ブログを9年間運用してきた経験から実践的なアドバイスを得意とし、コンテンツ発信を活用して企業の価値を高めるサポートをしています。
400件を超える中小企業のホームページ制作に関わり、SEO、コンテンツマーケティング、ライティングの知識を使ったコンテンツ制作で利益につなげる制作ディレクションと利益獲得のアドバイスをしてきました。
ウェブの情報発信力を存分に活用する考え方を基礎からお伝えし、運用能力を身につけていただくお手伝いをしています。
詳しいプロフィールはこちらから
ヤマ編集長のXはこちら
大規模修繕工事の集客ができるホームぺージの特徴 制作ポイントと集客法
大規模修繕工事業者がホームぺージを作成し、ネットからの顧客獲得に力を入れています。
しかし、思ったほどの集客効果が感じられず、【会社やサービスを紹介するホームページ】をただ運用しているだけになっている企業が多いのも事実です。
「今あるホームぺージを、集客に強いホームページにリニューアルしたい!」
「せっかくこれから作るのだから、集客につながるホームページを作りたい!」
と検討している大規模修繕工事業者の方のために、集客ができるホームぺージの特徴と制作ポイントを詳しく解説します。
また、ホームページをより多くの方に知ってもらうためのきっかけ作りには、SNSなどのネットを効果的に活用することがとても重要です。
集客ができるホームぺージ制作のポイントと合わせて、ネットからの集客方法もぜひ参考にしてください。
もくじ
集客に成功している企業のホームページを比較すると、似たような特徴が見えてきます。
ホームページ制作をはじめる前に、まずは集客ができるホームページの特徴を理解しておきましょう。
【集客ができるホームページの特徴6つ】
ホームぺージを制作する際、はじめになぜホームページを作るのか【ホームページを作る目的】と誰に向けたホームぺージなのか【ターゲット】を明確にしましょう。
それぞれの企業によって、ホームページを作る目的が異なります。
など、「ホームページに訪れたユーザーにどう行動してもらいたいのか」「どう感じてもらいたいのか」がホームぺージ制作の目的です。
制作する目的が明確になると、目的に合わせて必要なページ数やシステム、スタッフに必要な技術力、自社制作が可能なのかなどが見えてきます。
全体的なイメージが湧くことで、今後必要になる予算の設計も立てやすくなります。
ホームページに訪れてほしい【理想のお客様(ペルソナ)】を設定しましょう。
ペルソナとは、性別、年齢だけではなく、所在地や家族構成、趣味や休日の過ごし方、最近の悩みなどライフスタイルまで細かく設定した人物像です。
似たような意味合いで使われる「ターゲット」とは、【男性・50代・会社員】など大まかな分類で分けた顧客のこと。
ペルソナのように具体的な一人のお客様像を設定することで、お客様が求めているサービスや知りたい情報をより具体的に考え出せます。
年齢性別に関係なく、さまざまなライフスタイルが広まっている今、ターゲットよりもペルソナを設定したマーケティングが効果的です。
一人のペルソナの後ろには、多くの潜在顧客が隠れています。
一人のお客様に向けた情報であっても、より絞り込まれた情報が「これは私に向けたホームページだ!」と多くのお客様に感じてもらえるのです。
どのようなサービスを得意としているのか、自社のサービスを受けることでお客様が何を得られるのかをわかりやすく的確に伝えましょう。
「見積もり相談無料」
「丁寧なコミュニケーションを大切にします」
「熟練の技術力と豊かな実績」
自社の強みや他社にはないサービスを全面に出すことで、そのサービスを求めているお客様の目に止まりやすくなります。
また複数社の比較しているお客様にとっても選択しやすく、よい印象をあたえる効果が期待できます。
すばらしいホームページを制作し公開しても、誰も知らず認知度が低いままでは集客は見込めません。
アクセス数が多いホームぺージでは、認知度をあげるためになんらかのWeb戦略をおこなっています。
よく知られている戦略の一つに【SEO】対策があります。Googleなどの検索サイトで上位に表示させる方法です。
またSNSやポータルサイトなど、さまざまなネットからの集客窓口を増やすことも認知度アップに効果的です。
更新がされていなかったり、更新頻度が少なかったりするホームページでは、お客様からの信頼を失う原因になります。
「倒産してしまったのではないか?」「企業の業績が悪いのではないか?」などの不安を与えてしまうからです。
活動的な企業であることをアピールするためには、定期的な更新を継続する必要があります。
期待していたようなアクセス数や集客が感じられなくても、すぐに諦めないでください。
