アクセシビリティ重視のウェブ制作

チャコウェブ

株式会社CyberCats

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中小企業のホームページ制作で事業の価値を引き出します。良いホームページの作り方や運営の方法、集客に役立つヒントをお届けします。

ホームページリニューアルのメリット・デメリット。費用対効果を最大限にするコツを解説

ホームページリニューアルのメリット・デメリット。費用対効果を最大限にするコツを解説

中小企業にとってホームページは「会社なら持っていて当たり前」。
名刺代わりの簡素なサイトがあれば十分と考えられがちです。

しかし、近年顧客の情報収集行動は大きく変化しています。
あなたの会社のホームページは、今求められている形態を満たしているでしょうか?

「作ってから何年も経っていて古い」
「今の事業とホームページの内容が合っていない」
「競合他社のホームページがいつの間にか洗練されて差を付けられたような気がする」

こんな時、ホームページのリニューアルを検討する時期に来ています。
では、ホームページをリニューアルすることは「ただデザインを綺麗にする」「情報を新しくする」だけの表面的なもので良いのでしょうか?

中小企業であっても、今はネット上でのパフォーマンス力が非常に重要です。
むしろ、このタイミングでリニューアルをするなら、しっかり効果を出したいですよね。
今回は、ホームページのリニューアルによって得られることをメリット・デメリットで解説します。

中小企業のウェブ利益を向上させます

 

1.「人・検索・AI」すべてにネットの情報が求められる

私たちも何かを決める前にまずネットで情報を調べることが当たり前の習慣になっているのではありませんか?
そんな時に、満足してもらえるだけのホームページであれば、きっとあなたの商品・サービスは選ばれるでしょう。

さらにAI時代の到来によって、企業が公式に発信する情報量がこれまで以上に重要になっています。
生成AIはインターネット上の膨大な情報を学習して回答を作ります。
公式ホームページに十分な情報がない企業はAIから参照されず、情報の薄いサイトはAI検索が普及する中で埋もれて淘汰されてしまうのです。

つまり、ホームページに載せる情報量と質を高めておくことが、今後の集客や信頼獲得に直結するということです。

 

2.リニューアル検討のタイミングはこんな時

では具体的に、どんな課題があってホームページのリニューアルを検討するケースが多いのでしょうか。
代表的な理由をいくつか挙げます。

  • デザインが古い
  • スマートフォン表示に非対応または見づらい
  • コンテンツが不足している
  • アクセス数が減少している
  • 問い合わせが減っている
  • 事業とホームページの内容が合っていない

かつては「とりあえず持っておく」こと自体が目的だった企業サイトも多く、訪問者が行動を起こしやすい設計になっていないケースが見受けられました。
そのため「ホームページなんてあっても意味がない」と捉えられがちでしたが、実は工夫次第でホームページは24時間働く営業ツールにもなります。

 

3.ホームページリニューアルのメリット

 

3-1.集客力・営業効果の向上

ホームページをリニューアルする最大のメリットは、集客力が向上しビジネスチャンスを広げられることです。

24時間365日、休まず働いてくれる営業担当がホームページです。
実力を十分に発揮してくれるようユーザー体験を改善すれば、訪問者の満足度が高まり、問い合わせや申し込みを増やす可能性が高まります。

この影響力は数年間に渡るので、非常に大きな効果が見込まれるのです。

ある企業では、当初ホームページで売上アップや採用強化ができるとは思っていなかったものの、リニューアルを実施した結果、月に10件もの問い合わせが来るようになったという事例もあります。
ホームページを営業面でフル活用すれば、少人数の企業でもウェブ上に強力な営業部隊を持つイメージでビジネス拡大を狙えます。

 

3-2.企業イメージ・信頼性の向上

「今やホームページが自社を表していると言っても過言ではない」
私はこのように考えています。

ホームページ刷新は企業のブランディングや信頼性向上にも効果的です。
デザインは時代とともにトレンドが変化するため、何年も同じデザインのままだと古い印象を与えてしまいます。

リニューアルによって洗練されたデザイン・最新のレイアウトに変更すれば、それだけで企業のイメージアップにつながります。
「この会社はきちんとアップデートされている」という印象を与えられれば、始めて接する人にも信頼感を持ってもらえるでしょう。

自社のブランドストーリーや強みを発信しやすいのもホームページの利点です。
リニューアルを機に企業理念やビジョン、これまでの実績などを整理しわかりやすく打ち出せば、他社との差別化とブランド強化につながります。
自社サイト上に公式情報として蓄積しておけば長期的な資産となり、ユーザーだけでなくAIからの評価も高まります。

ホームページを最新の状態に保ち情報を充実させることが信頼構築には欠かせません。

 

3-3.採用に貢献する

ホームページのリニューアルは採用活動にも好影響を与えます。
人手不足が深刻化する中、優秀な人材の確保は中小企業にとって大きな課題です。

近年は多くの求職者が企業の公式ホームページをチェックして社風や業績を確認しています。
そのため、内容が薄く古い情報しか載っていないと、せっかく求人情報を見て興味を持ってくれた候補者も応募をためらってしまいます。

リニューアルによって求職者向けの情報発信を強化すれば、自社の魅力を効果的に伝え応募意欲を高めることができるでしょう。

チャコウェブの経験でも、求人サイトなどで企業に興味を持った求職者はほぼ間違いなく公式ホームページを訪れ、より詳しい情報を集めようとします。

そこで社内の雰囲気や社員の声、働く現場の写真などがあれば、「この会社で働くイメージ」を具体的に抱いてもらうことができ、自社にマッチした人材の応募につながりやすくなります。

