アクセシビリティ重視のウェブ制作

チャコウェブ

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中小企業のホームページ制作で事業の価値を引き出します。良いホームページの作り方や運営の方法、集客に役立つヒントをお届けします。

集患効果も向上!医院のホームページ作成の奥義

医院ホームページ制作のコツ

医院やクリニックはホームページ活用に関し比較的活発な分野のひとつです。

数多くの医院が公式ホームページを開設しております。
そのほとんどが、医院の診療時間や休診日、マップなどの基本情報、診療項目の提示、ドクターの紹介などお決まりのコンテンツで構成されています。

医院のホームページのなかには、症状や病名で検索すると上位に表示されるページもあります。なかには、検索で上位に表示されるだけでなく、掲載されている内容がわかりやすいと評判になり、遠く県外からも問い合わせや予約の相談がくるという医院も実在します。

検索上位に表示され、患者さんに信頼と安心感を与えることとが可能なホームページは、どのように作るのでしょうか。

その答えが「患者さんの気持ちになって内容を検討する」ということです。

患者さんはどうして検索しているのか。
何を求めているのか。
患者さんが検索される目的に対し的確に回答するコンテンツづくりを心がけることで、医院のホームページへの訪問者は自然に増加します。

今回は、患者さんの気持ちになって作る医院のホームページづくりのポイントをご説明していきます。

 

医院のホームページに必要な内容と、作成のポイント

 

住所やマップ

はじめてご来院される患者さんを想定し正確な住所とともに、最寄駅からのアクセスマップを掲載しましょう。
Googleマップは、ホームページに貼り付けることができますので大変便利ですが、最寄駅に知見がない方や地図を読みなれていない方も多数いらっしゃいますので、オリジナルでわかりやすい地図を掲載したほうが親切です。
医院によっては、来院者の視点で、駅の出口から医院までの視線に入る風景を何枚かの写真で掲載しているところもあります。

 

〈ポイント〉

道がわからなくなった方のために、地図の近くに問い合わせ電話番号を掲載しておきたいものです。
医院のお仕事は忙しいとは思いますが、近くに目印になるような建物がある場合は、そこまでお迎えにあがるような対応も患者さんには大変喜ばれます。
電話でスムーズに道案内ができるようにわかりやすい道順の解説マニュアルを用意しておくのも有効でしょう。

 

診療時間と休診日

こちらもホームページには必須の項目です。
よくある方式は、一ヶ月のカレンダーに休診日や出勤するドクターを説明しているものです。

 

〈ポイント〉

ドクターの都合により急な変更がある場合にもしっかりと対応したいものです。
そのような場合には、トップページの「お知らせ」の部分に、きちんと情報を掲載するようにしましょう。
大切なのは患者さんが来院した際、対応できることです。
患者さんを30分以上お待たせするような混む時間帯は明記し、お待たせ時間の目安を記しておくのも親切かと思います。

 

診療科目と診療内容

医院のホームページで重要な項目のひとつですね。
患者さんにとって、小児科、内科、耳鼻科など標榜している診療科目の明記は必須です。

 

〈ポイント〉

診療科目だけでは判断できないという患者さんもいらっしゃいますので、代表的な症状や病気の例を挙げておけば親切です。
たとえば小児科ならば、「アレルギーについて」「風邪について」「吐き気や腹痛について」「おねしょについて」「予防接種について」など、いくつかのトピックを設けて説明するとわかりやいすいですよね。

また、医院の専門分野で頻繁に検索される項目について、解説するコンテンツを掲載するのも効果的です。
たとえば、「糖尿病の併発症について」「胸の痛みは、何のサイン?」「朝起きたと吐き気がする。何のサイン?」「手足のむくみが目立つ際に、疑われること」などのテーマでの記事を明細してはいかがでしょうか。

患者さんは、ちょっとした体の異変を感じ取りネット上の検索行動をとります。
すぐに医師の診断が必要な症状でなくても、安心できる、注意するようになるための知識は喜ばれるものです。

以前は、キュレーションメディアなどがいい加減な知識で記事を掲載し、それを患者さんがよりどころにしていたことがありました。
ドクターが医学的な根拠をもって解説する記事ならば、患者さんや患者さんのご家族も安心して読むことができます。
また、そのような記事を提供し続けることで、ドクター個人ならびに医院・クリニック全体の信頼は高まります。

 

施設や検査機器

どんな検査が可能か、施設はどのようなものがあるか。
それも患者さんが医院を選択する基準になります。CTやMRIなど高度な検査機器の場合は、提携先の病院や医院のリストがあると安心です。
検査機器とともに技師スタッフの紹介をしておくとさらに信頼性が高くなります。

 

〈ポイント〉

機器を紹介する目的は「なんの病気の発見につながるか」を患者さんに教えることです。患者さんが気にするのは診断の正確さであって機器の立派さではありません。
何を発見するために、その機器が必要なのかを一般の人にもわかるように説明してください。
また、機器の写真を掲載する際は、利用中のイメージがわかったほうが親切です。
スタッフがモデルになるなどして、利用シーンを再現するような写真を掲載したほうが良いでしょう。

 

医院の理念

医院やクリニックを特徴づけるのは、院長先生をはじめ医院のスタッフ全員が共有する理念です。
たとえば
「病を見るのではなく人を見る」
「診療科目にとらわれず総合的に診断する」
「循環器専門医の視点から高血圧や糖尿病、睡眠時無呼吸症候群など成人病を診断する」
「最初に患者さんが頼れる『かかりつけ医』として的確な診断を行っている」

など、出身大学の理念を継承している先生や、町の住人との信頼関係を築くことができている先生など院長先生の考え方によって、医院やクリニックの理念は決まっていると思います。
患者さんは、意外にそれらの理念を読みこみ、医院が自分に合うかどうかを判断していますので、わかりやすい言葉で語りかけることが大事です。