ホームページ運営を成功させるためには、公開後のアクセス解析がとても重要です。
ホームページのアクセス解析には、一般的にGoogleアナリティクスを使用する方が多いです。
アクセス解析によって、訪れたユーザーのさまざまな情報が得られます。
アクセス解析から得た情報をもとに、ホームページの修正・改善を継続的におこなう必要があります。
諦めずに続けることで、次第にアクセスが増え、集客ができるホームページへと育っていきます。
ホームページで発信する情報は、お客様が知りたい・求める情報です。お客様の役に立つ、知ってためになる情報を発信しましょう。
それぞれの業種、サービスや商品によって、お客様が求めている内容が違います。
品質やデザイン、企業・ブランドの信頼性、価格などさまざまです。
大規模修繕工事業者への依頼を検討しているお客様の多くは、業者の実績や技術力、施工価格、アフターフォローなどの情報を重視しています。
その中でも業者への信頼性と安心感を求めている方が多くいらっしゃいます。
大規模修繕工事は10~15年ごとにおこなうため、一度依頼をすると長い付き合いになります。
次の大規模な修繕工事までに考えられる、さまざまなトラブルにも安心して任せられる信用・信頼できる業者を探しているのです。
大規模修繕工事への依頼を検討しているお客様が、重要視している企業の【信頼性と安心感】。
どのような情報を掲載すれば、お客様に信頼と安心を感じてもらえるのでしょうか。
どのような企業なのかをわかりやすく、明確に記載します。
詳細があいまいな企業では、お客様に信用をしてもらえません。
会社概要には、住所や代表者、事業内容、取引先、取引銀行などをできるだけ掲載しましょう。
どのような思いで事業を行っているのか、会社や代表者の理念も信頼アップに効果的です。
今までの大規模修繕工事のさまざまな実績を掲載し、自社の技術力をアピールしましょう。
ただ文章や件数だけでアピールするのではなく、お客様がイメージしやすいように写真や動画などを活用して説明します。
さまざまな実績や技術力、丁寧な仕事内容が安心感へとつながります。
お客様に競合他社と比較・検討してもらうためには、自社のサービスや強みを的確にアピールし、わかりやすく伝える必要があります。
「充実したアフターメンテナンス」
「丁寧な調査とわかりやすい見積もり説明」
「マンション住人への配慮と防犯への心がけ」
【何が他社と違うのか】をわかりやすく伝えることで、そのサービスを求めているお客様の印象に残りやすくなります。
お問合せから工事完了までの流れを、写真やイラストを利用してわかりやすく説明しましょう。
どのように話が進められていくのかがわからないとお客様は不安を感じ、問い合わせをすることを止めてしまいます。
今後の流れが見通せれば、安心してお問い合わせや相談がしやすくなります。
大規模修繕工事への依頼を検討しているお客様にとって、他社との大きな比較材料となるのが「アフターフォロー体制」です。
一度依頼をした業者とは、次の大規模修繕工事まで長い付き合いになります。
「どのようなアフターフォローサービスをおこなっているのか」をわかりやすく記載しましょう。
大規模修繕工事にかかる費用は、ホームぺージ上でパッケージ価格として売るには難しいサービス内容です。
実際の建物の立地条件や環境によって価格が変わるので、費用に関するトラブルも多くみられます。
大規模修繕工事を請け負う業者もお客様も、できれば費用に関するトラブルは避けたいもの。
お客様に納得・安心してご依頼いただくためにも、建物や立地に合った適正価格をわかりやすく丁寧に伝えることが大切です。
実際に工事を依頼されたお客様の声(口コミ)を重要視する方が多くいます。
口コミとあわせて、できれば施工前後の写真を一緒に載せるとイメージがしやすくなります。
また良いコメントだけではなく、トラブルに対してどのように対応してもらったかも掲載しましょう。
【トラブルにもしっかり対応してくれる信頼できる業者】として認識してもらえるからです。
以前お問い合わせを受けた質問は、事前に「よくある質問」「Q&A」として掲載しておきましょう。
ご依頼を検討されているお客様もまた、同じような疑問や不安を抱えているものです。
お客様の不安や悩み、疑問がホームページ上ですぐに解決されることで、見積もり相談やお問い合わせへとスムーズに進みます。
会社へのお問い合わせの件数も減り、対応スタッフの業務負担が減るメリットもあります。
お客様がホームページを見て感じた印象は、そのまま会社のイメージへと反映されます。
などの組み合わせによって、会社のイメージ「清潔感がある」「温かみがある」「ガチっとした重厚感がある」などを作り出すことができます。
