国内消費が落ち込んでいる。。通販も例外ではありません。
そんな中でも元気があるのはなんと外国向けに販売する通販サービスです。
消費者は日本国内だけではありません。世界には日本の商品を買いたい人がいます。
「外国に売り込むなんてムリ」
と諦める前に、外国向け通販の魅力について理解してみませんか?
目次
需要ある日本の商品
現在、日本政府主導で「クールジャパン」戦略が展開されていますが、海外では日本の商品が大人気です。
それは日本人の想像を越えるレベルでもあり、とりわけ東南アジアではあちこちで日本の商品を目にします。
日本の着物や刀、こけし、折り紙、その他、日本の伝統的なものはもちろん、鉄道や車に関するグッズや、日本のアニメに関するものも専門店ができるほど人気があります。
店舗だけでなく、臨時店舗や路上で販売されていることさえあります。オーストラリアでも日本の伝統的な品が大人気でした。以下はオーストラリアでの様子です。



最近ではポケモンのぬいぐるみやおもちゃなどもあちこちで見られるようになりました。以下はマレーシアでの様子ですが、銀行店舗の外側でポケモングッズが販売されていた時にはさすがに驚きました。

またマレーシアの場合は、新しく伊勢丹が新装開店されましたが、すべてのフロアが日本のもので埋め尽くされています。
そして日本でもお馴染みのイオンやダイソーも多数展開されており、イオンやダイソーを知らない人はいないほど現地では有名な存在となり、いつ行っても大混雑で多くの人がたくさん日本のグッズを購入しています。
日本の商品に関する需要の大きさを改めて思い知らされました。
本当は日本から直接買いたいけれど、外国語対応がなく言葉の壁が…
海外において、日本の商品を買えるところも増えてはきましたが、まだまだ手に入らないものもあります。
とりわけ、希少価値の高い日本の商品に関するグッズに関してはその傾向が高く、いわゆる「マニア」とされる層は、自動翻訳ソフトを使ってでも日本から直接購入を試みることもあります。
実際にあった例としては、日本の名刀の鍔を集めているコレクターです。やはりこういった類のものは現地では買えず、日本から購入しなければなりません。
ところが、現地で買うことができずに日本から買いたい品があっても、日本のECサイトが海外向けになっていないために、購入しようにも購入できなかったり、または彼らが内容を理解するのに多大な苦労をしています。

日本企業の代わりに次々と日本に関するものを売り始める海外企業
こういったコレクター向けの希少品以外においても、やはりクールとされている日本に関するものが現地で簡単に手に入らないことから、日本に関するものやスタイルを模倣する海外の現地企業も出てきました。
たとえばイギリス「SuperDry」というブランドもその1つです。こちらはイギリスにおいて日本の「文字」を取り入れた衣料品等を販売している企業ですが、イギリスで大ブレークして売れに売れています。
SuperDryの存在により、日本語が書かれた服を着ている人とすれ違わない日はありません。2004年から同ブランド名で展開されていますが、今では英国で最も成功したIPOとなっているので驚きです。
日本発で日本企業による展開ではなく、海外現地の企業が代わりに日本をアピールして、日本ブランドを全面に出して、大きく利益をあげている現状。
日本に関することが世界に広がるのは嬉しいことであり、同時にこれが日本の企業によって展開されていないことが残念でもあり、複雑な心境です。
これがもし、日本にある企業によって英語で海外向けにECサイトを展開して販路を拡大していたならば、同じようにネット上を起点として大ブレイクしていた可能性も考えられます。

海外ECサイトの制作・展開をするだけで、販売する対象が「世界全土」に変わる
海外で実際に店舗を持つことなく、日本で海外向けECサイトを制作・展開することで、これまで国内だけが対象だったのが、「世界全土」に対象が変わります。
実際に海外店舗展開するとなれば莫大なコストがかかります。海外向けECサイトの制作・展開をするならば、海外に実際に進出して店舗を展開をする必要もなく、店舗を展開することに比べれば初期費用も格段に低く抑えられます。
もちろん、海外向けECサイトの制作・展開をすることで大きな利益をあげていけるかどうかは、扱っている商品に対する需要や、検索エンジン対策等、数々の要因によって異なります。そのため大きな利益をあげられることを確約するものではありません。
しかしながら、検索エンジン対策等で海外にいる人々の目に触れ、商品が需要とぴったりとマッチすれば、利益を大きくあげていける可能性を秘めています。日本国内のライバル店を大きく引き離すことも十分に可能かもしれません。
日本に関する商品の人気ぶりを見ていると、海外向けECサイトの制作・展開をしない理由は見当たらず、逆に海外向けにECサイトを持たないことがリスクとなる可能性さえあり得ます。
海外向けECサイトの制作そして展開。それは世界中の需要を掴み、販路拡大の可能性と利益を大きく広げていく、またとないツールそして戦略となることでしょう。