ブログを9年間運用してきた経験から実践的なアドバイスを得意とし、コンテンツ発信を活用して企業の価値を高めるサポートをしています。
400件を超える中小企業のホームページ制作に関わり、SEO、コンテンツマーケティング、ライティングの知識を使ったコンテンツ制作で利益につなげる制作ディレクションと利益獲得のアドバイスをしてきました。
ウェブの情報発信力を存分に活用する考え方を基礎からお伝えし、運用能力を身につけていただくお手伝いをしています。
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会社や店舗のSNSアカウントを作って発信をしようと考えた時、
「どのSNSを使えばいいの?」
「どれを使えば効果的なのかわからない……」
と悩んでいませんか?
ひと言でSNSといっても、それぞれのサービスによって、特徴や利用している層が大きく異なります。
SNSの特徴を理解すると、
・どのサービスで情報発信するか
・投稿するコンテンツの内容
を決められます。
また、既にSNSで情報発信をしているけれど、なかなか上手くいっていない方は、SNSの特徴を捉えた発信ができていないかもしれません。
利用しているSNSが商品・サービスに適したターゲット層と合っておらず、伝えたい相手に届いていない可能性もあります。
今回は、日本で主要なSNSの特徴をご紹介します。自社のSNS情報発信の方針を決める際の参考にお使いください。
もくじ
SNSで情報発信すると、なぜ集客に効果があるのでしょうか?
投稿を通じて、商品・サービスや会社の雰囲気を感じ取り、信頼度が上がることが大きな理由です。
たくさんのフォロワーを集めて、一気にシェアされて大注目を浴びる……。
いわゆるバズることによって売り上げアップ!
SNSマーケティングにこのようなイメージを抱いている方も多いかもしれません。
しかし、上記のような事例はごくわずかです。
そして、効果は一時的なのが実情です。
実は、脚光を浴びるイメージのバズよりも、中・長期的な目線で「売り上げにつながる」SNSのマーケティング効果のほうが重要なのです。
140文字で気軽に投稿できるTwitterは利用者数の多さが強みです。あらゆる人に届けられる、日本では最も有効なSNSといえます。
リアルタイム性があり、情報の拡散、つまりシェアされる力が強いこともTwitterの特徴です。
情報発信の他に、利用者と気軽に交流しながら関係を築いていくのに向いています。
Twitter内で自社の商品・サービス名で検索すると、利用した人が呟いていることがあります。お礼を伝えたり、不満が出ていたら真摯に対応したりと、接客するように話しかけてみましょう。
Twitterでは、利用者と企業がゆるやかにつながる良好な場となっています。
相手が匿名であっても、画面の向こうには人がいることを考えると、自然な気持ちで接客ができるのではないでしょうか。
ビジュアルに特化したInstagramは、視覚に訴える力が強く、直感的に伝えることに向いています。
Twitterに比べると気軽に「いいね」ボタンを押す人が多いのも特徴です。
良く交流する人、つまり、いいねをしてくれたアカウントには投稿の表示頻度が上がるような仕組みになっています。
「インスタ映え」という言葉が先行して、美しい写真が撮れないからと、気が引けてしまう方もいるのではないでしょうか。
しかし、実はあまり気にする必要はありません。
いいねをしやすい緩い雰囲気があるため、気軽に投稿してみましょう。
企業や店舗がFacebookアカウントを運用する場合は「Facebookページ」を通して活動することになります。
実名アカウントが基本のため、信頼度の高い情報を交換する場として機能している特徴があります。
ユーザーも実名のため、いわゆる「荒らし行為」は少なく、お客様とも親密な交流ができるのも嬉しい特徴です。
若い世代の利用者は多くありません。しかし、安定したブランディングに向いているSNSです。ターゲット層が合致する商品・サービスならぜひページを立ち上げてみましょう。
TikTokは、15秒~1分ほどの短い動画コンテンツを投稿するSNSです。10代を中心に広まっており、10代の7割はTikTokをしたことがあるほど浸透しています。
ダンスや口パクなどの印象が強いかもしれませんが、それだけではありません。
最近は料理やDIY、書籍の紹介など、お役立ちコンテンツが増えています。
コンテンツの多様化に合わせて、発信する内容を工夫してみましょう。
10代~20代をターゲットにしている商品・サービスなら、TikTokでのSNS発信はオススメです。
また、今後は利用する世代が拡大するかもしれません。
採用活動の促進を目的とし、踊りを披露するタクシー会社の経営陣「TikTokおじさん」をご存じでしょうか?
有名になった三和交通の例は、SNS発信のポジティブな側面を見せてくれます。
参照:TiKToKで若者大ウケ「異色タクシー会社」の正体
他のSNSに比べて、集中力の高い状態で見てもらえるのがYouTubeの強みです。
スクロールしながら閲覧するSNSとは違い、1つの動画に着目するスタイルならではの特徴かもしれません。
また、他のSNSと大きく異なる点は、資産型であることです。
1度公開した動画は流れることなくずっと残ります。
10代から40代までの利用が多いものの、2020年から50代以降の層にも多く利用されるようになりました。
世代を問わず対象に出来ます。
最近は、スマートフォンでも一定以上の品質の動画を作成することもでき、制作のハードルが下がっています。
国内でもっとも使われているコミュニケーションツールです。SNSより連絡手段のイメージが強いかもしれません。
企業はLINE公式アカウントを作成して運用することになります。
大きな特徴はクローズドなコミュニケーション。
他のSNSは、公の場でやり取りがありますが、LINEは1対1です。
ユーザーにとっては周囲の目を気にすることなく質問できる安心さがあります。
また、アカウント運営者にとっても、個別に丁寧な対応ができるメリットがあります。
必要に応じてそのまま通話もできるため、マーケティングにも適したツールといえます。
SNS情報発信は、できれば複数のサービスを利用するのがオススメです。
純粋に届けられる相手が増えるメリットがあります。
また、各SNSでふさわしいコンテンツがありますから、それぞれに誘導することができます。
例えば、Twitterでは長い文章は掲載できません。
その場合は、ブログ記事をリンクで紹介するのが通常ですよね。
同じように、YouTube動画をアップした際もTwitterで告知して、動画を見てもらえるように誘導できます。
SNSを行き来できると、さまざまなコンテンツに触れるうちにファンになってくれることがあります。
ぜひ、いくつかのSNSで発信することを考えてみてください。
会社や店舗から情報発信をするのが普通となった時代、SNSは大きな可能性を持っています。
公式ホームページよりも少しくだけたフレンドリーな雰囲気で、ユーザーと交流してみましょう。
中の人の雰囲気を感じ取り、会社や店舗にやわらかいイメージが生まれて、親近感が出てきます。
ゆるく温かいつながりが出てくるかもしれません。
信頼も生まれてくるでしょう。
そして、一番大切なのは「続けること」です。
SNSに合わせて投稿するコンテンツを調整しながら、じっくり続けていきましょう。
継続は実を結んでいきます。
SNS情報発信をする際に、気を付けることや注意点があります。
こちらの記事をご参照ください。