CHACO-WEBでは、企業のSNS運用をおススメしています。
「見える化」している会社はイメージアップにつながりやすいからです。
「わかるんだけど、個人アカウントと違って企業アカウントは難しそう……」
何を投稿すればいいのかわからない、続けられるか不安になっていませんか?
今回は、企業のSNSアカウントを続けるための「マインド」と「これだけは続けられる投稿」をご紹介します。
意外かもしれませんが、ポイントは「のんびりコツコツ」です。
1.企業がSNSをすることで受ける恩恵はたくさんある
そもそも、企業がSNSで発信するメリットは何でしょうか?
大きな効果は集客につながることです。
人は、無言で中身が見えない会社より、「見える化」している会社に好感を抱きやすいため、集客しやすくなります。
- 信頼が生まれる
- 人間関係を築ける
- 新規獲得の機会が増える
- 既存のお客様との関係継続
- 採用につながりやすい
- 同業の方と情報交換ができる
そして、こまめに投稿を続けなければユーザーに届かない仕組みなのがSNS。
SNSでは投稿が毎日流されていきます。
蓄積型のブログと違い、1回投稿したら終わり、ではありません。
1-1,継続するからこそSNS発信は効果を持つ
SNSでの活動は、予想以上に「人に見られている」場です。
もちろん、継続しているかどうかもチェックされます。
最後の投稿が半年前……。
これではイメージが良くないですよね。
こまめな投稿をしていれば
「SNSで情報出している会社だ」
と覚えてもらいやすく、印象もグンと良くなります。
1-2.反応がなくても続けるべき理由:声なき読者がきっといる
モチベーションが下がってしまう原因の一つに「誰からも反応がない」があります。
しかし、本当に誰も見ていないのでしょうか?
実は、「いいね」もコメントもしないサイレントユーザーのほうが実態は多いと言われています。
フォローしなくても投稿は見えますから、フォローせずに投稿をチェックされているケースもあります。
わざわざ行動を起こすユーザーのほうが少数で、実際にはこちらから見えないユーザーが無数に存在するのです。
マーケティングでも、声を上げない「サイレントカスタマー」が9割はいるのではないかと言われ、大切にすべき存在とされています。
となると、反応がないから止めてしまうのはもったいないですよね。
参照:サイレントカスタマーをすくい上げれば、さらなる売上につながる!
2.SNSは企業や店の新しい接客のカタチ
取引先にこまめに足を運び、業務の話だけではなく、世間話などをしながら距離を縮める。
店にやってきたお客様と気軽な会話をしているうちに常連になる。
どちらもよくある風景として簡単に思い浮かべられます。
同じことをオンラインで行うのがSNSです。
ネット版の「接客の場」という新しいカタチが生まれたと考えれば良いでしょうか。
異なるのは、不特定多数の人が行き交う中で発言する点です。
こちらから声を上げることで振り返ってもらい、交流が始まります。
直接こちらから声をかけてみることもしていきましょう。
対面での接客と大きくは変わりません。
ずっと交流があった営業の方が、ピタッと来なくなってしまうと、なんとなく関係が薄れてしまうことがありませんか?
SNSでも同じで、継続していくことは、関係の維持になります。
3.大切なのはSNSを通じて信頼感・安心感が出る雰囲気
企業アカウントのSNS運営で一番大切なことは「信頼感・安心感・親近感」です。
事業やサービスの雰囲気、会社の人の雰囲気を「感じてもらう」「知ってもらう」ことを大切にしましょう。
たくさんの人を笑わせる投稿で注目を集めることが必要なわけではありません。
面白アカウントだから依頼するケースもあります。
しかし、安定した雰囲気で投稿しているSNSを見て、信頼できそうだから依頼するほうが実際には多いのではないでしょうか?
有名アカウントを意識し過ぎなくてOK
SNSの投稿が続くかどうか不安になっている方の多くは、以下のように考えているからかもしれません。
有名企業アカウントのように振舞わなければ!
たくさんのフォロワーを抱えて注目されなければ!
SNSからたくさん集客しなければ!
最近のSNS世界では企業アカウントは普通のこととなりました。
すると、上司からフォロワー数を〇万獲得するようにと言われているケースもありますよね。
実は単純にフォロワーが多ければ集客や売り上げに直結するわけではないのです。
注目度やフォロワー数、いいねの数は気にし過ぎても良くありません。
フォロワー数アップなど数字だけを追いかけるのではなく、信頼関係や新しい人間関係をゆるりと築くことに意識を向けてみませんか?
