アクセシビリティ重視のウェブ制作

チャコウェブ

株式会社CyberCats

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中小企業のホームページ制作で事業の価値を引き出します。良いホームページの作り方や運営の方法、集客に役立つヒントをお届けします。

「AIで記事を量産したら検索順位が落ちた…」を卒業。中小企業の日常を価値あるウェブ資産に変える方法

「AIで記事を量産したら検索順位が落ちた…」を卒業。中小企業の日常を価値あるウェブ資産に変える方法

「話題のAIを使って記事を量産していたら、血が通っていない文章になってしまった」
「苦労して公開したのに、Googleの検索結果にまったく表示されない……」
「自社のサービスには自信があるのに、いざ文章にしようとすると、ありきたりな言葉になってしまう」
「日々の業務に追われて、腰を据えてブログを書く時間が取れず、更新がストップしている」

ブログに取り組んでいるお客様の悩みは、かなり深いものです。
そもそも、「自社でウェブ発信を頑張る」行動をしている中小企業はすごいと私は考えています。

しかし、ここ2年ほどで、新たな悩みの種が生まれたという実感もあります。

それは、生成AIを発端とするもの。

AIを使えばラクになると思ったのに、かえって「質の低い記事」になってしまう…。
どうしていいか分からず悩んでいる企業の方が増えています。

現在の検索エンジンは、結果に表示されるのが難しくなっており、さっとAIで作った程度の記事は受け入れてもらえません。
下手をすると、低品質なコンテンツの評価を受けてしまいます。

「どうすればいいの?」
「AIは絶対使ってはダメ?」
悩んでしまいますよね。

この点については、正しい知識があれば立て直せます。

今回は、2026年現在の検索エンジンの状況を踏まえながら、「今、ウェブ上で本当に求められている記事とは何か」、そして「忙しい企業様が無理なく質の高い発信を続ける方法」についてお話しします。
AIに書かせた血の通わない記事で悩んだり、更新が止まっているブログを見て罪悪感を抱えたりするのはこの記事を読んで終わりにできますよ。

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1.AIの台頭で大量のページが生み出されるカオスな時代に突入

2026年現在、検索エンジンの仕組みは劇的に変化しました。

Googleで検索すると、結果に出てくるのはページのリンクではなく、テキストが表示されていることが多いのではないでしょうか?
これは「AIによる概要(AIOverviews)」というもので、検索への答えをAIがまとめて表示しています。

「AIによる概要(AIOverviews)」が普及し、一般的な知識やノウハウは、検索エンジン上で完結する時代になりました。
このようにAIは便利さを提供してくれており、それはコンテンツ制作も広がっています。

  • ブログ記事
  • 動画投稿
  • ホームページ

特に文章はどんどん作ることができます。
「〇〇についての記事を書いてください」

と言えば、気軽にブログ記事の出来上がりです。
そのおかげで、世界中で爆発的にページが量産される事態になりました。

生成AI登場後もGoogleのクローラーは、AIによるコンテンツ爆発に対応するため巡回量を増やしていると言われています。
クラウドプラットフォームであるVercelのデータによると、同社のネットワーク上においてGooglebotは月に約45億回データ取得を行ったことが分かりました。
参照:AICrawlersAccountFor28%OfGooglebot’sTraffic,StudyFinds

 

2.なぜAIで作っただけの記事は「逆効果」なのか?

検索エンジンを提供するGoogleは、何でも検索結果に表示させるわけではありません。
「価値のある情報をユーザーに届ける」ために、ページの品質を評価しています。

AIによる大量のページ作成に伴い、Googleは評価基準を厳しくしました。
単にキーワードを詰め込んでAIに書かせただけの独自性のない記事は、検索結果に表示されないどころか、「この記事があることで、ウェブサイト全体の評価が下がってしまう(スパム扱いされてしまう)」という危険性すらあります。

AIが生成した記事がどのようにGoogle検索エンジンに評価されるのか16カ月にわたって追跡実験をした興味深い話があります。
このケースでは、公開から36日以内に71%が検索エンジンに登録されたものの、公開から3カ月後には、検索結果のトップ100にランクインしていたページの割合が、28%からわずか3%へ急落しました。
参照:HowAI-generatedcontentperformsinGoogleSearch:A16-monthexperiment

 

AIが悪いのではなく、とにかく品質の問題

ここで重要なのは、生成AIが作ったからダメだと判断しているのではなく、品質が低いからダメだと判断している点です。

つまり、AIで作っただけの記事も検索エンジンは読み込んで精査します。
そして、検索結果に表示させるところまでする記事ももちろんありますが、その後の評価も行われていくうちに、品質が低いと検索エンジンから外されてしまうということです。

AIであろうと人であろうと、ユーザーへの価値が低いものはGoogleは検索エンジンに登録したくありません。
大量に記事や動画が作られる時代になったので、より厳しく精査するようになり、検索エンジンに登録されるのが難しくなったというのが正解です。

 

3.質が高い記事は、生身の人だけが持つ情報から生まれやすい

今、検索エンジンや生成AIが求めているのは、AIの学習元(引用元)となるような「一次情報(あなた自身の経験、専門知識、生の顧客の声)」です。

そして、そのような情報は私たち人間も欲しがっています。

実体験や経験談から発せられる話は、引き込まれるような面白さがありますよね。

だから評価が高いのです。

AIは、実体験をすることができません。
もちろん、それっぽい体験記事も作ることはできるのですが、うわべだけの言葉が並びがちでどうも惹かれないといつも思います。

検索エンジンは、このような「一次情報がない記事」を低く評価する機能を持っています。

「質の高い情報源は、私たちが持っている」
ここが重要な点です。

 

