「ホームページ、しばらく見直していないかも…」
もし心当たりがあるなら、新年度前は絶好のタイミングです。
3〜4月は、異動・取引開始・採用などでビジネスの動きが一気に増えます。
はじめて、または久しぶりにあなたの会社のホームページを見に来る人も増えます。
その時に、こんな状態だったらどう思いますか?
- 役員や担当者が古いまま
- 実績が更新されていない
- 問い合わせフォームが使いづらい(または壊れている)
- お知らせが昨年の休業案内のまま
本来取れたはずの問い合わせ・応募を逃してしまうかもしれません。
「ホームページが古いせいで、競合に負けました…」
実際に、お客様からこんな言葉をいただいたことがあります。
一方で、こんな声もあります。
「ホームページなんて意味ないと思っていたのですが、リニューアルしてからの集客の伸びがすごい」
「リニューアル後、半年で黒字化しました」
同じようにホームページを持ちながら、なぜこれほど結果が変わるのでしょうか。
答えのひとつは、「更新されているかどうか」にあります。
この記事では、新年度前に見直しておきたいホームページのチェックポイントをまとめました。
一つひとつ確認していただくだけで、更新漏れを防ぎ、ホームページを集客・採用の戦力として機能させることができます。
今からでもできることをやっておきましょう!
1.なぜ「新年度前」が見直しの好機なのか
ホームページは、担当者が見ていない時間も働き続ける24時間365日稼働してくれる営業担当です。
ですから、放置していてもアクセスはあります。
「古い情報のまま放置している期間」にも、人は見て判断し、離脱してしまうことがあります。
新年度前(2〜3月)は特に、そのリスクが上がります。
ちょっとドキッとしませんか?
社内にいると、外からどう見られているのかに気付きにくくなりがちです。
ホームページは、外に向けて情報を公開する場。
その情報が古かったり間違っていたりすると、思っている以上にイメージを傷つけてしまうのです。
自戒を込めて、気を付けておきたい点です。
1-1.新しい取引先・担当者が「まず検索する」季節
異動や担当交代があると、それまでの取引関係が一度リセットされ、改めて「どんな会社か」を調べ直す行動が起きやすくなります。
また、名刺をいただいた後、商談の前日に相手のホームページを確認する、という習慣を持つビジネスパーソンは少なくありません。
そのとき目に入るのが古い情報であれば、「管理が行き届いていない会社」という第一印象を与えてしまいます。
上述したように、自社が公開している情報は、予想以上に見られるということです。
「何年もそのまま」という会社は今でもいらっしゃいますが、もっと焦っても良いと私は考えています。
1-2.採用シーズンの判断材料にもなる
求職者も、応募前にホームページを見ます。
これらが伝わるかどうかが、応募の後押しにもブレーキにもなります。
- どんな人がいるか
- 会社の雰囲気
- 実績
- 働くイメージ
新年度前に一度整えることで、集客と採用を同時に底上げできます。
就職活動、転職活動が活発になる前に、何とかしておきたいですよね。
それでは、次からチェックリストを紹介していきます。
2.チェックリスト① 会社情報
会社概要は、取引先も求職者も優先的に見る「基本情報」です。
更新が後回しになりやすい一方、古い情報が残っていると印象が一気に悪くなります。
以前、こんな話を聞きました。
役員交代があったにもかかわらずホームページに反映されておらず、商談の場で相手方に気づかれ、場の空気が微妙になった、というものです。
商談相手は事前にホームページを確認していたのです。
会社の変化がホームページに反映されていないことは、「管理の甘い会社」という印象に直結します。
会社情報ページのここをチェック
- 会社概要の年号・数字が最新か(設立◯年、実績◯件など)
- 代表者名・役職・役員情報が現在と一致しているか
- 所在地・電話番号・営業時間が正確か
- 認証・資格・許認可の記載内容が最新か(期限切れ表示がないか)
- サービス内容・料金に変更があれば反映されているか
特に「実績〇件」「創業〇年」などの数字は、年度をまたぐたびに必ず確認する習慣をつけましょう。数字が古いと、現在の実力を過小評価されてしまいます。
3.チェックリスト② スタッフ紹介ページ
人の入れ替わりが多い春は、スタッフ紹介の更新が最も忘れられやすいページです。
退職した方の情報がそのまま残っていたり、新しいメンバーが掲載されていなかったりするケースは、想像以上に多く見られます。
スタッフ紹介ページは、採用においても大きな役割を果たします。
「どんな人が働いているか」は、求職者が応募を決める際の重要な判断材料です。
顔が見える会社は、それだけで親近感と信頼感が増します。
スタッフ紹介ページのここをチェック
- 退職・異動したスタッフの情報が残っていないか
- 新しいメンバーの紹介が追加されているか
- プロフィール写真が古くなっていないか
- 担当者名・担当部署・連絡先が変わっていないか
スタッフ紹介は「更新されている=会社が動いている」というシグナルにもなります。
内容だけでなく、「最近も更新されている」という事実そのものが、訪問者に安心感を与えます。
4.チェックリスト③ 実績・事例・お客様の声ページ
実績・事例ページは、ホームページの中で最も集客効果に直結するページのひとつです。
