自社のホームページを作成したのに売上につながらない!
このようにお悩みの方は、実は多いといわれています。
現在、中小企業の約70%が自社のホームページを開設しているといわれています。
しかし総務省が発表したデータ(※)によると、ホームページを開設して販売客数が大幅に増加したと回答したのは、わずか3.7%、やや増加したが34.1%なのだそうです。
(※)参照元:2014年版中小企業白書
このように「ホームページの開設」が売上につながったケースというのは4割程度で、残念ながら多くはないといわざるを得ません。
ただ、一方でホームページを活用し、売上を伸ばしている企業や個人がいるのも事実です。
いったい何が違うのでしょうか?
実は、売り上げや反響につながっていない会社は「集客できない作り方」をしているのです。
集客できない作り方をしているので、当然ながら売り上げや反響につなげることができません。
先ほどの企業白書によると、6割ほどの企業は「集客に失敗するホームページ」を作ってしまっているということです。
売り上げや反響につながっている場合と、つながっていない場合で何が違うのでしょうか。
ダメなケースを理解することで、自分のホームページを見直し、集客できるホームページに修正していくことができます。
ここでは、集客に失敗するホームページ制作の特徴を紹介していきます。
ホームページからの売上とはどのように作られるか

まずは、ホームページからの売上とはどのように作られるかをみてみましょう。
ホームページの売上は
[ 売上 = 顧客数 × 単価 ]
で表すことができます。このうち、「顧客数」というのは
[ 顧客数 = ホームページへのアクセス数 × 成約数 ]
で表されます。これらをまとめると…
[ ホームページの売上 = ホームページのアクセス数 × 成約数 × 単価 ]
ということになります。
まずはこの公式を理解しておかなければなりません。
「ホームページへのアクセス数」が少ないと、売り上げに直結しないということが、一目瞭然ですね。
基本はアクセス数です。
まずは見てもらえるホームページが集客においていかに大事かということがお分かりいただけると思います。
これらを踏まえて集客に失敗するホームページの特徴を見ていきましょう。
お客さまの視点に立ったホームページ作りをしていない
ホームページ制作において重要なことの一つに、「お客さま目線でホームページを制作する」ということがあります。
これを考えていないと、ホームページへの訪問数や成約数が伸びることは無いといってもいいでしょう。
そのためには、
- どのようなお客さまにホームページを訪問してほしいのか
- お客さまにとってわかりやすいホームページをいかに作成するか
ということが大事になってきます。
どのようなお客さまにホームページへ来てもらいたいかということは、「ターゲットと考える」ということです。
競合他社と比較して、どのような点が売りや強みになっているのかを考えたうえで、それらにあったターゲットに向けてホームページを作成し、宣伝・訴求をしていかなければなりません。
そうすることで、競合他社より自社の商品やサービスに「価値を感じた」お客様はホームページを訪問しますし、成約もしやすくなっていきます。
また、お客さまにとってわかりやすいホームページを制作するということも大切です。
せっかく魅力を感じてホームページを訪問してくれたとしても、内容がわかりにくいホームページだったら、お客様はホームページをすぐに離れてしまいます。
一目見ただけで何の商品やサービスを扱っているのか、またそれらの魅力が伝わるような工夫が必要になってきます。
お客さまにどのような行動を取ってほしいのか明確になっていない
ホームページを制作するうえでさらに重要なことは、ホームページを訪れたお客さまにどんな行動を取ってほしいのか、という「ホームページで達成したいゴール」を設定することです。
これを設定していない場合、記事を書いても、動画を作成しても自己満足になるだけで、売り上げにつながることは難しいでしょう。
このホームページを訪れてもらったお客さまに
- 商品を購入してもらいたい
- サービスについての問い合わせをしてほしい
- レッスンの無料体験を申し込んでほしい
- ブログの記事をシェアしてもらいたい
など、必ずゴールを設定して、そこへ誘導できるようなホームページつくりを心掛けましょう。
ホームページは改良が欠かせないが、最初に出来上がった状態のまま作りっぱなしで放置してしまう
せっかくホームページを作成しても、完成当時のまま何も改良されていなかったり、更新されていない場合も集客することは難しいでしょう。
ホームページ制作をした後は、サービスや商品の変化によって、ホームページの構成を変更するなど、改良や更新をしていく必要があります。
例えば、
- サービスの申し込みをするためのボタンの位置をよりわかりやすいところに変更する
- 一押しの商品の広告をホームページの一番上に持ってくる
など、臨機応変に対応していかなければなりません。
また、数年前の記事が新着情報としてホームページの一番上に載りつづけていたら、どう思いますか?
「このホームページには新しい情報は載ってないんだな」
「商品やサービスをPRする気がないのかな」
ホームページのイメージが悪化し、そのお客様は二度とホームページを訪れてはくれないでしょう。
ホームページを運用していくためには、こまめに情報の更新を行わなければなりません。新着情報を載せたり、新しいブログ記事を載せたりすることで、常にホームページを最新の状態に保ちましょう。
こうすることは、ホームページへの再訪を促すことができるばかりか、検索結果の順位などにも大きく影響します。
ホームページは作ったことがゴールではなく、スタートです。
常に改良と更新を重ね、お客様にとって価値のある情報を発信していきましょう。
まとめ
集客に失敗するホームページの特徴について紹介してきました。ホームページ制作にあたって、何をどうしていくのかをしっかりと考えて作り、運営していけば、売り上げや反響につなげることができます。
- お客様の目線に立つ
- どういうアクションを起こしてほしいか設定する
- 常に改良と更新をする
これらのことに注意して、集客のできるホームページ制作を目指していきましょう。