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ホームページは、事業にとって強力な助っ人になってくれます。
24時間365日、半永久的に休まず働いてくれるのはすごいことですよね。
では、訪問介護・訪問看護・通所サービスがホームページを作る際、どのようにすればよいのでしょうか?
今回の記事を読めば、ホームページができること、見る人に伝えるべき情報の事、目的を達成しやすくする作成のコツがわかるようになります。
「とりあえずあるだけマシ」
このようなホームページではもったいない!
ホームページは一度制作したら何年も運営するもの。「テキトー」に作れば、数年先まで影響が出てしまいます。
消耗品ではないので、長い目で見て事業にプラスになる存在にしたいものです。
このような希望がある方のために、わかりやすく解説しています。ぜひ参考になさってください。
もくじ
訪問介護・訪問看護・通所サービス事業の方と打ち合わせで連絡をすると、いつも忙しいご様子。
忙しい事業者ほど、ホームページを充実させることが重要だと考えています。
問い合わせ対応にかける手間が減っていく、という大きなメリットがあります。
基本的なことがホームページに書かれていれば、問い合わせをしなくても解決しますよね。
つまり、ホームページがお客様対応を手伝ってくれるというわけです。
好循環を創り出すことができます。
普段の業務をしていると、集客やサービスの説明、求人までじっくり時間をかけるのはなかなか難しいと思います。
そこで、ホームページを充実させ、ホームページに働いてもらうのです。
私たちチャコウェブは、「事業のことは何でもホームページに載せるくらいの気持ちでいきましょう!」というスタンスです。
今は、ネット上にある情報がすべてだと考えてしまう人が多い時代です。
つまり、ホームページに無い情報は存在しないと思い込んでしまう。
「問い合わせてもらえれば、詳しく説明します」
というスタンスで、ホームページをシンプルにしてしまうケースがあります。
問い合わせという行動をしない人には何も教えない、というのは不親切ではないでしょうか。
そもそも、「問い合わせる」行動自体ハードルが高いものです。
ホームページをわからないことだらけにしてしまうより、丁寧に説明してくれるほうが見る人もうれしいと感じるはずです。
介護事業者がホームページで伝える「ターゲット」は、通常複数あります。
介護福祉施設、老人ホームのホームページ制作のコツ。ターゲット理解とコンテンツが重要でも紹介しましたが、訪問介護・訪問看護・通所サービスでも同様です。
ターゲットとは、ホームページを利用して欲しい「伝える相手」のことです。
サービスを利用する本人、そして家族。多くの場合、利用者本人がホームページを見ながら比較検討するケースは少ないでしょう。
家族やケアマネージャーと一緒に事業所を探すのが一般的です。
とはいえ、サービスがどのようなものかは重要な情報です。
家族は、同居家族だけが決定権者ではありません。遠方に住む利用者の子供家族や兄弟が相談し合って決めることもあるでしょう。
ホームページの情報を見せ合いながら相談することを想定してみましょう。情報がわかりやすく充実しているかどうかは大切です。
具体的なケアとスタッフ構成・設備を見て、適切な事業所を選ぶのがケアマネージャーです。
医療的ケアの対応範囲など、利用者に応じたケアが可能かどうかを見るため多くの情報を欲しています。
できるだけ多くの情報をホームページで確認できれば、ケアマネージャーも事業所側も楽になりますね。
利用者・家族と介護・看護事業者との橋渡し役として、中心的な役割となる存在です。
介護事業のお客様から聞くホームページの目的の中で、「採用を強化したい」が必ずと言って良いほど力を入れたいこととして挙げられます。
求職者がホームページを見る理由は「もっと詳しく知りたい」からです。
「求人情報誌」「求人情報サイト」だけでは感じ取れない職場の雰囲気を感じ取り、自分が働きたい職場かどうか考えることに活用します。
地域包括支援センターなど、自治体や地域住民と密接につながりがある介護事業。
自治体と安定して良好な関係を築くには、ホームページも含めてオープンな雰囲気にすることが大切です。
また、自己評価結果の表示など、決められた表示を公開する必要があるかもしれません。
その場合、ホームページで提示しましょうと求められていることは多いのではないでしょうか。
なぜホームページが必要ですか?
ホームページで達成する目的は何ですか?
