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ホームページ作成を依頼したのはいいけれど、素材の用意や原稿作成に手こずっていませんか?
「何を書けばいいのかわからない…」
「文章作成は苦手…」
「どこから手を付ければいいの…」
「作文なんて学生の時以来やってないよ…」
「でも原稿を依頼する予算をかけるのはちょっと…」
慣れない作業に戸惑ってしまいますよね。
普段の業務と並行して進めるとなると多くの時間をかけられないけれど、雑にするわけにいかず悩んでしまうこともあるかもしれません。
文章力に自信がなくても大丈夫です。
実際にはホームページ作成が初めてで、どうしたら良いのかわからない方が大半です。
書き方を知ることでホームページに載せる原稿は書けるようになります。
今回は、ホームページの素材の準備、原稿を作成する時の心構え、原稿の書き方と、気を付けるべき点について解説します。
もくじ
原稿作成用のシートを前に呆然としてしまい、なかなか進まない…。
ホームページの原稿作成につまずいてしまうのはこのような理由があります。
おおよそ、どれかに当てはまるのではないでしょうか?
これらの不安や問題を解消してしまいましょう!
ご安心ください。
ホームページ用の文章技術に優れた人はゴロゴロ存在するわけではありません。
ホームページを依頼する人の大半が初心者です。
作文に慣れている人も少数ですので、気負う必要はありません。
完璧を目指そうとすると、かえって原稿執筆が進まなくなります。まずは一度原稿を書き上げてしまうことを目指しましょう。
ホームページは一旦完成させるまでが一苦労ではあります。
ただし、出来上がったら終わりではありません。
最初から完璧を目指さなくて良いというのは、お客様の反応を見ながら更新をすることになるからです。
ホームページは、修正や改良を重ねていきながら、集客などの目的を達成できるように運営していきます。
運営しながらの修正や更新もあるのだから、最初から完璧である必要はないのです。少し気持ちが楽になるのではないでしょうか。
作るべき原稿全体を見渡すと、膨大な量のように感じます。
原稿の作成は、一度に全部作り上げてしまおうとすると大変です。まずは原稿を細分化して、細かい作業を積み重ねて書き上げてみましょう。
コンテンツごとに分けてみると、一つのコンテンツに必要な文章量はそれほど多くありません。
サイトマップというページごとの構成が決まったら、ページごとに作業を細分化してしまいましょう。
料金ページだけ作る。
次は会社概要ページを作る。
このように細分化すると作業を進めやすくなります。
忙しい方におすすめなのが、ホームページの原稿に使う時間を毎日30分だけ取ることです。
ホームページ作成だけに業務を集中できれば良いのですが、多くの方は他の業務と並行しています。
ただでさえ慣れない原稿作成なのに、他の業務が忙しくて手を付けられず、ズルズルと日にちだけが過ぎてしまうことがあると思います。
先ほど述べた作業の細分化と併せて、短時間だけホームページ原稿に割くようにしてみましょう。
「今日はページのタイトルと説明文を考えるだけはやってしまおう」これだけでも原稿は着実に完成に近づきます。
何を達成したいホームページなのか、思い出してみましょう。
まだ決まっていなければ、目的を決めると原稿も作りやすい。
原稿はホームページの目的を達成させるプロセスの一つです。何を達成したいホームページなのか、再確認してみましょう。
どのような人に向けて作るホームページなのか、その人にどうして欲しいのかを明確にします。
まだ目的が決まっていなければ、先にホームページで達成したい目的を設定しましょう。
自社の強みや特徴などアピールできることを書き出してみましょう。
商品・サービスは他とどのような違いがあるでしょうか。
思い浮かばない時には、普段仕事をするときに心がけていることは何か考えてみます。
些細なことのように思える事柄でも、魅力に感じるお客様もいます。ぜひ自社の魅力をホームページで引き出せるよう、まずは書き出し作業をしてみましょう。
この時点では文章にしなくても構いません。単語の羅列でも良いので、思いついた言葉をとにかく書き出すことが大切です。
ホームページでお客様に伝えたいこと、そしてユーザー(お客様)が知りたいことを書き出してみます。
ホームページのターゲットをペルソナまで落とし込み、その人に向けて書き出しても良いです。
「ぜひここを知ってもらいたい!」というポイントがあるはずです。普段お客様と会話する際に強調して説明するポイントがありませんか?
