アクセシビリティ重視のウェブ制作

チャコウェブ

株式会社CyberCats

受付時間:9:00~17:00(月曜日~金曜日)

中小企業のホームページ制作で事業の価値を引き出します。良いホームページの作り方や運営の方法、集客に役立つヒントをお届けします。

産業廃棄物処理・回収事業者必見!産廃事業者が今やるべきホームページとSNSを使った情報発信のコツ

産業廃棄物処理・回収事業者必見!産廃事業者が今やるべきホームページとSNSを使った情報発信のコツ

産業廃棄物処理・回収業界(以下、産廃業界)はどのようにホームページやSNSなどを活かして事業に役立てられるのでしょうか?

「新しい取引先をどう増やすか」
「社員をもっと採用したいけれど、応募が少ない」

このような悩みの解決に、ウェブの活用が役立ちます。

しかし、
「ネットに弱い」
「ウェブを活用できていない」
「自社でネットで発信できるかどうか自信がない」

このような声も多く耳にします。
チャコウェブにご相談をいただく中でも素直に不安の声をいただくため、多くの事業者が抱えているのかもしれません。

今は、多くの人がスマートフォンやパソコンで情報を調べる時代です。
大企業だけでなく、中小企業でも「ウェブをしっかり活用すること」が大きな強みになってきました。

具体的には、ホームページ(会社の公式サイト)やSNS(Facebook、Instagramなど)、Googleマップなどを使って情報を発信することで、新しいお客様との出会いや、採用活動の成功につながります。

「ウェブの重要性はなんとなくわかっているが、自社で実践できていない。」
「何から手を付ければ良いのかわからない…」

こんな不安を抱えていませんか?

この記事では、産廃業界の方向けに、ウェブを使って事業を伸ばすポイントをわかりやすくまとめました。
難しい専門用語はできるだけかみくだいて解説しています。
「ウェブ担当を突然任されてしまった…」
「ネットはあまり詳しくない」
という方でも安心して読み進めてください。

中小企業の専門家がウェブ利益アップをお手伝い

 

もくじ

1.産業廃棄物処理業界における現状と課題

 

1-1.新規顧客の開拓が難しい

産廃業界の取引は、多くの場合、企業同士(BtoB)です。

「取引先が限られていて新規開拓が難しい」

これは現在の産廃業界の抱える課題の一つです。

一方で、新たに産業廃棄物処理・回収事業者を探す企業や行政機関にとっては、「探しにくい」という課題があります。

「インターネットで業者を探す」企業も増えていますが、十分にネットに情報を載せていない産業廃棄物処理・回収事業者が多いからです。

もし自社の情報がネット上に分かりやすく載っていなければ、見込み客がそのまま他社へ流れてしまう可能性も高まります。

 

1-2.採用で苦戦しがち

産廃業界では、採用が難しいと感じている会社が少なくありません。

理由としては、
「どんな仕事をしているのかイメージしにくい」
「安全に配慮されているか不安」
といった、業界に対する漠然としたイメージがあるからです。

実際には作業車両や重機、施設の導入が進み、安全面も以前よりずっと整備されています。
しかし、業界の外にいればそのような情報もわからないので、「昔のイメージのまま」なのです。

産廃事業は、環境保護やリサイクルと深く関わる、社会的に意義のある仕事です。
こうしたプラスの面は、ホームページやSNSで発信しないと、なかなか求職者に伝わりません

 

1-3.ウェブ活用が遅れがち

同じ地域の他業種と比べると、産廃業者はウェブサイト(ホームページ)をほとんど更新していなかったり、SNS自体を使っていなかったりする場合が多いようです。

せっかく良い設備や人材、技術を持っていても、それが広く知られるチャンスがありません。

「別にネットで特別なことをしなくても今までやってこれた」

このように思うかもしれません。

しかし、それはあくまで今までの話です。

競合が増えたり、取引先のネット利用が進んだりするにつれ、ウェブで情報を出していないとビジネスチャンスを逃します。

 

2.ウェブ活用で産廃事業が得られるメリットとは

「ウェブを活用すると、一体どんな効果があるの?」

これまでウェブがなくてもやってこれた企業にとっては、ウェブを活用する意義を感じられないという意見はよくあります。

具体的に何が良いのか解説していきます。

自社のウェブ活用を進めたいが、社内の合意を得るためにしっかり説明したい方にもお使いいただけます。

 