ホームページにおける目的は重要です。役割があってこそのホームページだからです。
しかし実際には、
「皆が作っているからなんとなく」
「事業者ならホームページがないと…」
パッと思いつかないかもしれません。
以下のような例を見ながら考えてみましょう。複数あっても構いません。
「採用を強化したい」という目的を設定したとしましょう。
ホームページで目的を達成させるためには、どのような情報を載せて、求職者にはどのような行動を取ってもらいたいのか、考えてコンテンツを作っていきます。
「事業所はこんな雰囲気ですよ」
「職場ではこのようなことに取り組んでいますよ」
「問い合わせや面接予約はこのようにしてください」
と、求職者がホームページを見て回り、行動を取れるように準備するのです。
うまく導線を作ることで、目的を達成しやすい「活躍できる」ホームページになります。
トップページは、ホームページの中でも大事な場所です。
あなたの事業所がどのような雰囲気なのか直感的に伝え、次の情報にスムーズに移動してもらう必要があるからです。
まずは、パッと見て目に付く場所に力を入れましょう。特徴を理解してもらうようにします。
特徴がわからないと、ホームページを見る人には他の事業所と区別できません。
印象にも残らないので忘れてしまうこともあります。
これまでご依頼いただいた訪問介護・訪問看護・通所サービスでは、採用に力を入れたいというご希望をよくいただきました。
応募しやすい雰囲気をつくる採用情報コンテンツにする方法をご紹介します。
「この職場で自分が働くならどんな感じかな」とイメージできると、応募したい気持ちを高めることができます。
ありきたりな募集要項だけを掲載していても、魅力的には感じられません。
働く人の暮らしのスタイルに、どう対応しているのか説明しましょう。
「私たちの事業所はこんな職場です」を説明します。
「こういう職場で働いてみたい」を育てましょう。
意外と忘れてしまいやすいのが「事業所の特徴を伝える」ことです。
ホームページでは、自ら表現しなければ伝わりません。
ホームページを見に来る人は、あなたの事業所について何も知りません。
「まっさらな状態」でいくつもホームページを見て回ります。
その中で記憶に残りやすいのは、「どのような事業所なのか」イメージできるような特徴があるところです。
信頼してもらえる存在の第一歩は、覚えてもらうこと。
特徴・強み・理念をホームページに載せましょう。
初めて利用する人にとっては、訪問介護・訪問看護・通所サービス、それぞれの違いがよくわかりません。
どのようなサービスを提供しているのか、わかりやすく載せましょう。
例えば「身体介護」とだけ見ても、どのようなことをしてくれるのかイメージできません。
更衣介助、喀痰吸引、経管栄養、体位変換、口腔ケアなど、具体的なサービスを挙げて、できれば説明も添えます。
介護保険等で対応できないサービスについて、受け付けている場合はぜひ載せておきましょう。
15分単位の料金制でいくらなど、利用料金と時間について説明します。
訪問看護ステーションの場合は、対応している医療処置について載せておきましょう。
どのような人たちがサービスをするのか気になる人は多いものです。
特に遠方に住む家族の場合、実際に会って話すことができないため、人の雰囲気をホームページで伝えると安心してくれます。
ケアプラン作成の際に参考にできるよう、資格を所持しているスタッフ構成を掲載しておきましょう。
写真は、直感的に雰囲気を伝える素晴らしい情報です。
見る人は、ホームページから「事業所の雰囲気」「人の雰囲気」を読み取っています。
ストックフォトなどの写真素材を使うと、綺麗なホームページになります。
しかし、すべて写真素材にすると「リアルさ」が出ず、どこかよそよそしいホームページになってしまいます。
どちらでも構わないので、自前の写真も用意することをおすすめしています。
写真素材と自前の写真を組み合わせて、雰囲気の良いホームページにしましょう。
「顔を出すのが不安」
ホームページは広く見られますから、プライバシーを気にするスタッフさんもいると思います。
ご安心ください。顔が映らない撮影方法のアイディアがあります。
顔が映り込む真正面からではなく、作業をしている様子を背後から、または横から撮影するのです。
ケアの様子が伝わりつつ、しっかり「人の雰囲気」を出すことができます。
利用者の顔も映り込みません。
プライバシーを守りたいスタッフさんを尊重して、素敵な写真にしましょう。
一般の人は、どのように利用すればいいのかわかりません。ケアプランの作成についても知識がない人が多いと考えられます。
一連の流れをわかりやすく説明しましょう。
「訪問看護指示書」
「要支援・要介護認定」
を受けているかどうかによっても流れが異なると思います。
