アクセシビリティ重視のウェブ制作

チャコウェブ

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中小企業のホームページ制作で事業の価値を引き出します。良いホームページの作り方や運営の方法、集客に役立つヒントをお届けします。

ブログ記事のリライトとは?メリットと具体的な方法、注意点を解説します

ブログ記事のリライトとは?メリットと具体的な方法、注意点を解説します

ブログを書いている方全員におススメしたいのが「記事のリライト」です。
ある程度書き続けて、記事の数が溜まってきたら、ぜひリライトの作業をしてみましょう。

一度公開した記事は、それきりで価値が固定されてしまうわけではありません。
リライトによって、より価値ある記事にすることができ、アクセスを伸ばせることも期待できます。

今回は

  • リライトとは何か、得られる効果
  • リライト記事の選び方
  • リライトの具体的なやり方
  • 気を付けるべきこと

をご紹介します。

コンテンツマーケティングとして、ブログは良質な記事をたくさん公開することがベストです。しかし、改めて読み直すとイマイチな記事に気が付くこともよくあります。
気になった記事はいつでも書き直すことができるので、リライトして記事の質を高め、資産を増やしていきましょう!

 

 

1.ブログ記事のリライトとは?リライトの目的は?

ブログ記事のリライトとは、公開している記事を見直して、文章の内容や画像の入れ替えをすることを言います。
具体的には、読み手がわかりやすいように構成を変えたり、最新の情報に書き換えをしたり、画像やイラストを挿入したりします。

リライトをする目的は、ユーザー(読者)へ向けて、より良い記事を提供することがメインです。

例えば、記事の公開から時間が経過したことによって、情報が古くなることがあります。
読者にとっては古い情報は価値が低いですよね。期待していた情報を得られず満足度が低くなってしまうからです。
このような記事は、ユーザー(読者)に良質な記事を提供しているとはいえません。最新情報にリライトをして記事の質を高めましょう。

 

2.ブログ記事のリライトをすると得られる効果

リライトをすると得られる具体的な効果はどのようなものでしょうか。

 

2-1.検索エンジンに再評価される

コンテンツを改修すると、検索エンジンはページを再評価します。
評価の結果が良ければ検索順位が上がり、アクセス数の増加を見込めるでしょう。

適切なキーワード検索からのアクセス増加は、見込み客を増やすことにつながります。
コンテンツマーケティングの目的達成に大きく貢献できますね。

もちろん、評価の結果によっては「変化なし」か「順位が下がる」こともあります。
そこで終わりではありませんので、試行錯誤を重ねながら記事を改良していきましょう。

検索順位は上位であるほうが嬉しいのですが、あまり気にし過ぎないほうが良いという見方もあります。
品質に問題がなくても、検索エンジンの評価基準が変わることによって順位が上がったり下がったりするのが最近の傾向であるからです。

 

2-2.コンバージョン率が上がる

リライトによってコンテンツの品質が上がると、情報に満足した読者からの信頼を得られます
「このブログサイトはいつもわかりやすくて参考になるな」
このような感想を持ってもらえると、そのまま運営会社への信頼につながります。

その結果、「資料請求」「問い合わせフォーム送信」などの行動に移る人が増えることになります。
これが「コンバージョン率を上げる」ということです。

コンバージョンとは、「商品購入」「予約申し込み」「資料請求」「問い合わせ」など、ホームページで定める目的を達成することです。

 

3.リライトする記事の選び方

リライトの対象にする記事を選ぶときはユーザー(読者)視点で考えてみるのが一番です。

ブログ記事は、

  • 読みやすく
  • 分かりやすく
  • 新鮮な情報

で書かれているかが問題です。

「この記事は有益ですよ!」
「〇〇に関する解説ならこの記事をぜひ読んでください!」
自信をもってお客様に読んでもらえるかどうかを考えながら読み返してみましょう。

読み返してみると、以下のような記事を見つけられるようになります。

  • 時間の経過によって内容の鮮度が落ちている
  • 解説がわかりにくい
  • 専門用語が多くて難しい
  • 読みにくい文章
  • 構成が雑
  • 要点がはっきりしない
  • 内容が薄くて物足りない

記事を公開したときには「よくできた」と思っても、後から不十分な点に気が付くことができると思います。
ブログ記事を書き続けているうちに、技術や知識のレベルアップ、専門分野の進化、文章力が上達しているからです。

リライト選抜方法としてよく見かけるのが、検索順位20位~50位くらいにある記事にしようというものです。もっと上位に押し上げる目的ですね。
客観的に判断できることから、この方法で選ぶのもよいと思います。
ただし、検索順位ばかりを追いかけていると、肝心のユーザー視点から外れていくこととなります。あくまでもユーザーにフォーカスする姿勢は忘れずにいましょう。

 

4.リライトの具体的な方法

リライト対象の記事を選んだら、加筆修正をする前に練り直しをします。
いきなり書き出してしまうとリライトしても良質な記事に仕上がらないことがあるからです。

  1. 記事の目的を見直す
  2. 構成を整理する
  3. 加筆修正する
  4. 推敲する

 

4-1.記事の目的を見直す

「この記事は何のために書いたのか?」もう一度見直してみます。何らかの価値を提供する(誰かにとって有益な情報を提供する)ことが本来のネットのあり方です。ユーザーにフォーカスするための重要な段階です。

