検索エンジンのアルゴリズムに合わせてSEOを行う手法は、すでに過去のものになったと言われます。
以前行われていた、とにかくキーワードを並べ立てるといった小手先の手法は既に検索エンジンには通用しません。
やってはいけない!逆効果な古いSEO、間違いだらけのSEO対策の記事でご紹介したように、間違ったSEO対策を施すとかえってペナルティを受ける危険があるのです。
そこで今回は、現在主流となっている「お客様に最適化したSEO」についてご紹介します。
目次
1.コンテンツの充実
Googleをはじめとした検索エンジンは、AI(人工知能)の導入によって、対象のウェブサイトが「お客様に最適化したコンテンツを提供しているかどうか」を判断できるようになりました。
これはSEOとして、ウェブサイトを訪れたお客様(ユーザー)が十分に目的を達成できるだけのコンテンツを用意することが最重要ということに他なりません。
多くの場合、キーワード(言葉)によって検索が行われることから、コンテンツとして最初に充実させたいのは文章(テキスト)による情報の提供になります。
情報を網羅的に扱うかピンポイントで深く解説するかウェブサイトの特性によっても異なりますが、大切なのは「正確な情報」を「分かりやすく」紹介することです。
自社サイトが画像や動画、音楽を中心に扱っているのであれば、これらのコンテンツの内容を分かりやすく伝えてることも文章の重要な役割です。
必要であれば個々のコンテンツの歴史や関連情報などを紹介し、お客様に十分満足してもらえるウェブサイトを構成することが現在のSEOの最適解と言えます。
ウェブサイトにおけるこういった施策は「コンテンツSEO」と呼ばれます。
コンテンツSEOは昨日今日誕生した新しい概念ではく、その考え方は、2012年4月にグーグルの公式ブログにおいて『良質なサイトをより高く評価するために』というタイトルで明示されています。
良質なサイトをより高く評価するために – Google ウェブマスター向け公式ブログ
2.お客様が利用しやすい構成
お客様に最適化されたウェブサイトはコンテンツを充実させたただけでは成立しません。
そこにはユーザビリティ(使いやすさ)も必要になります。
ウェブサイトのユーザビリティとしては、例えば次の項目が挙げられます。
- 一読しただけで内容が把握できるタイトルや見出し。
- 見出し、小見出しを用いた分かりやすい段落構成。
- 適切なリンクの配置。
- サイトマップ(サイト内にどんなページがあるかを表したもの)の作成。
- 見やすいモバイル表示。
検索エンジンは、クローラーと呼ばれるプログラムを用いてウェブサイトの情報を収集しています。
前述のとおりAIの進化によって、クローラーは人間と同じようにサイトの内容を把握できようになってきています。
お客様が使いやすいウェブサイトは、検索エンジンにとっても良質な、つまりSEO効果の高いウェブサイトになるのです。
SEO内部対策といわれる施策がこれに当たります。
3.将来のお客様へ最適化する
多くの場合、企業のウェブサイトは集客とそこから生じる自社製品やサービスの販売を目的としています。
そのため、既存のお客様や自然流入するユーザーとは別に、積極的に新しいお客様を開拓する必要があります。
SEO外部対策として、将来のお客様へはどうように最適化したら良いでしょうか。
オーソドックスな方法としては、FacebookやTwitterに自社サイトの更新情報や動画像のなどのコンテンツを掲載することが考えられます。
多くの人に注目されるコンテンツをアップすることでSNSで広くシェアされ、自社の存在をより多くの人々に認知してもらうことが可能です。
感心が高いコンテンツは当然SEOにも効果的に作用します。
まとめ
検索エンジンのサイト評価能力は日々進歩しています。
未だにお客様のことを顧みないSEO対策を行っているウェブサイトは、早晩アクセス数が激減することが予想されます。
お客様に最適化したSEOを導入して、ぜひ自社サイトへのアクセスアップを図ってください。