美容医療での術前と術後で「こんな風に変わった」という写真を医療機関のサイトや広告で使用することができなくなります。
厚生労働省は2017年10月25日に、医療機関の広告規制を見直し、「ビフォー・アフター」写真の使用を原則禁止する方針を固めました。
※現在は以下の記事が削除されているため、リンクを外しました。(2019年3月19日追記)
参照:「ビフォー・アフター」原則禁止に=美容医療トラブルで広告規制-厚労省方針
美容外科手術などで、このような「ビフォー・アフター」広告を見かけます。
人によって結果が違うことや、フォトショップなどの画像修正が施されている「虚偽・誇大広告」を減らすためということです。
ホームページでもこの方針決定は適用されます。
美容医療のホームページをお持ちの方、これから制作を予定されている方はご注意ください。
「ビフォー・アフター」はたしかに直感的に効果をイメージしやすいので、さまざまな業種で利用されています。
しかし、施術方針を丁寧に紹介していったり、実際の(嘘ではなく)お客さまの声を紹介したり、顧客の不安を取り除く工夫をすることで信頼度を上げることが可能です。
「なんか嘘っぽいな」
「裏がありそう」
と消費者が感じてしまっては、ビジネスに大打撃を与えてしまいます。
売り上げのために、という視点から強引な手法に走ることは、先日ご紹介した「比較サイト」措置処分の例も含めて信頼に大きな傷を付けてしまうのです。
被害を減らし、将来的に防ぐ目的で規制があることは良いことですが、規制に任せてばかりでは、インターネットビジネス業界は息苦しくなるばかりです。
良心にしたがった情報発信をこころがけることによって、最小限の規制と自由な環境を作ることが理想的だと考えます。
良い環境でインターネットビジネスが盛り上がるためには、私たち情報の発信者(ホームページを運営する側)が誠実な態度で臨んでいくことです。
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