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自社の中途採用を行なうためには、採用サイトを制作することが大切です。
「採用専門サイトを立ち上げるのはちょっと無理・・・」
「予算がないからポータルサイトに登録するだけでいいかな」
ちょっと待ってください。
ポータルサイトでは、十分に会社をアピールすることはできません。
大手のような大規模な専門サイトを作らなくても大丈夫です。
会社を紹介するホームページに追加して、求職者へ向けたページを作成するだけでも十分効果は発揮できます。
しかし、必要だとはわかっていても、どのようなサイトを制作すればいいのかわからない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、採用サイトを制作する必要性と、どのようなコンテンツ・デザインにすればいいのかについて、詳しく解説していきます。
新卒採用のホームページ制作についてはこちら
【採用担当者必見】新卒採用サイトを制作して就活生のエントリーを増やす方法
もくじ
転職希望者は職を探すために、求人情報のポータルサイトやハローワークの求人票などの情報を目にします。ただし、これらの求人情報にはテンプレートが用意されているため、限られた文字数でしか情報を伝えることができません。
また、インターネットで検索することが一般的に浸透している現在では、求人情報で興味を持った企業について、より深く知るために検索して情報を集めるのが当たり前になってきています。
採用サイトを制作しておけば、自社について詳しく知りたいと考えている人に対して、文字数もテンプレートも表現方法も関係なく、自社の情報や魅力を自由かつ効果的に伝えることができます。
また、自社が欲しいと思っている人材に近い人が応募してきやすくなるので、採用時のミスマッチを防ぐことにもつながります。
これらの点から、採用サイトの制作は必要不可欠であるともいえます。
構築すれば無料で求人広告を出すことができるのがGoogleしごと検索です。
ガイドラインに従ってページを構築すると、Googleが見つけ出してくれ、「Googleしごと検索」一覧に表示してくれます。
地域での求人検索に強いため、求職者の目に留まりやすいメリットがありますし、一度出せば無料なのでコストパフォーマンスも優れています。
Googleが無料で提供しているサービスのため、掲載の判断はGoogleに委ねることになりますが、機会を増やす優れたチャンスといえます。
仕組みや成功事例のご紹介は以下の記事を参照ください。
大手企業は、よく採用のためだけのホームページをひとつ作っています。
もちろん、このように丸ごと採用情報のホームページがあれば良いのですが、ほとんどの企業はそこまで用意するのが難しいといえます。
会社案内のためにある公式ホームページに、採用情報ページを作るだけでも十分です。
大切なのは、ポータルサイトには掲載しきれていない会社の魅力を存分に表現すること、そして求職者が欲しいと思う情報をわかりやすくしっかり掲載することです。
これができれば、ハローワークやポータルサイトではよくわからなかった点を知ることができ、選ばれるきっかけになります。
そして公式のホームページ上でエントリーフォームを用意しておけば、すぐに行動を起こしてもらえるようになります。「あの会社どこだっけ?」と忘れてしまう危険を防ぐこともできます。
できれば、新卒者向けと中途採用者向けの情報を掲載することができればベストです。
理由な後ほど述べますが、新卒者と転職機能者では状況が違うため、求職先を選ぶ視点が異なるためです。
転職者、いわゆる中途採用を募る場合には、転職希望者の状況や環境をよく考えて、適切な情報発信をすることが大切です。
では、中途採用と新卒採用にはどのような違いがあるのでしょうか?