4.反響を期待しない姿勢でコツコツ続ける
投稿に「いいね」が入ると嬉しくなりますよね。
SNSは交流の場ですが、相手からの反応を期待し過ぎるとギスギスした気持ちになり、続けるのがつらくなります。
反響が来ることはひとまず期待せず、のんびり続けましょう。
投稿を続けること自体に価値があるため、反応がないからといって止めるのはもったいないのです。
SNSにおいては、反応するかどうかはまったくの自由です。
良いと思ってもいいねを押さずに流してしまうこともあります。
自由なコミュニケーションの場でのんびり続けるのが継続のコツでもあります。
5.まずは挨拶から!1日1回の投稿を目指そう
まず、投稿を続ける習慣を付けましょう。
オススメは朝の挨拶です。
「おはようございます」
って爽やかで素敵な挨拶だと思いませんか?
挨拶だけでも立派な投稿です。これなら続けられますよね。
企業アカウントで挨拶を習慣にしましょう!
Twitterなら、店や商品、会社から見える空など、写真を一緒に投稿しても良いと思います。
終業時の「お疲れさまでした」
という挨拶を加えたら2回は投稿できることになります。
企業アカウントから発信を続けるのが一番大切ですから、挨拶だけでも続ける価値は大いにありです。
6.普段の業務をアウトプットする
6-1.お客様からの質問
投稿するコンテンツは、普段の業務から得られます。
お客様から寄せられる質問はネタの宝庫と言えるかもしれません。
「駐車場はありますか?」
といったちょっとしたことでも良いのです。
「店舗敷地に〇台駐車できて、向かいの駐車場も〇台利用できます」
などの案内をすれば、他の多数の人にお知らせできますよね。一石二鳥です。
このようにアンテナを立てていると、お客様が知らないことは意外と多くて、新たな視点に立てると思います。
気付いたことをこまめにSNS投稿にしていきましょう。
6-2.知ると嬉しいちょっとしたトリビア
業界の人は知っているけれど、一般にはあまり知られていないことも投稿コンテンツになります。
ホットケーキの日に、全農アカウントがおいしいホットケーキにするコツを紹介しました。
このような、知ると嬉しい、シェアしたくなる内容も喜ばれるコンテンツです。
例えば、エアコン掃除を依頼した時に、業者の方から普段のエアコンのメンテナンスについて教えてくれたら、ちょっと嬉しいですよね。
また同じ業者さんにお願いしたいと思う人もいると思います。
お肉屋さんに美味しく焼くコツを聞けたときも嬉しくなって、通い始めるかもしれません。
親切心でシェアした情報が喜ばれるのは、SNSでも同じです。
7.エゴサーチで投稿者に声をかけてみる
エゴサーチとは、自分の名前でSNS内を検索することです。
会社名、商品名、サービス名などで検索してみましょう。
もし、投稿している人がいたら返信や引用リツイートで声をかけてみます。
お礼や、疑問への回答など、誠実に対応しましょう。
普段の接客と同じです。
8.今日の記念日や出来事を話題にする
今日の記念日や誕生花、「この日に起きた代表的な出来事」などを話題にしてはどうでしょうか?
Yahoo!きっず「今日は何の日」
Twitterモーメントカレンダーはサービス終了したようです(2023年3月8日現在)。
Twitterは、モーメントカレンダーを公開しています。
前年のデータから、月ごとに人気のある話題をピックアップしている他、「〇〇の日」やイベントをカレンダーに掲載しています。
ここをヒントに投稿を思いつく場合は、活用してみると楽しく続けられそうです。
9.企業アカウント同士でフォローし合って励まし効果をもらおう
大小問わず、たくさんの企業アカウントが活動しています。
まずは企業アカウント同士でSNS交流の雰囲気を覚えていくのはとてもオススメです。
さまざまな雰囲気のアカウントがありますから、参考にしながら自分の投稿に活かしていきましょう。
企業アカウントならではの苦労も聞けるかもしれません。
お互い励まし合いながら、ゆるやかに協力し合える素敵な関係が出来上がるはずです。
企業アカウントや同業者同士で和気あいあいとした交流しているのを見ると、傍から見ている一般の人は親しみやすさを感じてイメージアップします。
10.まとめ
SNSでの情報発信を続ける大切な理由と、アカウント担当者が知っていると運用に役立つマインド、楽に続けるコツをご紹介しました。
誰もがバリバリ運営しながら続けていければいいのですが、難しいこともあると思います。
一番大切なのは、「気長に続けていくこと」です。
投稿すれば必ず反応があるとはいえません。
しかし、サイレントなユーザーはいます。「反応がなくても誰かは見ているだろうな」と意識しておきましょう。
企業のSNSアカウント運用は、華やかそうに見えますが、実際は地味なことが多いかもしれません。
誰からも反応がない日ばかりでも続けていくコツコツ地道さが求められます。
普段の業務もありますから、無理なく続ける自分のリズムを身につけていきたいですね。
CHACO-WEBでもTwitter公式アカウントがありますし、私ヤマ編集長もTwitterアカウントがあります。
手始めにフォローしていただいて、ツイートの練習にお使いいただいてもかまいません。
ゆるくリラックスして続けてみませんか?