2-1.お客様(取引先)を広げられる

ウェブサイトやSNSなどで会社情報をしっかり発信していると、新しい取引先からの問い合わせが増える可能性があります。

例えば「○○県 産廃回収 建設廃材」のように検索して自社が見つかれば、いきなり電話やメールで相談が来ることも珍しくありません。

今まで知らなかった企業や工場が、ネットを通じて自社を見つけてくれるきっかけになるのは、大きな強みです。

 

2-2.会社の信頼度が上がる

廃棄物の回収・処理では、許可証や法令順守、専門的な知識が欠かせません。

取引相手は「安全かつ正しく処理してくれる会社かどうか」を必ず気にします。

  • 資格や許可証
  • 具体的な処理方法
  • 環境に配慮した取り組み

ホームページにしっかりこれらの情報をを載せておけば、「この会社なら安心だ」と思ってもらいやすくなります。

 

2-3.採用活動で有利になる

今は求職者が会社名を検索して、ホームページを見たり、SNSをチェックしたりするのが当たり前です。

「社内の雰囲気や働き方」が少しでも見えると、「ここなら応募してみよう」という後押しになります。

特に若い世代は情報収集がネット中心。
採用ページやSNSで社内の様子を伝えることは大きなポイントです。

 

2-4.電話対応や事務作業の負担を減らせる

見積もりや問い合わせをホームページ経由にすることで、フォーム入力をしてもらうと事前にある程度情報を集められるため、やり取りをスムーズにできます。

また、よく電話等で質問されることをホームページに情報として載せておけば、問い合わせ対応の負担も減らせます。

採用応募についても、オンラインフォームで受付ができれば、電話対応の手間と時間を減らすことができます。

 

3.産廃事業者のホームページ制作のコツ

 

3-1.ホームページに載せるべき情報

 

3-1-1.事業内容

まずは自社の事業内容を明確に載せましょう。
ひとことで産業廃棄物回収・処理といっても、事業者によって取り扱う品目等が異なります。

  • 廃棄物の種類
  • 回収できるエリア
  • 主な取引先の業種
  • 処理の流れ

などを載せます。

 

3-1-2.保有資格や許可証をわかりやすく表示する

産業廃棄物の収集運搬・処分に関する許可証は、企業の信用を高める大切な根拠です。
トップページや「会社概要」ページなど、目につきやすい場所に載せます。

場合によっては、許可証をダウンロードできるようPDFを載せておくのもおすすめです。

 

3-1-3.会社の強みや実績を紹介する

他社との差別化ポイントを明確に提示します。

  • 対応が早い
  • リサイクル率を高める技術がある
  • 創業から○年の実績がある
  • 買取りだけではなく、片付け業務等も対応可能 など

自社の強みや差別化できる点がよくわからない場合は、一度自社の振り返りをしてみましょう。
プロのアドバイザーに入ってもらい、一緒に見つけるのもおすすめです。

お役立ち資料 ホームページ作成からマーケティングのことまでよく分かる
blank
ヒアリングシートで集客のヒントを掴もう

 

3-2.見やすく信頼されるホームページにする方法

 

3-2-1.自社を透明化する情報量を載せる

現在は「ネットに載っていない情報は存在しない」と言われるほどネット上での情報量は重要です。

上述した事業内容の他、企業の概要やよくある質問などを充実させます。
「取引先や求職者が知りたい情報は全部載せる」くらいの意気込みでやりましょう。

 

3-2-2.シンプルなデザイン

ホームページでもデザインを重視される方は多くいらっしゃいます。

しかし、デザインの方向性はあくまでも「ユーザーにとって見やすくわかりやすい」ことが第一です。

やりがちなのは「自社の人間がカッコいいと思うものにこだわりすぎる」こと。
残念ながら、これは自己満足になってしまいます。

斬新なアニメーションやデザインはカッコいいので、つい取り入れたくなる気持ちはわかります。
しかし、実際は「ユーザーはデザインをほとんど気にしていません」。

 

3-2-3.問い合わせフォーム・採用フォーム・電話番号を見やすい位置に配置

電話だけでなく、「名前・メールアドレス・問い合わせ内容」を送るフォームを設置しましょう。
夜間や休日でも相談や応募を受け付けられ、ホームページが24時間365日働く営業担当になってくれます。

見やすい位置に配置することも大切です。
ホームページを制作する際、依頼者にお願いしましょう。

 

3-3.検索エンジンで見つかりやすくする方法(SEO)