以下、転職希望者が抱える状況の例を挙げてみていきましょう。
日本でも、ずっと同じ会社で働き続けることは少なくなっています。
過去に経験してきた業務や特殊技能を活かして、さらに活躍の場を求めて転職を希望している人がいます。
現在の職場では取得した資格を活かした仕事ができない、さらに専門分野に進みたいなどの理由がこれに当たります。
新卒者はインターンを除けばこれから経験を積むので、過去のキャリアを活かしたいという希望動機は新卒者と転職希望者の大きな違いの一つといえます。
経験者優遇、資格保有者に対して手当てがある場合などは明記することで、実力のある人からの応募を期待できるようになります。
ライフスタイルの変化が転職を希望するきっかけになることは非常に多く、これも新卒者との視点が異なる点です。
主なライフスタイルの変化は以下の通りです。
例えば、夫婦で育休を取れる会社を希望したり、子どもの送り迎えのためにフレックスタイム制がある会社を希望したりするケースは増えています。
福利厚生についてや、子育て中の人に配慮する制度はしっかり明示しましょう。
優秀な人であっても、家庭の事情のために力を発揮できない職場環境にある場合には転職を余儀なくされます。このような人材を積極的に受け入れるチャンスです。
転職希望者は、現在の勤め先で仕事をしながら転職先を探すケースがほとんどです。
ですから時間をたっぷりかけるわけにはいきません。
できるだけ短時間で自分の希望する職場を探す必要があるのが転職希望者の状況だと理解しましょう。
また引っ越し先の転職先を探している場合もあります。
土地勘がない中で自分に合う職場を探すのはなかなか難しいものです。
会社の周囲の立地状況を解説すると土地勘のない求職者にとって助けになります。
学校が近い、コンビニやスーパーマーケットが近くにある、公共交通機関を利用して通勤しやすいなどの情報は喜ばれます。
採用サイトを制作する場合に大切なことの一つが、「求職者が知りたい情報を網羅して掲載する」ことです。
募集要項などはもちろんですが、自社で働くことをイメージしやすくなるようなコンテンツを考えることが大切になります。
実際に自社で働いている社員のインタビューは、その会社での働きがいやキャリア形成、その会社について具体的にイメージしてもらいやすくなるコンテンツです。
写真と文章で伝えたり、動画にて伝えるなどの方法があります。
ひとくくりに言うと「社内環境」ともいえる社風や、会社の文化についても詳しく記載しておけば、自分がどのような環境で働くのかをイメージしやすくなるでしょう。
●研修会や勉強会が充実しているので自分のスキルを向上させやすい
●フランクな社風で、どんなことでも質問がしやすい
●どのような評価制度を設けているのか など
競合他社に対して、自社が持つ強みや魅力は求職者がその企業を安心して選ぶことができる要素となります。できるだけ詳細にわかりやすく情報を記載することが大切になります。
募集している職種と給与・勤務時間・福利厚生などの条件面については、具体的に記載することが大切です。あいまいな表現は避けましょう。
また、どのような手段で応募できるのか、応募してからどのような流れで選考が進むのかも記載しておくと、求職者が選考の全体像を把握しやすくなるでしょう。
採用サイトを制作する上でもう一つ大切なことが、「(応募などの)操作がしやすい設計にすること」です。
転職希望者の多くは、スマートフォンで求人情報の閲覧や情報収集を行ないます。スマーフォンで閲覧しにくいサイトである場合、せっかく採用サイトを訪れてくれても、すぐに離脱されてしまう可能性が高くなります。
そのため、採用サイトをスマートフォン対応のデザインにすることは極めて重要であるといえます。
応募の機会を逃さないために、フォームは必ず設置しましょう。
先にも説明していますが、たくさんの会社を比較しながら検討しているため、フォームがない採用サイトやページは応募行動が後回しにされていきます。
せっかく気になっていたのに、どの会社に問い合わせしようとしていたのかわからなくなってしまうケースは意外と多いものです。
積極的な行動を促せるホームページを目指しましょう。
入力しやすいシンプルなフォームを心がけます。
選考・採用にあたっては求職者の経歴や職歴などは重要な情報となります。
ただし、応募に際して多くの情報を記載するよう要求してしまうと、入力自体が煩わしくなり、途中で離脱されてしまう可能性が高くなります。
特に、スマートフォンを使用して情報を入力することも十分に考えられますので、注意が必要です。
できるだけ入力項目を少なくしたり、SNSや他の求人サイトの履歴書等を流用できるようにしたり、応募するための手間がかかり過ぎることがないよう工夫しましょう。
採用サイトはしっかり作り込み、興味を持ってくれた求職者が欲しい情報を漏れなく記載しておくことが大切です。
また、スマートフォンを使用することも考慮して、見やすく操作しやすい採用サイトを制作するよう心がけましょう。
一度作りこめばずっと効果が続くGoogleしごと検索もおすすめです。