルールも、事前にホームページに明記しておきましょう。

 

コンセプトとこだわりを正確に伝える

グルメサイトで伝わりづらいのが、お店のコンセプトやこだわりです。
それらは、お店の経営者や料理人の言葉できちんと伝えていくことが大切です。

お店選びでは、そのお店がどういう使い勝手なのかが鍵になります。
デート、女子会、子連れママ会、会社の飲み会などさまざまなシーンに、マッチするかどうかがお客様にとって大切な要素です。
判断材料を親切に提供しましょう。

 

コンセプト

端的なキャッチコピーで、お店の特徴を表しましょう。

「オーガニックワインと創作ベトナム料理とのマリアージュを楽しんでいただけます」
「ボリュームある最上級リブロースステーキを、リーズナブルにご提供」
「お子様も一緒に家族で楽しめる、やさしい中華料理です」

ターゲット、売りの目玉、他にはない特徴を打ち出します。

料理の写真とともに「なぜそういうお店にしたいのか」という思いを、わかりやすい文章で表現しましょう。

それにより、お客様は、お店選びの目的とそのお店がマッチしているかどうかを判断します。
一緒に来店する予定の友人や同僚にも、お店の説明をしやすくなりますよね。

 

お店の雰囲気

お店の雰囲気は、お客様の満足度を左右する大きな要素です。
グルメサイトでは料理の写真が多くを占めますので、お店の雰囲気はなかなか伝わりません。

外観写真、店内の写真、テーブルセットの写真などはもちろん、許可を頂いたお客様の食事風景スナップなどを掲載することにより、具体的にイメージできるようになります。

 

Googleビジネスプロフィールに登録しよう

Googleビジネスプロフィールには、必ず登録をお勧めします。
集客の糸口の一つだからです。
Googleビジネスプロフィールとは、Googleマップに表示される情報を管理できるサービスのことです。
ホームページを登録して誘導もできます。

自分の今いる場所をもとに、Googleマップで店を探す人が増えているからです。
店や料理の写真、メニューをアップして、情報を充実させましょう。
クチコミが増えていけば、人も増えていきます。

Googleビジネスプロフィールでは、以下のようなことができます。

  • 無料で利用できる
  • Googleマップの表示を管理できる
  • ホームページアドレスの登録
  • 電話番号の登録
  • 正しい位置情報に調整
  • 営業日、営業時間の登録管理
  • クチコミの管理、返信
  • メニューの管理
  • 写真のアップロード
  • 持ち帰りやデリバリー対応の表示

 

SNSを利用しよう

「SNSで飲食店を探す」層が広がっていると言われます。
実際には、検索とSNSを併用して探すケースが多いように思います。

いずれにせよ、SNSは重要な集客窓口となりました。
公式アカウントのDMから予約を取る人もいますから、無視できない窓口ですよね。

SNS で店を探す人は、利用した人の投稿をよく見ています。
お客様の投稿を見つけたら、コメントでお礼を伝えましょう。
コメントは、投稿した人だけではなく全ての人から見られます。
きちんとしている印象が見えるので、安心して利用したくなるはずです。

店のアカウントからの投稿も重要です。
こまめに挨拶をしたり、おすすめメニューの情報をアップしましょう。
SNS も大切な信頼形成の一つとなります。

飲食店におすすめのSNSはInstagramです。
できればTwitterやTikTokなど複数を運営するとよいでしょう。

お役立ち資料 ホームページ作成からマーケティングのことまでよく分かる
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予算に限りがある個人事業主や中小企業のみなさまでも、集客力アップを狙えるコンテンツマーケティングとは?

 

まとめ

公式ホームページの役割は、正確で親切な情報提供です。
お店が、お客様に約束することをしっかりと掲載することで、グルメサイトだけではカバーできない信用と好印象を獲得することが可能になります。

変化することもある基本情報や、マップ、メニュー、そしてコンセプトと雰囲気を正確に伝えること。
それにより、お客様とのミスマッチや誤解が少なくなり、お店に対する満足度が高くなるしょう。

また、リアルな店舗運営でもリピーター化に効果があると考えているのが「お声がけ」です。

ホームページという店構えとSNSでの交流により、新規集客と、リピーター対策が可能になります。

記事の情報を活用して、継続的な集客につながるように行動をお試しください。


          この記事を書いた人        
ヤマ編集長
株式会社Cyber Cats ブログ編集長。ウェブディレクター、コンテンツ発信サポーター
ブログを9年間運用してきた経験から実践的なアドバイスを得意とし、コンテンツ発信を活用して企業の価値を高めるサポートをしています。
400件を超える中小企業のホームページ制作に関わり、SEO、コンテンツマーケティング、ライティングの知識を使ったコンテンツ制作で利益につなげる制作ディレクションと利益獲得のアドバイスをしてきました。
ウェブの情報発信力を存分に活用する考え方を基礎からお伝えし、運用能力を身につけていただくお手伝いをしています。
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