SEO(Search Engine Optimization)とは、「検索エンジンで上位に表示されるための工夫」です。
例えば「産廃 回収 ○○市」という言葉で探している人が多いなら、そのキーワードをホームページ内の文章や見出しに自然に含めると見つかりやすくなります。

「地域」「取り扱い品目」は忘れずに盛り込みましょう。

また、処理施設や機材などの専門情報、業界ニュースなど「役に立つ内容」を定期的に載せると、検索エンジンからも評価されやすいと言われています。

 

4.SNS 活用のポイント

産廃事業の方と話していると、「SNSなんてほとんどやったことがない」という方が多く、苦手意識が強いように思います。

しかし、同業他社が活用していないからこそ早めにSNS発信を行うことで、一足早く目立つ存在になれるのです。

 

4-1.どのSNSを選ぶ?

Facebook(フェイスブック)
30~50代のビジネスパーソンに向いています。
実名で利用しており、かつBtoBにも親和性が高いため新規取引先の開拓につながりやすいのがメリットです。
会社情報や取り組み、実績などを落ち着いた感じで発信できます。

Instagram(インスタグラム)
写真や短い動画が中心のSNSで、20~50代と現在は幅広い世代に見てもらいやすい媒体です。
社内や現場の様子を写真で紹介することで、会社の雰囲気が伝わりやすくなります。

企業イメージの向上、採用強化につながります。

YouTube(ユーチューブ)
動画専門のSNSです。
現場風景、機械の動き方、安全対策などを動画で見せると説得力が高まります。

自社で撮った動画をアップして、ホームページに埋め込むといった使い方もできます。

 

4-2.SNS発信を成功させる投稿のコツ

 

4-2-1.無理なく続ける

週1回など無理のないペースから始めましょう。
継続して発信することが大切です。
一人だけに任せるのではなく、チームや社内全体で協力し合うのが継続のコツです。

 

4-2-2.写真や動画をうまく使う

テキスト(文章)だけだと伝わりにくい内容も、写真や動画があるだけでイメージしやすくなります。

  • 作業車の写真
  • 施設内の様子
  • スタッフの作業中のヒトコマ
  • 休憩中の雰囲気
  • 整備をしている様子

このような写真や動画で、「どんな会社か」が一目で伝わるようにしましょう。

 

4-2-3.スタッフの活躍を紹介

  • 社員インタビュー
  • 仕事をする姿
  • 安全教育の様子

など、具体的な投稿を通じて職場の雰囲気を伝えます。
これらは採用活動において大きな武器になります。

 

4-2-4.コメントやメッセージへの返信

SNS上で問い合わせが来た場合は、できるだけ早く丁寧に返信しましょう。
それだけで会社の印象が良くなり、問い合わせが取引や採用応募につながりやすくなります。

 

5.Googleビジネスプロフィールの活用

 

5-1.基本情報を正しく登録する

「Googleビジネスプロフィール」とは、Googleマップや検索結果に、自社の基本情報(会社名、住所、電話番号、営業時間など)を無料で表示できるサービスです。

 

5-1-1.基本情報の登録・確認

Googleマップに自社情報が載っていなければ、「ビジネスオーナー登録」をします。
既に情報が載っている場合でも、正確かどうか、必ず確認しましょう。

  • 会社名
  • 住所
  • 電話番号
  • ホームページURL

 

5-1-2.営業時間やサービス内容

回収の受付時間などを詳しく載せておくと、問い合わせされやすくなります。
祝日や臨時休業日なども、事前に登録可能です。

Googleマップでは「営業中」と表示されているのに、実際には休みだった場合、お客様が持ち込みや連絡をしてしまう可能性があります。

期待を損ねてしまうと企業イメージに傷がつきますから、営業時間や休日は正確に登録しましょう。

お知らせやサービスに自社のサービス情報を掲載できます。

 

5-1-3.写真の登録

会社の外観やトラック、施設内の写真などを載せると、初めての方でも安心感を持ちやすくなります。

持ち込み等で始めて訪問する場合、写真で外観や入口、目印等の案内を載せておけば迷わずたどり着けます。

 

5-2.クチコミ(レビュー)を積み上げる

Googleマップは、口コミを参照する人が多いため、コツコツと増やす活動が欠かせません。

 