 

4.ホームページリニューアルのデメリット

 

4–1.コスト(初期投資)がかかる

ホームページのリニューアルには当然ながら費用がかかります。
デザインの刷新費用、システム開発や実装にかかる費用、コンテンツ制作のための外注費など、規模によってはまとまった初期投資が必要です。

特に小規模な企業にとってはこの初期投資が負担となりやすく、「費用対効果に見合うのか」という不安を感じるのはもっともでしょう。

しかし、後で詳しく述べますが、この投資によって得られる長期的な利益を考慮すれば、決して無駄なコストではなく事業成長のための必要経費と捉えることもできます。
実際、リニューアルに投じた費用が数年にわたり集客増加や売上向上をもたらすのであれば、結果的に費用対効果は十分に高い投資だったと言えるでしょう。

 

4-2.時間・労力がかかる

次はリニューアル作業に時間と手間がかかる点です。
ホームページ制作会社に依頼する場合でも、打ち合わせを重ねて目的やデザインの方向性を明確にし、原稿や写真素材の準備・提供など企業側にも一定の作業が発生します。

ただ見た目を新しくするだけでなく、自社の強みやメッセージを再整理して反映する必要があるため、リニューアル期間中は担当者の業務負荷が増大する傾向にあります。

また、新サイト公開までの制作期間中は細かなチェックや修正対応も発生し、通常業務と並行して対応しなければなりません。
社内のリソースを割くことで他の業務に支障が出る可能性もあり得るため、この点は予め考慮しておく必要があります。

お役立ち資料 ホームページ作成からマーケティングのことまでよく分かる
Image of sample work
これだけあれば安心な、ホームページ制作時のチェックリストです。慣れないホームページ制作をスムーズに進めるためにお使いください。

 

5.デメリットへの対処とリニューアル成功のポイント

上記デメリットを考慮すると、「それでもリニューアルする価値はあるのか?」と悩む方もいるでしょう。
以下のポイントを押さえておくと、不安を軽減しつつリニューアルを成功させやすくなります。

 

5-1.投資対効果を見える化する

ホームページは消費ではなく投資。

「リニューアルによって得られる利益を考慮し、投資対効果を把握することで初期投資の不安を軽減できる」

このように言われています。

リニューアルの目的を明確に設定し、それによって得られるであろう効果を数値化してみましょう。
リニューアルにかかる初期費用と期待効果を比較しROI(投資利益率)を算出すれば、この施策が妥当な投資か判断しやすくなります。
効果目標がはっきりすれば、社内稟議や予算承認も通しやすくなるでしょう。

 

5-2.プロの力を借りて負担を軽減する

社内にWeb専門人材がいない場合は、信頼できる制作会社やコンサルタントの力を借りるのも賢明です。
経験豊富なプロに任せれば、最新トレンドを踏まえた提案を受けられるだけでなく、自社担当者の作業負荷も減らせます。

例えば自社側でのディレクション業務に慣れた人にプロジェクトを任せれば、社内調整や素材準備の手間が大きく軽減されるでしょう。
費用はかかるものの、その分スムーズかつ効果的なサイト刷新が期待できます。

 

5-3.段階的なリニューアルも検討する

リニューアルは必ずしも一度に全てを変える必要はありません。
予算やリソースに限りがある場合、優先度の高いページや機能から順次リニューアルしていく方法もあります。

たとえばまずは採用サイトのみをリニューアルし、他のコンテンツを後からリニューアルするなどです。
段階的な改善であれば費用負担を分散でき、効果を検証しながら進められるメリットもあります。

 

5-4.リニューアル後の運用計画を立てる

リニューアルという投資効果を最大限得るためには、育てていく意識を持ちましょう。
新しいホームページを公開して終わりではなく、その後の運用こそが肝心なのです。

定期的な情報更新やブログ発信、アクセス解析による改善を継続します。
ブログ記事の更新やSNSでの発信をホームページ上に連動表示させると、AIが関連付けて読み込んでくれ、検索やお勧めにも表示される可能性が上がります。

リニューアルを機に運用体制や更新ルールも整備し、「育つホームページ」にしていくことで投資対効果を最大化できます。

 

6.まとめ

中小企業にとって自社ホームページは集客や採用に活用できる重要な経営資源です。
再度書きますが、オンラインで情報収集する人が増えた現代において、「ホームページが自社を表している」と言っても過言ではありません。

AI時代になおさら公式サイトの情報発信が重視される今、ホームページを充実させ運用していくことは将来への投資だと捉えるべきでしょう。
数年間のWebの需要と成長を考慮して、自社がどのようにWebに対応していくのか、考えるヒントになれば幸いです。


          この記事を書いた人        
横山ゆみこ
株式会社Cyber Cats ブログ編集長。ウェブディレクター、コンテンツ発信サポーター
ブログを9年間運用してきた経験から実践的なアドバイスを得意とし、コンテンツ発信を活用して企業の価値を高めるサポートをしています。
400件を超える中小企業のホームページ制作に関わり、SEO、コンテンツマーケティング、ライティングの知識を使ったコンテンツ制作で利益につなげる制作ディレクションと利益獲得のアドバイスをしてきました。
ウェブの情報発信力を存分に活用する考え方を基礎からお伝えし、運用能力を身につけていただくお手伝いをしています。
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