ブログを9年間運用してきた経験から実践的なアドバイスを得意とし、コンテンツ発信を活用して企業の価値を高めるサポートをしています。
400件を超える中小企業のホームページ制作に関わり、SEO、コンテンツマーケティング、ライティングの知識を使ったコンテンツ制作で利益につなげる制作ディレクションと利益獲得のアドバイスをしてきました。
ウェブの情報発信力を存分に活用する考え方を基礎からお伝えし、運用能力を身につけていただくお手伝いをしています。
詳しいプロフィールはこちらから
ヤマ編集長のXはこちら
ホームページ代表あいさつ文の書き方のコツとは?
代表あいさつ文は、企業について知りたいと思う人に良く読まれる重要なコンテンツです。
代表者の想いや、行動、実績に触れられる貴重な場でもあります。
しかしながら、文章を書くのが苦手な場合はどう書いていいかわからず詰まってしまうことも。
ここでは、ホームページ代表あいさつ文の書き方のコツやポイントをご紹介します。
ホームページの代表あいさつの例文をご紹介の記事では代表あいさつ文の例文を紹介しています。
こちらも一緒にご覧いただくと、よりスムーズに良いあいさつ文が書けるようになります。
もくじ
「文章を書くのが苦手だから、できれば載せたくない……」
「別に誰も読まないのでは?」
このように、避けたくなる方もいるかもしれません。
そもそも、なぜ代表あいさつというコンテンツはコーポレートサイトで重視されるのでしょうか?
意外に思われるかもしれませんが、代表あいさつを読むユーザーは存在します。
では、どのような人が見に来るのでしょうか?
上記を見ると、「あなたの会社に強く興味がある人」が当てはまります。
製品・サービスを他社と比較検討して悩んだ時や、採用の応募先に悩んだ時に、人は他の特徴がないかを見極めようとします。
「他と違うところはないか?」
「どんな姿勢で事業をしているのか?」
このように興味を持つと、代表者の言葉を読みたいと考えるのでしょう。
その一つの材料が代表あいさつなのです。
検索エンジンにとっても、代表あいさつコンテンツは良好な判断材料となります。
なぜなら、独自性のあるコンテンツに高い評価をする傾向があるからです。
Googleの品質評価ガイドラインにはE-E-A-Tという基準があります。
上記の4つの指標を考慮して品質の良し悪しを判断します。
代表あいさつには、代表者だからこそ語れる経験や想いが入ります。
GoogleのE-E-A-Tすべてが込められたコンテンツにすることもできるのではないでしょうか。
検索エンジンの方向ばかり見てコンテンツを作成するのは本末転倒です。
しかしながら、検索エンジンに理解されやすい側面を知っておくと、重要性を感じてもらえるのではないかと思います。
「顔出ししなくてはいけませんか?」
制作の際に、写真を掲載すべきかどうかをよく質問されます。
答えは、「できるだけ載せましょう!笑顔で!」です。
ユーザーにとっては、顔の見えない相手よりも、写真を掲載している企業のほうが透明度が高い印象を受けます。
できるなら、笑顔で明るい雰囲気の写真で信頼してもらいましょう。
プロの写真家にしっかりしたものを撮影してもらうのがオススメです。
とはいえ、ハードルが上がってしまうのなら、誰かに明るい場所で撮影してもらっても良いでしょう。
今はスマートフォンでも十分に高画質な写真を撮ることができます。
上記のポイントに注意しながら撮影してみましょう。
アレンジバージョンのアイデアをご紹介します。
読み手を引きつける代表あいさつ文とは、文章に「自然な流れ」があることです。
スピーチにおける自己紹介でも同じですね。
知らないうちに相手のスピーチに引き込まれてしまった・・・そんな経験を持つ方もいることでしょう。
これがまさに、代表あいさつ文の文章においても同じなのです。
文章を「自然な流れ」に乗せて、うまく読み手を引き込んでいきます。
代表あいさつの「自然な流れ」は、代表者と会社の「過去・現在・未来」で表現できます。
読み手を惹き付けるホームページ代表あいさつ文にするために、あらかじめ文章構成をまとめておき、うまくその自然な文章の流れに乗せていくようにしていきます。
文章構成 = 文章の流れとも言えますね。
一種の「物語」にたとえてもらってもいいでしょう。ここでは「起承転結」の流れを少し取り入れています。
あらかじめ創業から今に至るまでの過程や経緯を書き出してみることも大きな助けになることでしょう。
文章構成の元となる内容が必要になるためです。
最初から文章にするのは難しいかもしれません。
思いついた言葉をとにかく書き出して、頭の中をノートや紙、パソコンのメモ帳で「見える化」するとうまくいきます。
一例として、以下の順番に沿って文章構成を用意します。
こちらは代表あいさつ文の「導入部分」でもあります。
「過去」を述べます。
自分は何者なのか?
何を提供している会社なのか?