 

〈ポイント〉

トップページで、わかりすいひと言キャッチコピーと数行のコピーで、理念を紹介しましょう。
理念の内容をイメージさせる自然や子どものイラストなどのビジュアルを大きく使用するのも良い方法です。
イラストやビジュアルは、言葉で説明できないことを伝えるツールです。
厳選して医院の特徴を表すものを使用してみてください。季節や月毎にメインビジュアルを変えるのも良いでしょう。

また、院長先生へのインタビュー形式で医院の特徴を伝えるコテンンツも効果的です。
これからの医療の役割、予防や未病ケアなど地域の人々に提供できること。
病院との連携の方法。介護分野との連携。ターミナルケアとお看取り。といった、現在取りざたされている課題について回答しながら医院やクリニックの特徴を絞りこんていくコンテンツは、説得力があり患者さんの信頼の獲得に効果的です。
また、院長先生が普段から考えている患者さんとのコミュニケーションへこだわりや流儀などを提示するのも良いでしょう。

 

スタッフの紹介

常勤、非常勤の先生の紹介も大切です。特に、専門性の高い分野では患者さんは専門医の経験や実績を必ず参考にします
たとえば、目の手術や内視鏡手術などを考えている患者さんは手術数の多い先生ならば安心しますよね。
実績は、これまでどの病院や医院に勤めてきたか、その際、どのような地位にいたか、などが参考になります。
経験はやはりどれだけの患者さんを診てきたかという数字が出せれば説得力があります。

 

〈ポイント〉

各先生のプロフィールを作成する際は、先生の特徴や希少性を一言で説明するキャッチコピーを添えることで、患者さんの目に入りやすくなります。
また、先生のこだわりや方法の特徴をわかりやすく表現するインタビュー形式のコンテンツを展開するのも効果的です。

 

悩みや困りごとを抱えるネットユーザを広域から集患するにはブログが効果的

ホームページのコンテンツで、病気や症状について詳しい解説をしていくことも大切ですが、さらに効果的なのは、悩んでいる患者さんに響くブログを作成することです。

ブログは常に新しい記事が更新されることで、検索エンジンによる評価が高くなります。また、よく検索される言葉をキーワードにして記事を書いていくことで、その記事自体が検索上位にヒットし、サイトへの誘因を増加させる効果があります。
ぜひ、専門家の立場から、困っている人々のためになるブログを始めてみてください。

 

ブログに書くテーマを決めるポイント

ブログは、どのような記事を書くかでその効果の大小が大きく分かれます。
患者さんが知りたがっていること悩んでいることが何かを知ることで、記事の価値が上がります。
悩みや困りごとは、普段の診療で患者さんによく聞かれることや患者さんが不安に思っていることなどが参考になります。それ以外にも記事のテーマを決定する方法があります。ここでは2つの方法を紹介します。

 

検索傾向をリサーチする

一般的な検索傾向をリサーチすることで、患者さんが探している知識や困っていることを知ることができます。

Googleに「吐き気」というキーワードを入れてみます。
すると、検索結果の一番下に、「吐き気に関連する検索キーワード」という見出しのもとに「吐き気 ストレス」「吐き気 気持ち悪い」「吐き気 原因」「吐き気 めまい」「吐き気続く」などの組み合わせが表示されます。
これらの関連ワードを検索窓にタイプする方々は、そのような症状に悩み、不安に感じているということです。
これらの不安に対する回答を、医師という立場から説明するような記事を書けば、ユーザの検索結果に表示することが可能になります。

 

話題のキーワードについて解説する

記事のテーマを決めるもうひとつの方法は、話題のキーワードについて書くことです。
最近テレビで取り上げられた、それについての本が売れているなどが話題性の指標になります。実際にテレビ放送があったキーワードについては、しばらく検索数が急増し、その後も一定の検索数を持ちます。
そのようなキーワードも狙い目です。
記事を書いて数か月すると、上位に食い込んでくるケースもあります。病気や症状を取り扱うバラエティ番組は人気ですので放送内容をチェックすることをお勧めします。

このように、検索されやすい記事をブログに掲載することで、普段から検索しているユーザーとをホームページに呼び込むことができるとともに、役にたつ記事であればあるほど信頼性が高くなります。
実際に、診療科目に関連するお役立ち記事を定期的に掲載するブログを展開することで、日本各地からの問い合わせが入り、遠路はるばる予約して来院する患者さんが一か月に1人程度あるという医院もあります。

 

まとめ

医院やクリニックにとって、自身の特徴を伝え他の差別化することは大切です。そのためには、通常ホームページに記される内容にひと工夫する必要があります。
患者さんの気持ちになってコンテンツを設計することで、患者さんの心を捉えるコンテンツと、困りごとや不安を解決する記事を掲載するブログを連携することで、検索からホームページを訪れる方を大きく増やすことができます。
各コンテンツのポイントを踏まえ、素晴らしいホームページを作成してください。


          この記事を書いた人        
ヤマ編集長
株式会社Cyber Cats ブログ編集長。ウェブディレクター、コンテンツ発信サポーター
ブログを9年間運用してきた経験から実践的なアドバイスを得意とし、コンテンツ発信を活用して企業の価値を高めるサポートをしています。
400件を超える中小企業のホームページ制作に関わり、SEO、コンテンツマーケティング、ライティングの知識を使ったコンテンツ制作で利益につなげる制作ディレクションと利益獲得のアドバイスをしてきました。
ウェブの情報発信力を存分に活用する考え方を基礎からお伝えし、運用能力を身につけていただくお手伝いをしています。
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