訪問や面談、相談について、契約について丁寧に説明しておくと安心してもらえます。
訪問サービス・通所サービスは、対応可能な地域が決まっています。
地域名と営業時間を載せましょう。
訪問介護・訪問看護・通所サービスを利用するための条件を説明します。
料金は表にしておくとわかりやすくなります。
運営している団体の概要を紹介しましょう。
施設など、他にも展開している事業があれば一緒に紹介するのがおススメです。
電話対応だけではなく、メールでの問い合わせを利用する人が増えています。
未対応でしたら、ぜひフォームを設置して問い合わせを受ける体制にしましょう。
電話対応のみでは機会損失につながります。
公式LINEアカウントを作成し、LINEでの受付窓口を設けても良いと思います。
よくある質問を載せておくと、何度も同じ質問に対応する手間が省けます。
また、ホームページを見れば解決できるので、利用する側にも利便性があります。
「どのくらいの頻度で来てもらえますか?」
「誰に相談すれば訪問看護を受けられますか?」
など、良く受ける質問に対しての回答をコンテンツにしましょう。
自治体によっては、自己評価結果や外部評価結果をホームページで公表するように求めていることがあります。
自治体が定めるガイドラインに沿って公表しましょう。
掲載する場所にも指定があるなど、ルールを定めている場合があります。
決まりがあるかどうか、確認することをおすすめします。
公表ページは、定期的に更新するコンテンツです。
入れ替えやすい仕組みで作成を依頼しておくと更新が楽になります。
検索で見つけてもらうには、「検索する人」「検索エンジン」両方が見つけやすい仕組みでホームページを作成します。
この施策をSEO(エスイーオー)と呼びます。
特に、訪問サービス、通所サービスで対応している地域で検索して表示されることが大事です。
地域名
サービスの業種(訪問介護サービス、訪問看護など)
事業者サービス名
例えば「地域名 通所サービス」「地域名 訪問介護」と検索したらヒットすることを目指してみましょう。
例
所沢市の訪問看護ステーション ちゃこ
サービス案内ページなら、施設の案内をしているページだとわかるタイトルにします。
例
サービス案内│所沢市の訪問看護ステーション ちゃこ
どこの事業者かわかるように、地域名は必ず入れましょう。
同じ地域に住んでいる人だけが検索で探しているわけではありません。
場所と自社の名前、業種を書いて「人」と「検索エンジン」が見て分かりやすいことが大切です。
スタッフのブログや事業所の公式SNSアカウントを作成して積極的に情報発信をしてみましょう。
活動の様子がまったく見えない事業所より、情報発信している事業所に対してより信頼度がたかくなります。
人は、活動している様子や人の雰囲気が感じられると、良い印象を持つものだからです。
を感じるからです。
訪問介護・訪問看護・通所サービスでも、InstagramやTwitter、ブログで情報発信をこまめにしている事業所をよく見かけます。
以下のような話題を参考にコンテンツを作成してみましょう。
まずは続けることが大事。簡単な投稿からでもOK。慣れていくうちに書けるようになりますよ。
ホームページにも、バリアフリーがあるのをご存じでしょうか?
視覚障害や色覚特性などによらず、どのような人、どのような環境においても「見やすく」「使いやすい」ホームページ。
この配慮をWebアクセシビリティと呼びます。
例えば、視覚障害のある方は読み上げソフトでホームページを利用します。
また、色覚特性のある方は配色によっては見分けがつかないことがあります。
文字の大きさや配色、利用しているデバイスやネット環境、あらゆる状況でも「見やすい」「使いやすい」ホームページは、みんなが安心して利用できますよね。
私たちCHACO-WEBは、Webアクセシビリティの高いホームページを作成し、どのような方でも楽しめるネット社会づくりを目指しています。
ホームページを作成したり、リニューアルしたりする時には、Webアクセシビリティの高いホームページを目指しましょう。
感染予防対策の求めから、ホームページを利用して事業に活かす時代になりました。
訪問介護・訪問看護・通所サービスも、ホームページを充実させることで、複数の見て欲しいターゲットに適切な情報を届ける需要が高まっています。
特に、忙しい訪問介護・訪問看護・通所サービスだからこそ、ホームページを充実させましょう。
集客や、サービスの説明、求人など、普段の業務をしているとなかなか時間を割くことができません。
ホームページで情報を届ける仕組みにすれば、24時間365日、ホームページが代わりに働いてくれます。
ホームページが心強いサポート役として活躍できることを願っています。