5-2-1.顧客や取引先に協力してもらう

信頼関係がある相手に「よかったら評価やレビューを書いてほしい」とお願いしてみましょう。
接客の際には必ず「口コミを投稿していただけませんか」と伝える習慣をつけ、コツコツ増やす努力をします。

特典や割引を付けることはポリシー違反となるので行ってはいけません。

 

5-2-2.レビューには必ず返信する

良い評価にはお礼を、悪い評価には改善の意志を伝えます。
必ず返信するようにしましょう。
他の閲覧者が見たときに「誠実な会社だ」と思ってもらえます。

 

5-2-3.悪質なレビューには報告を

明らかな嫌がらせや、事実無根の内容はGoogleに報告できます。
ただし、正当なクレームの場合は真摯に対応して印象を回復しましょう。

 

6.産業廃棄物処理・回収事業者のウェブ活用は差別化の鍵

産廃業界は環境保護やリサイクルの面でも、今後ますます重要になります。
同業他社が増え競争も激しくなるかもしれません。

「これまでは順調だったけれど、ここ数年流れが変わった」
このように話す方もいるため、時代に動きが出ているのではないでしょうか。

そんな中、ウェブを使いこなしているかどうかが大きな差になります。
ネット上にわかりやすい情報があるだけで、取引先や求職者から「信頼できる会社」だと思ってもらいやすくなります。

 

6-1.ウェブ活用は続けることで効果が積み上がる

ウェブ活用は、続ければ続けるほど情報が溜まり、資産となるため効果が積み上がっていきます。

広告は費用をかけている間だけ効果を得られるもの。
一方で、ウェブ活用はネットに情報掲載を続ける限り効果が半永久という点は大きな魅力といえるのではないでしょうか?

そしてウェブ施策は1回やって終わりではなく、日々の更新や改善が大事です。

業界の動向ニュースや社内の取り組みを定期的に発信するだけで、検索エンジンから評価されたり、SNSで見てくれる人が増えたりして、少しずつ成果が積み重なっていきます。

 

6-2.さらなるデジタル化はほぼ確実

これから先、オンラインで見積もりや契約を進めたり、AIやIoT(機械同士の通信技術)を活用した廃棄物管理システムを導入したりと、より高度なデジタル技術が産廃業界にも普及してくるかもしれません。

まずはホームページやSNS、Googleビジネスプロフィールといった基本的なウェブツールから始め、慣れてきたら次のステップに挑戦していきましょう。

 

7.まとめ

産廃業界は「廃棄物の処理」という社会の基盤を支える、とても大切な仕事です。
しかし、その大切さが一般の人や他の企業にはうまく伝わっていないことも多々あります。
実際、この記事を書いている横山も、支援のご相談をいただくまではほとんど知識がありませんでした。

だからこそ、ウェブを通じて正確で魅力的な情報を発信する意味は非常に大きいと改めて思っています。

この記事で紹介したポイントを参考に、自社のホームページの見直しやSNS運用、Googleマップの登録などを一つずつ実践してみてください。

ウェブに苦手意識があっても大丈夫です。
少しずつ慣れていくと、きっと思った以上の成果を実感できるはずです。

利益や採用、企業イメージの向上など、さまざまな面でプラスになる可能性があります。
実際、弊社で支援をしている企業様はネットでの露出が大きく増えたことで利益が大幅に増加しています。

今はまだ「ウェブなんて難しそうだし、自分たちには関係ない」と感じるかもしれません。

スタートしてみると意外にできることは多く、そしてその効果も大きいのが特徴です。
地域や業界を支える事業として、今こそウェブを活用し情報発信を進めてみてはいかがでしょうか。

社員や取引先、そして未来の新しい仲間たちとの良い出会いが増えることを願っています。


          この記事を書いた人        
横山ゆみこ
株式会社Cyber Cats ブログ編集長。ウェブディレクター、コンテンツ発信サポーター
ブログを9年間運用してきた経験から実践的なアドバイスを得意とし、コンテンツ発信を活用して企業の価値を高めるサポートをしています。
400件を超える中小企業のホームページ制作に関わり、SEO、コンテンツマーケティング、ライティングの知識を使ったコンテンツ制作で利益につなげる制作ディレクションと利益獲得のアドバイスをしてきました。
ウェブの情報発信力を存分に活用する考え方を基礎からお伝えし、運用能力を身につけていただくお手伝いをしています。
詳しいプロフィールはこちらから
ニュースレターを購読してみる
横山ゆみこのXはこちら
noteはこちら
SNSでフォローする