リライトする記事の目的が曖昧ならば再度目的を設定します。

記事の目的の設定の仕方

【 誰に? 】
どのような人に読んでもらいたい記事なのかを決めます。誰に向けて書くのかがぼんやりしていると、内容もぼんやりしてしまいます。例えばベランダで育てやすいハーブについての記事を書く場合、読んでもらいたい人は「ベランダでハーブを育てたい初心者」が対象です。

【 何を伝える? 】
記事で一番伝えたいことは何かを決めます。伝えたい有益な情報を決めましょう。
先ほどの例でいうと、初心者でも失敗しにくく、手軽に育てられるハーブを紹介したいので、「初心者がベランダで育てやすいハーブをいくつか挙げて紹介する」というのが一番伝えたいこととなります。

【 どうやって? 】
伝いたいことを決めたら、どのように伝えるかが問題です。読者が「わかりやすいな」と感じるにはどのような説明の方法が良いのか具体的に考えましょう。
ベランダ菜園は気軽にできるのかどうか、ハーブの特徴を写真とともに紹介する、どのような季節が良いのか、種と苗どちらがおすすめか、水やりについて…などなど。
ユーザーにフォーカスしていくと、記事の骨組みが出来ていきます。

【 どうして欲しい? 】
記事を読んだ読者にどうして欲しいでしょうか?
例でいえば「紹介した内容を参考にベランダ菜園でハーブに挑戦してほしい」となります。

どのような人に読んでほしい記事で、読む人に伝えたいこと、読んだ後にその人にどのような行動をしてほしいのかを明確に設定します。

私たちが書いている記事は、執筆前に上記のような目的を設定してから書いています。
そうすると書くべきことがはっきりし、内容がぶれにくくなります。リライトでも、どこを直せばよいのか、削除する箇所や追加することが明確になります。
目的の設定は本当におススメです!今まで設定したことがない方はぜひやってみてください。

 

4-2.構成を整理する

設定した目的に沿って構成を立て直します。各項目の要点は何か、要点を最初のほうで述べているか、掘り下げた内容になっているかなどをチェックし、必要な書き直しをしましょう。
記事タイトルと見出しも重要です。伝えたい内容を反映した見出しになるようにしましょう。

 

4-3.加筆修正する

記事を書き直します。どこから書き直すかは自由ですが、取り掛かりやすい項目から手を付けていくと進めやすいのではないでしょうか。
読んでくれる人のことを考えながら書き直すと、目的からぶれずユーザーにフォーカスすることができます。

わかりやすい記事にするために以下のような工夫を検討し、取り入れてみましょう。

  • 箇条書きを取り入れる
  • 分析結果や統計情報など、根拠を数字で表す
  • 専門用語をできるだけ使わない
  • 画像や図解イラストを交えながら説明する
  • 会話形式にする
  • 要点の部分を太字や色文字で装飾する

 

4-4.推敲する

リライトの仕上げは推敲です。書き直した記事を再度読み返し、推敲をしましょう。
最重要ポイントは「記事の目的に沿った文になっているか」です。

誤字脱字の修正、直感的にわかりやすい説明がされてあるかなど、読者の視点に立って読み返し該当する箇所を書き直します。
他の人に読んでもらうのも良いと思います。

 

5.リライトの際に気を付けること

良かれと思って取った手法が逆効果になることがあります。リライトに限りませんが、以下のような方法でのリライトは避けるべきです。

  • SEO目的のためにキーワードを詰め込みすぎる
  • 他サイトの記事をほぼコピーしたような内容

このような手法で作成した記事は、ユーザーのことを考えて作ったとは言えません。
そして、ユーザー体験を重視している検索エンジンからの評価も下がってしまいます。ユーザーが満足しないページはコンバージョンにつながりにくいので、せっかくのリライトは失敗してしまいます。

ライターに依頼する場合も同様です。きちんと目的を伝えて良質な記事になるようにしましょう。

 

6.まとめ:リライトで記事の品質を上げよう

リライトについて解説をしてきました。読者の視点に立って、良質な記事に書き直すことは、読者側にも運営側にもメリットがあります

リライトした記事のその後の経過も検証しましょう。
検索順位はすぐに反映するわけではないので時間がかかりますが、コンバージョン率や滞在時間など、読者の動きを見て満足度を確認します。

リライトは、ブログを始めて間もない間はまだ必要ありません。記事を書き続けることに専念するほうが先です。
ある程度記事の量が溜まってきたら取り掛かってみましょう。明確な量が定まっているわけではありませんが、100記事ほど溜まったら見直す頃合いだと思います。

記事内では「ユーザーにフォーカスする」と何度か重ねて伝えてきました。
ユーザーの体験を素晴らしいものにすることは、ホームページやブログ記事の目的達成のためにも重要なことです。

ユーザー体験(ユーザーエクスペリエンス)について理解し、ホームページ運営の成功に役立ててください。


          この記事を書いた人        
ヤマ編集長
株式会社Cyber Cats ブログ編集長。ウェブディレクター、コンテンツ発信サポーター
ブログを9年間運用してきた経験から実践的なアドバイスを得意とし、コンテンツ発信を活用して企業の価値を高めるサポートをしています。
400件を超える中小企業のホームページ制作に関わり、SEO、コンテンツマーケティング、ライティングの知識を使ったコンテンツ制作で利益につなげる制作ディレクションと利益獲得のアドバイスをしてきました。
ウェブの情報発信力を存分に活用する考え方を基礎からお伝えし、運用能力を身につけていただくお手伝いをしています。
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