ブログを9年間運用してきた経験から実践的なアドバイスを得意とし、コンテンツ発信を活用して企業の価値を高めるサポートをしています。
400件を超える中小企業のホームページ制作に関わり、SEO、コンテンツマーケティング、ライティングの知識を使ったコンテンツ制作で利益につなげる制作ディレクションと利益獲得のアドバイスをしてきました。
ウェブの情報発信力を存分に活用する考え方を基礎からお伝えし、運用能力を身につけていただくお手伝いをしています。
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「ちゃんとした会社に見えるホームページにしたい」
よくご相談いただくのが、会社の事業を案内するためのホームページです。
名刺代わりのホームページとも呼ばれます。
少ない予算でも作れるのが、名刺代わりホームページの良い所です。
しかし、「とりあえずホームページが作れればなんでもいい」という考えで作ってしまうと、印象が悪くなってしまいます。
事業に貢献できるホームぺージと、そうでないホームぺージの差はどこにあるのでしょうか。
そこで今回は、ここを押さえておけば大丈夫!というポイントを絞り、
きちんとしたホームぺージにするために最低限必要なことを紹介していきます。
もくじ
「名刺代わり程度のホームページなんて要らないでしょ」
そう言われたことがあるかもしれません。
ホームページを制作する立場として、お客様と接してきた経験から述べたいと思います。
ホームページは必要です。
小さな会社や個人事業主も、今はホームページが必要だと強く感じています。
ホームページが信頼に大きく影響するからです。
「ホームページを持っていないから信用できないと言われてしまって……」
このようなケースを幾度も見てきました。
つまり、ホームページを持っていないと信用されません。
いくら素晴らしい事業をしていても、「ホームページが無い」ただそれだけの理由で落とされてしまうのです。
今は、事前にネットで調べてから発注先を決めるのが普通の流れになりました。
対面での営業チャンスが減ってからは、特にこのパターンが増えています。
会社名でネット検索してホームページが出て来るかどうか、が第一関門のような状態です。
お客様の視点に立って考えてみましょう。
「きちんとした会社ならホームページくらい持っていて当然」
だと考えるのではないでしょうか?
きちんとしたホームページを持っていることを確認したら安心できる。
ホームページ上で書かれていることが信頼できそうだな、実績を見れてもっと安心した。
よし、発注しよう。このように思うのではないでしょうか。
お客様が安心して依頼できる環境をインターネット上に作っておくこと。
今はとても大切なことです。
「信用」されて、お客様が「安心」するためにホームページが必要なことはわかってきました。
「ホームページは事業としての誠実さを表現する場」です。
名刺代わりのホームページを作るときにやってしまいがちな間違いとして「安ければなんでもいい」という考えで作ってしまうことです。
「ホームページは事業としての誠実さを表現する場」ということを忘れてしまうと、せっかく作ったホームページが逆効果になってしまいます。
どのようなホームページにすれば「信頼」され「安心」してもらえるのか、ポイントを挙げてみました。
ホームページのデザインはある程度キレイに見えるようにします。
ハイセンスを追求するまでいかなくてもよく、きちんとした印象のデザインを目指しましょう。
逆に述べると、素人っぽいデザインではダメということです。
お客様は、ホームぺージを見た印象であなたのビジネスに対する姿勢を評価します。
「見た印象=ぱっと見の第一印象」です。
ホームページは会社の顔といっても過言ではありません。
これらはあなたの会社へのイメージを悪化させます。
しっかり手をかけていないホームページは、だらしない身だしなみをしている人と同じ印象を与えてしまいます。
独自ドメインとは、インターネット上の住所のようなものです。
取得すれば世界でひとつだけのドメインを持つことができます。ビジネスで使うものですから、必ず独自ドメインでホームページを持ちましょう。
「ドメイン・サーバー無料!」
とうたっているホームページサービスの多くは独自ドメインを提供していません。
たとえ簡単に作るとしても、独自ドメインのアドレスの場合とそうでない場合では信用度が全然違います。
ドメインとサーバーは、会社の財産です。
インターネット版の事務所のような存在と考えるとイメージしやすいでしょうか?