お客様にどのように思われたいのか、ユーザー目線でデザインを考えてみましょう。
また、時代によって好まれるデザインやターゲットのライフスタイルにも変化が生じます。
ホームページのデザインは何年も放置したままにせず、定期的に見直すことをおすすめします。
多くの企業がお客様からの信頼を獲得するために、オウンドメディアを運営しています。
オウンドメディアとは、企業が運営・発信するブログのようなWebマーケティングです。
ホームページもオウンドメディアのひとつですが、オウンドメディア=ブログのようなイメージが広がっています。
TwitterやInstagramなどのSNS、メールマガジン、動画配信も実はオウンドメディアです。
オウンドメディアを運用する目的は、お客様に自社のサービスや商品を知ってもらうきっかけを作ることです。
例えば大規模修繕工事業者であれば、「マンション建て替えに関するQ&A」や「マンションオーナーになる方法」、大規模修繕工事に一見関係がないように思える「住まいや暮らしに関するインテリア情報」などでも構いません。
お客様が知りたい・役に立つ情報を発信し、企業やサービスについても知ってもらうのです。
さまざまな角度から情報を発信することは、今はまだ大規模修繕工事を必要としていない潜在顧客の元にも情報が届くことにつながります。
ただし更新をあまりせず運営をおろそかにしてしまうと、動いていない会社と見られ信用を失う原因にもなります。
計画的に運用し、活動的なオウンドメディアであることをアピールしましょう。
集客に役立つホームぺージにするには、ホームページの認知度を高め、ホームページへと導く窓口を増やす必要があります。
SNSなどのネットとホームページを連動することで、より高い集客効果が期待できます。
それぞれの特徴を理解し、自社のサービスに合った方法でホームページの存在を多くの方に広めましょう。
大規模修繕工事の業者が活用できるSNSを3つ紹介します。
SNSの中でも特に拡散力が高いといわれるTwitter。
140文字のテキスト投稿が中心ですが、画像や動画を添付する機能もあります。
企業や現場の風景やSNS担当者の何気ないつぶやきなどを定期的に投稿します。
コツコツと発信し続けることが、会社のイメージアップにつながります。
動画配信をおこない、ユーザーの視覚に訴えるYouTube。
ユーザーの視覚に訴える動画配信は、伝わりやすくわかりやすいことから幅広い年代の方に利用されています。
専門家によるセミナー開催をおこなう企業が多くあります。興味はあるけれど直接会場に行ってセミナーに参加するのはハードルが高いものです。しかし、ネットであればユーザーも顔を出さずに気軽に参加・相談ができるので便利です。忙しい方や遠方の方でも、全国どこからでも参加ができます。
実名での登録利用制であるため、信用性が高く、ビジネスでの利用者が多いFacebook。
文章制限がなく、しっかりとサービスや商品の良さを伝えることができます。
利用世代は30~50才のビジネス世代が多いのが特徴です。
企業や現場の様子、サービスの紹介、会社の日常を発信している企業が多くみられます。コミュニティに参加することで、さまざまな業種の方と知り合えることから営業の場としてもビジネス利用されています。
特定の業種をまとめて紹介するサイトをポータルサイトといいます。顧客獲得の窓口として活用できます。
お客様にとっては、一度に複数の業者を比較・検討できるとても便利なサイトです。
無料で登録ができるサイトもありますが、月額有料や契約や資料請求などに応じて手数料を支払う成果型を採用しているところがほとんどです。
GoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索結果上部に表示される広告のことです。
表示されただけでは費用はかからず、クリックされた分だけ広告費用が発生するクリック課金制です。
サービスに関連したキーワードを検索したユーザーの画面上に企業広告が表示されます。
サービスを本当に必要としている方の目に届けられるため、クリックされれば成約率も高まります。
企業や個人の購読を希望するお客様に、メールマガジンを定期的に配信します。
お客様が知りたい・役立つ情報を配信し続けることで、販売促進とお客様との信頼関係をきづく目的があります。
大規模修繕工事に関する情報であれば、「マンションリフォームのQ&A」「管理業者のトラブル解決法」「大規模リフォーム!適正価格の見分け方」など。
チラシやダイレクトメールなどの紙媒体ではないため、印刷代がかかりません。