4.「うちには特別なネタなんてない」という思い込み

「一次情報が大切なのはわかった。でも、うちみたいな普通の中小企業には、世間にアピールするような特別なネタなんてないよ…」

そう思ってがっくりしてしまう方もいるかもしれません。
実は、私たちが多くの企業様とお話しさせていただく中で、もっともよく耳にするのがこのお悩みです。

「画期的な新技術があるわけでもないし、毎日当たり前の業務をこなしているだけだから」
このように、発信することに対して謙遜されてしまうのです。

しかし、それは単なる「思い込み」です。

毎日、目の前のお客様に誠実に向き合い、試行錯誤を繰り返していれば、その中に、「特別なネタ」はすでにたくさん眠っています。

なぜそのサービスを始めたのかという根底にある「理念」。
効率よりもお客様の笑顔を優先してしまうような「独自の社内カルチャー」。
現場のスタッフが日々感じている、仕事へのやりがいや面白さ。

掘ってみると、「その会社だけが持っていること」に必ずこつんと当たるというのが私の経験です。

企業にとっては「当たり前の日常」こそが、画面の向こう側にいる読者にとっては「この会社にお願いしたい!」と思える強烈な魅力になります。
AIが無機質に拾い集めた文章には、こうした「体温を感じるストーリー」は絶対に書けません。

「何かすごいこと」を探す必要はないのです。
会社の中にある「普段の姿」や「大切にしている思い」に光を当てるだけで、真似できない最強のコンテンツになります。

 

5.質の高い記事を作るための3つのステップ

では、具体的にどのようにしてその「一次情報」を記事にしていけばいいのでしょうか?
私たちチャコウェブが実際に行っている記事作成の裏側を少しだけご紹介します。

 

5-1.ステップ①:「現場でよくあること」「お客様が喜んだエピソード」を探す

このような会社独自の発信の場合は、いきなり検索キーワードから考えて書き始めると上手くいきません。
まずは社内であった実際のエピソードを洗い出します。
現場でよくあることや気を付けていること、お客様に驚かれたり喜ばれたりすることなどを中心に、雑多に集めてみましょう。

「お客様から最近よく聞かれた質問は?」
「他社で失敗して自社に乗り換えてきたお客様の本当の理由は?」
「このサービスを提供する上で一番苦労した点は?」

など、現場担当や営業担当に聞いてみます。
最初はなかなか出てこないかもしれません。
話しているうちに思い出すエピソードが多いので、諦めずに会話を続けてみるのがお勧めです。

 

5-2.ステップ②:自社の「当たり前」を、読者の「価値」に翻訳する

「当たり前」に気付ければ、それが価値となります。

企業側が「こんなの普通のこと」と思っている日常業務や専門知識の中にこそ、実は読者が喉から手が出るほど欲しい「お宝情報」ということです。
ステップ①で抽出したエピソードを、業界を知らない初心者の方にもスッと腹落ちするような「わかりやすい言葉」へと変えていきましょう。
言語化していく重要な作業ですが、きっと楽しいと感じてもらえるはずです。

「初めてそのサービスを知る人」なら、どんな言葉なら伝わるのか考えると、接客の際にも活用できます。

 

5-3.ステップ③:人の熱量を伝え、検索エンジンやAIが理解しやすい構造にする

厳しいSEOの判定にも勝てる記事は、想いだけではなかなか実現しません。

人の熱量や実際のエピソード、つまり一次情報を記事で伝えましょう。
その際、見出しの付け方や箇条書きを使うなど、検索エンジンやAIが理解しやすい書き方にするのがとてもお勧めです。

  • 検索エンジン
  • AI

これら3者がわかりやすい、伝わる記事に仕上がります。
ここで注意したいのは、キーワードの詰め込みなどは不要ということです。

構造については、制作会社と相談して実現しましょう。

 

6.まとめ

「自分たちの強みや当たり前を、自分たち自身で客観的に見つけて言語化する」というのは、実は難易度が高い作業です。

客観的に見つめ直すことが必要になるからです。
その難しさが、冒頭で「AIに丸投げしてしまう」ような記事の作り方を招いてしまうのかもしれません。

しかし、ここまでの記事全体でお伝えしたいのは、自社が持つ独自性はちゃんと見つかるということです。
そこをうまく引き出せれば、AIの力を使いながら記事化することもできるでしょう。

とはいえ、自社内ですべて完結するのが難しいという企業も多くいらっしゃいます。
チャコウェブでも「ウェブライティング代行」を行っていますが、外部の専門家も上手に頼りながら発信するのがお勧めです。

「お金がかかる」
ということで依頼をためらうかもしれませんが、消費ではなく投資になり得るのが情報発信であるブログ記事です。
会社の強力な資産となるブログ記事、しっかり育ててみませんか?

自社で実践するも吉、外部に依頼するも吉です。


          この記事を書いた人        
横山ゆみこ
株式会社Cyber Cats ブログ編集長。ウェブディレクター、コンテンツ発信サポーター
ブログを9年間運用してきた経験から実践的なアドバイスを得意とし、コンテンツ発信を活用して企業の価値を高めるサポートをしています。
400件を超える中小企業のホームページ制作に関わり、SEO、コンテンツマーケティング、ライティングの知識を使ったコンテンツ制作で利益につなげる制作ディレクションと利益獲得のアドバイスをしてきました。
ウェブの情報発信力を存分に活用する考え方を基礎からお伝えし、運用能力を身につけていただくお手伝いをしています。
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