ネットショップの商品説明は、実店舗で考えると「接客」にあたるとても大切な文章です。
「顧客が買いたくなるネットショップのキャッチコピーの作り方4つのポイント(リンクはこちら)」という記事でご紹介したキャッチコピーと同様に重要です。
高額な商品をお勧めする場合や、日用品など比較的安価な商品を販売する場合、スマートフォンユーザーに商品をご案内する場合、などシチュエーションによって商品説明による「接客」の方法は変わってきます。
ここでは、お客さまの購買欲を高めるネットショップでの商品説明の書き方を4つの基本に分けてお届けします。
目次
お客様の購買欲を満たしていく
ネットショップで説明を書いて商品を販売をする時も、実店舗で直接お客様に販売をする場合でも、取り扱う商品によってご案内内容を変えながら「購買欲を満たしていく」ということがまずはとても大切です。
例えば、
「ぜひ一台ご購入を!一押しの禁煙グッズ!」
という一方的な商品説明よりも、
「タバコが体に悪いと分かっていても、なかなかやめられない方へ」
という商品説明がオススメです。
お客さまの悩みや問題などに共感するような書き方をすることで、禁煙をしたいお客様が
「そうそう、わかっているけど止められないんだよ」<
と同感していただき購買欲が徐々に高まっていきます。
このタバコの商品説明のような書き方は、心理学の「カクテルパーティー効果」と呼ばれる方法を使っています。
カクテルパーティー効果とは、パーティーなどの騒がしい場所でも自分自身が共感できたり興味のある必要な言葉だけが耳に入るという現象です。
お客さま1人に語りかけることにより、購買欲が上がっていきますのでぜひ利用してみてください。
こだわり商品はお客様の潜在的ニーズを書く
高額な商品やこだわりのある商品は、お客様の無意識のニーズを満たすような商品説明を書くことをお勧めします。
実店舗の接客でも同様なのですが、こだわりのある高額な商品を販売する場合は、接客時間が長くなり丁寧な説明になります。
お客様も、こだわる商品は時間をかけてじっくり選びます。
そんな時にお客様の潜在的ニーズを満たす文章で「接客」するのです。
安価な商品をご購入されるお客様を大切にしない、と言う意味ではありませんが、やはり購入金額が高いお客様にはネットショップでも「長くて丁寧な説明文」を書きましょう。
例えば、
「この商品はポイント付きです!」
「激安のヘアドライヤー!」
というような文章ではなく、
「〇〇賞を受賞し、職人が厳選した一品」
「パサつきやすい髪の毛も、最新のイオン機能付きヘアドライヤーでうるおいのあるヘアセットができます」
といった書き方がお勧めです。
日用品はシンプルな説明を書く
日用品や、比較的安価な商品、日々補充をする目的で購入する商品の場合は簡単でシンプルな説明が喜ばれます。
日用品などは、例えば会社に勤務する女性であれば昼の休憩時間にパパっと購入したいケースが多く、長い商品説明を書くとページ離脱につながってしまいます。
比較的お求めやすい価格の商品は、形や色、サイズ、特徴などを箇条書きにしたりして読みやすくしましょう。
例えば、
「カラーは黒、大きさはMサイズ」
「A社の〇〇という機種に対応したインク」
「手入れが簡単」
「この洋服は毎日の洗濯OK」
といった文章です。
スマホやSEOを意識して説明する
一昔前までネットショップはパソコンからの購入が多かったのですが、最近ではスマホ(スマートフォン)からのアクセスや購入の方が多くなってきています。
商品説明を書く場合にも、スマホを意識して作成しましょう。
具体的例としては、スマホでアクセスされているお客様でも見やすいように、一文を短くする。一文ごとに「改行」を入れるなどです。
読みやすい説明かどうか、普段からスマホでチェックする癖をつけたりしましょう。
また、GoogleやYahoo!の検索結果で上位を狙えるように「SEO対策(自然検索対策)」を意識して、お客様が検索しているキーワードを選んで商品説明を作成しましょう。
まとめ
最後に内容をまとめておきます。
ネットショップの商品説明の書き方をご説明してきました。
- お客様の購買欲を満たしていく
- こだわり商品はお客様の潜在的ニーズを書く
- 日用品はシンプルな説明を書く
- スマホやSEOを意識して説明する
購買欲を高めるために、お客様自身でも気付いていない無意識のニーズを考えながら説明を作成していきましょう。
これらの基本知識が、あなたがネットショップで商品説明を書く際のお役に立てば幸いです。