また、お客様がホームページにアクセスするのは、知りたいことがあるからです。
普段のお接客でお客様からよく聞かれることがあるかもしれません。多くの人が知りたいことは、ホームページにも載せておきましょう。
開業したばかりで実績がない場合は、コンセプトを書き出しましょう。
コンテンツの雰囲気を掴むために、同業他社のホームページをいくつか見て回るのもおすすめです。
どのような見出しにしているのか、タイトルはわかりやすく付けられているかなども参考になると思います。
ただし、あくまでも参考にするためであって、文章を真似たりコピーしたりは厳禁です。
原稿作成は、取り掛かりやすいコンテンツから手を付けるのがおすすめです。
作文に頭を悩ませなくてもよい基本情報などがそれに当たります。
これらを先にこなしていくうちに、原稿作成に少しずつ慣れていくことができると思います。作文が必要なコンテンツは原稿に慣れてからのほうがスムーズに進められます。
ここで、ホームページの基本の構造を解説します。ざっくりと覚えておく程度で構いません。少しでも知っておくとイメージしやすくなると思います。
各ページにタイトルが一つあります。
そこから見出し、本文がある構造です。
小見出しが設けられることもあります。
書き出した言葉を文にしていきます。
強みや伝えたいことで重要なものからピックアップして作文しましょう。
目の前にお客様がいて、その1人のお客様に語りかけるような気持ちで書くと文にしやすいのでおすすめです。
実際に、スマートフォンやパソコンを通して接客するのがホームページです。
あなたの言葉がお客様に届くように書いていきます。
文章を作成する時には、一番言いたいこと、つまり結論から書くことを心がけます。
ホームページが対面での接客と違う点は、お客様が読み飛ばしてしまうことです。
すべての文章をお客様が読むとは限らないので、最初に結論を見せるべきなのです。
句点”。”までは短めにしましょう。一文が短い文章は簡潔で読みやすいのでストレスを感じません。
逆に、だらだらと一文が長過ぎる文は理解を妨げてしまいます。
素晴らしいサービスについての解説も、お客様に伝わらなければ意味がありません。 わかりやすさを優先しましょう。
専門用語はできるだけ使わず、素人が読んでも理解できるような文にします。わかりやすく伝えるのがホームページの役割でもあるからです。
伝わりやすくするために、画像やイラスト、表、アイコンを使って表現するのもおすすめです。制作担当者と相談してみましょう。
まずはデザインのことは考えず、原稿作成に集中してしまいましょう。
デザインを起こした後に修正をしたほうが良い箇所が見つかることもあります。文章量が多すぎたり、少なすぎてスカスカに見えたりするかもしれません。
いずれにせよ、デザインを起こしてからでないと判断しにくいので、原稿作成時にデザインを想定しながら書く必要はありません。
写真素材の用意は、自社で撮影するオリジナルの写真素材とストックフォトという画像素材、両方使うことができます。
画像素材はプロが撮影した写真なので美しく高品質なものを使えるのが嬉しいですね。キレイでホームページの雰囲気も良くなります。
イラストも同様に、文字だけの説明よりもイラスト入りのほうが理解を助けるのでわかりやすいホームページにすることができます。
画像素材には有料から無料までありますが、利用規約をよく確認し、規約の範囲内で使うようにしましょう。
ただし、画像素材だけのホームページは味気なく差別化が難しくなります。
数は少なくてもよいので、オリジナルの写真も用意しましょう。オリジナルの写真が使われているほうがお客様からの信頼度は上がります。
他のサイトから文章をコピーして使うことはやってはいけません。
文中の言葉や語尾を少しだけ変えて、ほとんど元の文章を使うのもNGです。
同じく、他のホームページで使われている写真やイラストを無断使用することもやってはいけません。
いくら文章力に自信がなくても、いわゆるコピペ行為は許されません。会社の倫理観を疑われることになり、信用は一気に落ちてしまいます。
ホームページの原稿や素材は、構成要素の中でも重要なものです。
良いホームページにするためには雑な原稿では十分ではありませんから、負担が大きく感じるかと思います。
原稿作成に取り掛かりやすくするいくつかの工夫と、文才がなくてもできる原稿の具体的な作成方法について説明いたしました。
お客様はホームページで美辞麗句を期待しているわけではありません。
あなたの会社や商品・サービスがどのような特徴を持っているのかを知りたいのです。
簡潔な言葉でも、信頼できる会社だと判断できれば取引先候補になり得ます。
「このメッセージのほうがお客様に伝わるかな」
「解説はこっちのほうがわかりやすいかな」
など、自分で更新できる機能のホームページであれば、いつでも修正できます。
ぜひ前向きに原稿作成をして、ホームページ運営をスタートさせましょう。