複数個所に一括でメール送信ができ、テレホンアポイントなどの営業コストの削減にもなります。
Googleビジネスプロフィールとは、Googleが運営するマップや検索サイト画面にビジネス情報を表示させるツールです。
「地域+大規模修繕工事」という地域キーワードをユーザーが検索した際に、マップとともに検索画面に表示されます。登録は無料で、自社のホームぺージサイトの掲載も可能です。
無料でホームページへの集客窓口がひとつ増えるので、利用しない手はありません。
サービスの提供をおこなっている地域設定もでき、地域密着型ビジネスであれば登録しておく必要があります。
「【SEO】は何となくわかるけど、【MEO】って何だろう?」と思われる方も多いのではないでしょうか。
どちらもホームページへのアクセス数に大きな影響をあたえる重要な対策です。
まずは基礎知識だけでも覚えておきましょう。
【SEO】とは、「Search Engine Optimization」の略。「検索エンジン最適化」ともいいます。
GoogleやYahoo!などの検索サイトでキーワード検索をした際に、できるだけ検索結果上位で表示されるよう対策をすることです。
上位表示をさせるためには、検索エンジンに「このホームページが検索者にとってとても役立つ、悩みを解決してくれるサイトだ!」と認識してもらう必要があります。
【SEO】に関しては、とても奥が深く、簡単に対策ができるものではありません。
多くの企業が専門の業者に大きな費用をかけて依頼をしたり、SEOについて学んだりしながら、試行錯誤を繰り返しているのです。
しかし大きな費用をかけなくても、個人事業者や中小企業にもできるSEO対策があります。
【MEO】とは、「Map Engine Optimization」の略。「マップエンジン最適化」ともいいます。
無料で登録した企業情報「Googleビジネスプロフィール」が、できるだけ上位に表示されるように対策をすることです。
地域性のあるキーワード「地域+大規模修繕工事」「地域+マンション+建て替え」のようなキーワードで検索をすると、検索結果画面にGoogleマップと一緒に企業上であるGoogleビジネスプロフィールが表示されます。
特定の地域でのサービスを必要とし、地域検索をされたお客様の画面に反映されます。地域密着型の企業にとって、とてもありがたいシステムです。
Web制作会社などの専門の業者へ依頼をしている企業もありますが、SEOに比べ多くはありません。
また、中小企業でも取り組みやすい対策です。書籍やYouTubeを参考にしてMEO対策にチャレンジをしてみてはいかがでしょうか。
最近では無料のホームページ作成ソフトを利用したり、決まったテンプレートがあるため初心者でも手軽な価格で立派なホームページが作れたりするようになりました。
しかし、いざ作成してみると「思ってたようなホームページにならない」「ホームページは満足だが、アクセス数が伸びない」などの悩みを抱える方も多くいらっしゃいます。
ホームページの制作や運営に行き詰ったときは、専門のホームぺージ制作会社に相談をしてみることをおすすめします。
制作会社に依頼をする際、一番気になるのが「いくらかかるのか?」ということ。
ホームぺージ制作にかかる費用は、目標とするホームページの大きさや必要なシステムなどによって大きく異なります。数十万で済むケースもあれば、数百万必要になるケースもあります。制作会社によっても大きく異なるものです。
ひとつの業者にはじめから絞るのではなく、複数の業者から見積もりを取り、予算に合わせてしっかりと比較・検討をするようにしましょう。
また、ホームページにかかる費用は制作費だけではありません。公開後の毎月の維持・管理費、更新費用などトータルで考える必要があります。
ホームページ運営は公開したからといって、すぐに結果が感じられるものではありません。時間をかけてアクセス数を増やし、ユーザーを顧客へと導いていく戦略です。
予算設計をする際は、3~4年の長いスパンで予算計画を立てることをおすすめします。
大規模修繕工事業者の集客ができるホームページの特徴、ネットを使用した集客方法について解説しました。
大規模修繕工事の集客ができるホームぺージに見られる特徴は、
ホームページをただ運用するだけでは、期待をしているような集客はあまり見込めません。
より多くの方にホームページの存在を知ってもらいアクセスしてもらうために、SNSなどネットからの窓口を増やす必要があります。
ホームページ運営やネットでの集客方法は、すぐに効果が感じられるものではありません。
しかし、諦めずにコツコツと続けることで、いつか努力が実り集客ができるホームページへと育っていくことでしょう。