そして、最後に更新した日付が古いと、「最近は仕事をしていない会社なのでは」と思われてしまうリスクがあります。
リニューアルや更新のご相談をいただくお客様の中には、実績が古いから受注を逃したという苦い経験をお持ちの方もおられます。
更新を怠れば、どの会社でもこのリスクがあるということです。
事例は1件追加するだけでも、専門性と信頼の証明になります。
「完璧な事例が揃ってから掲載しよう」と思って後回しにするより、小さな事例でも積み重ねていくことが大切です。
実績・事例・お客様の声ページのここをチェック
- 昨年度の実績・納品事例が追加されているか
- お客様の声・口コミに新しいものが加わっているか
- 掲載事例に守秘義務上の問題がないか確認したか
- 実績件数・対応エリアなどの数字が最新か
- Before・Afterや成果の数値が入っている事例があるか
お客様の声については、「満足しています」という感想よりも、「〇〇という課題が解決した」「導入後に〇〇が変わった」という具体的な内容が、次の訪問者への説得力を大きく高めます。
5.チェックリスト④ ブログ・お知らせページ
ブログやお知らせページは、ホームページの中で「今も会社が動いているかどうか」が最も如実に現れる場所です。
最後の投稿が半年以上前であれば、訪問者に「活動が止まっている」という印象を与えます。
年度末・新年度は実はネタが豊富な時期です。
昨年度の振り返り、新しいサービスの告知、春に向けたお役立ち情報など、発信できることはいくつもあります。
この記事もその一例です。
ブログ・お知らせページのここをチェック
- 直近3ヶ月以内に投稿があるか
- 新年度の営業開始・新サービス情報を発信したか
- 終了したキャンペーン・限定情報が消えているか
- 記事に誤字脱字・リンク切れがないか
「お知らせ」欄に2年前の年末の休業案内がそのまま残っているホームページは、意外と多く見受けられます。
些細なことのようで、訪問者の印象に確実に影響します。
6.チェックリスト⑤ 問い合わせ・コンバージョン動線
どれだけ良いコンテンツがあっても、問い合わせの導線が機能していなければ、集客の成果につながりません。
このセクションは、チェックリストの中でも特に優先して確認してほしい項目です。
コンバージョンとは、ここでは「問い合わせ・申し込み・購入・資料請求などホームページで取って欲しい行動を起こすこと」という意味で使っています。
問い合わせフォームの入力項目をすべて「必須」にしていたところのいくつかを「任意」に変更しただけで、送信件数が増えたケースがありました。
「必須項目を減らすと情報が集まらなくなるのでは」という不安はよくわかります。
しかし、訪問者の立場では、入力の手間が多いほど離脱しやすくなります。
まず問い合わせてもらうことを優先し、詳細は商談の中で確認するという発想の転換が、結果につながりました。
問い合わせ・コンバージョン動線のここをチェック
- 問い合わせフォームが正常に送受信できるか
- 自動返信メールが届くか・文面は現在も適切か
- 担当者への転送先メールアドレスが最新か
- ボタンの文言・配置は適切か
- スマートフォンで問い合わせしやすいか
- SSL(HTTPS)が有効でセキュリティ警告が出ていないか
フォームの動作確認は、実際に自分で入力して送信してみることが最も確実です。
最近は、GmailやOutlook等のメールアドレスがセキュリティ条件を厳しくしています。
そのため、正しく設置していても問い合わせフォームからのメールが届かない事態も増えています。
早めに発見し、対応するためにも、テスト送信を定期的に行う習慣をつけましょう。
7.チェックリスト⑥ 画像・デザイン・表示速度
内容の更新が済んだら、見た目と動作の確認も忘れずに行いましょう。
「情報は正しいけれど、古くさいデザインのまま」では、訪問者に良い印象を与えられません。
特にスマートフォンでの表示は必ず確認してください。
PCでしか自社サイトを見ていない担当者の方は、スマホで見たときのレイアウト崩れやボタンの押しにくさに気づいていないことがあります。
画像・デザイン・表示速度のここをチェック
- トップページの画像・バナーが現在の自社の雰囲気に合っているか
- スマートフォンで崩れなく表示されるか
- 表示速度が遅くなっていないか
- リンク切れ・404エラーページがないか
- 反応しないボタンはないか
自分で更新作業をしていなくても、ホームページもサーバーもアップデートが背後で行われているということがよくあります。
その際に、何らかの不具合で動作が変わってしまうことも起こり得るので注意が必要です。
定期チェックは意外と重要です。
また、表示速度は、Googleが無料で提供している「PageSpeed Insights」で簡単に確認できます。
URLを入力するだけでスコアと改善点が表示されますので、ぜひ一度試してみてください。
8.まとめ
今回ご紹介したことは、すべてお金をかけずにできるチェックです。
しかし、多くの中小企業でこれらの更新が止まったままになっています。
ホームページは、作って終わりではありません。
情報が常に最新の状態に保たれ、問い合わせの導線が機能しているときに、はじめて「24時間365日働き続けてくれる営業担当」として機能します。
年に一度、新年度前のこの時期に「ホームページの棚卸し」を習慣にしてみてください。
小さな更新の積み重ねが、集客力・採用力・信頼性の底上げにつながります。