ドメインとサーバーは、会社で大切に管理しましょう。
制作会社に任せきりにしてはいけません。
いざ制作会社を変えようとする際、ドメインとサーバーの引き渡しをしてくれないケースがあります。
つまり、ずっと運営してきたホームページを消されてしまうのです。
ホームページデータを引き渡してくれないケースも同様な危険があります。
ドメインとサーバーの管理自体は難しくありません。手間もありません。
もう一度伝えますが、ドメインとサーバーの管理は自分で行うのが一番安全です。
タイトルはどういうページか知るために重要な部分です。
ホームページの看板と言えるでしょう。
検索エンジンからアクセスしてもらえるように、基本のSEOを施します。
あなたの会社名と地名をタイトルに入れましょう。
お客様にも検索エンジンにもわかりやすさが重要です。
トップページのタイトルは
会社名+地名+特徴
でまとめるのがオススメです。
例:奈良市の24時間対応 訪問介護ステーション│ちゃこ介護
タイトルはページを表すものです。
すべてのページに個別にタイトルをつけましょう。
会社名はそのまま使い、何のページかを記します。
キーワードが含まれていればより良いのですが、長過ぎる、わざとらしいタイトルは止めましょう。
例:
サービス概要 身体介護から買い物代行、生活援助まで対応します│ちゃこ介護
求人案内 正規社員、非正規、パートタイムスタッフを募集中です│ちゃこ介護
正解は一つではないため、さまざまな書き方で構いません。
以下のポイントを押さえながらタイトルを作成しましょう。
ディスクリプションとは、ページの説明文です。
検索結果に出ている文章はディスクリプションの文がよく使われます。
SEOにも関係してくると考えて良いでしょう。
「このページには何が盛り込まれているのか」
お客様と検索エンジン、どちらにもわかりやすい説明文を作成します。
お客様が知りたいだろうなと思う情報を先に書いて見せておくのです。
コツは適度にキーワードを入れること。
キーワードとは、お客様が検索で使いそうな単語や言葉のことです。
例:ちゃこ介護の訪問介護サービスは、介護福祉士がご自宅へ訪問し、さまざまなサポートをいたします。入浴、食事など身の回りの身体介護、通院付き添い、家事代行の他、たん吸引等の医療ケアも対応。
タイトル同様、ディスクリプションも各ページごとに説明文を作成します。
行っている事業やサービスは、もれなくホームページに記載します。
ざっくりと主要サービスだけ載せておくのではなく、できる限りすべて載せるのがオススメです。
名刺代わりですから、「何を事業としているのか」しっかり伝わるようにしておきたいですよね。
「会社が扱っている事業内容はホームページを見ればすべてわかります」くらいの公開度を目指しましょう。
なぜならお客様は、「ホームページに載っている情報がこの会社のすべて」と考えるからです。
面倒に思えるでしょうか?
お客様も、問い合わせる行動を起こすのは面倒だと思っています。
せっかくホームページを覗きに来てくれたお客様には、満足する情報をお伝えしたいですよね。
お客様が知りたいと思う情報は、できるだけホームページ上に掲載しておきましょう。
きちんと情報が公開されている会社には信頼を寄せやすくなります。
ホームページのSSL化は必ず対応しましょう。
お客様の安全なホームページ閲覧を守り、不正アクセスによる改ざんなどを予防してくれます。
SSLとは、ホームページのセキュリティ対策の一つで、通信を暗号化する技術です。
ホームページアドレスが「https」から始まるページは、アドレスバーに鍵マークがついています。
Chromeをはじめとするウェブブラウザ(ネットを見る画面のことです)は、HTTPSになっていないページを表示ブロックする対応を始めています。
お客様からも、ブロックされると警戒してアクセスを止めてしまうという声をいただいています。
つまり、SSL対応をしていないホームページは危険と思われ、信頼度も大きく損なう可能性があるということ。
忌避されてアクセスが大幅に減ってしまうこともありそうです。
いくら名刺代わりで簡単なホームページとはいえ、セキュリティ対策は必要です。
ホームページに連絡手段をわかりやすく載せましょう。
現在は、連絡手段が多様化しています。
客層に合わせて、お客様が連絡しやすい手段を用意しておくのがオススメです。
BtoBならメールフォーム、BtoCならLINEと大まかに分けられます。
とはいえ、自分のビジネススタイルを見て判断するのが良いでしょう。
ホームページが、会社の事務所のように重要な存在となってから、「きちんとしたホームページにする」ことは、より大切になってきました。
ホームページを見た印象が、信頼に直結するためです。
そこで、きちんとした会社に見られるためのホームページのポイントをご紹介してきました。
お客様は、ホームページで信頼できるかどうかを無意識に判断しています。
は、会社へのイメージも下がってしまいます。
実際にはしっかり事業を行っているのに、ホームページの印象が悪いために依頼を逃してしまう……。
このようなことがないよう、ホームページも大切にしていきましょう。