など、いわゆる「自己紹介・会社紹介」の部分を紹介します。
経歴を紹介するのも良いでしょう。
どの会社にも、会社の経営理念が必ずあります。会社の経営理念・動機や経緯や歴史を紹介します。
こちらは「過去」から「現在」の部分に当たります。
時系列にしてもかまいません。
「自己紹介・会社紹介(導入部分)」と「会社の理念(経営理念)・開業の動機や、経営の経緯や歴史」が起承転結の起・承なら、ここでは場を盛り上げる「転」の部分となります。
今代表のあなたの想いを伝える場、つまり「現在」に当たります。
ここで、読み手に訴えかけたい内容を書きます。
「目の前で読んでいるあなた」に伝える感覚で書くとよいでしょう。
具体的には、上述したあなたの会社に興味がある人を思い浮かべるのも良いと思います。
ここは、起承転結で言う「結」の部分です。
これからどうしていくのか「未来」への展望を書く場です。
「自己紹介・会社紹介(導入部分)」、「会社の理念(経営理念)・開業の動機や、経営の経緯や歴史」、「読み手に訴えかけたい内容」と流れを作ってきて、最後にまとめる役目がこの部分です。
ここまで流れで乗せてきた文章をうまく閉じられるよう、まとめを書きましょう。
今後の抱負を結びに書くと、将来に向けて広がる・向上のイメージを持たせる効果があります。
以上、文章構成について紹介しましたが、構成があればいいというものではありません。
読み手を惹き付ける、優しい・安心感・信頼感・親しみやすさが伝わる「書き方」も重要です。
内容は専門的であっても、それを「誰にでもわかるような文体・表現」で書くこともポイントですね。手紙を書くことを意識してみてもよいでしょう。
中学生でもわかるような語りかけ方を意識して書きます。
わかりやすい文章は、結果的に安心感や信頼感、親しみやすさが伝わる文章に繋がります。
これはしてはいけない、というポイントもあります。
一生懸命書いたあいさつ文で、せっかくの評判を落としてしまっては台無しです。
公の場に出す文章ですから、さまざまな背景を抱える人が読むものと心得ましょう。
意識しないうちに差別的であったり、特定の事情がある人を傷つけるような表現があったりしないか見直します。
可能なら、一度立場の違う人に読んでもらうのがおすすめです。
また、会社を代表するあいさつ文として恥ずかしくない文章を作ることも大切です。
正しい書き言葉で書くことや、文章作成の基本もマスターしておきましょう。
SNSやブログなどで反響の多い文章は必ず、多くの共感を集めています。
上記に加え、「共感」を得られる文章も意識してみましょう。
共感を得られる文章は好感度をぐっと高めることができます。
難しく考えず、社長であるあなたの「想い」表現します。
「信頼・安心感」に繋がる元は「共感」です。そして共感が集まる所には必ず、「想い」が存在します。
ホームページ代表あいさつ文で言えば、
「会社を立ち上げる前、◯◯をしたかった!」
↓↓
「□□を提供し、会社を育て、こんな想い・経験をして今に至った!」
前項「会社の理念(経営理念)・開業の動機や、経営の経緯や歴史」の会社の「経緯」の中にも、苦労や経験から生まれるこのような想いがあるはずです。
人間で例えれば、誕生から成人するまでの間。
お子さんがいる方であれば、子どもを育てている経過。
会社でも同じく、そのような想いを記すことで共感が集まりやすくなります。
どんな気持ちで立ち上げ、今に至るのか?といったことや、会社への思い入れ、お客様への想いを書くのもよいでしょう。
この記事をご覧になっている方は、文章を書くことに苦手意識があるのかもしれません。
安心してください。
代表あいさつ文に点数が付くわけではありません。
ホームページに公開する文章は、更新して何度も書き直すことだってできます。
作文を怖がるあまり、ありきたりの定型文にしてしまうこともあるでしょう。
しかし、それは面白みのない会社として印象付けてしまうことになりかねません。
代表あいさつを読む人は、流麗な美文を求めているのではなく、会社の姿勢や代表者の考え方、行動を知りたいと思っているのです。
ですから、最低限の礼節を持った書き言葉になっていれば、ご自分の言葉を書き連ねた文のほうが心に響くはず。
創業当時や、承継当時の想いを呼び起こしながら、つらかった時に乗り越えた想いを呼び起こしながら、自信を持って書きましょう。
ホームページ代表あいさつ文の書き方の一例とはなりますが、ここでは以下を意識・表現することで、読み手を惹き付ける代表あいさつ文にするコツとポイントをお伝えしました。
代表あいさつがどのような人に重視されるのか理解できると、文章も作りやすくなりますよね。
読み手に向けてメッセージを伝える意識が持てるようになると、心がこもる方もいるかもしれません。
流れ、コツのまとめとしては以下の通りです。
会社に対する期待や信頼に繋がるホームページ代表あいさつ文の助けになることを願っています。