アクセシビリティ重視のウェブ制作

チャコウェブ

株式会社CyberCats

受付時間:9:00~17:00(月曜日~金曜日)

中小企業のホームページ制作で事業の価値を引き出します。良いホームページの作り方や運営の方法、集客に役立つヒントをお届けします。

ホームページを営業部に変える。株式会社みなとやに学ぶ中小BtoBの作って終わりにしない運用法

ホームページを営業部に変える。株式会社みなとやに学ぶ中小BtoBの作って終わりにしない運用法

ホームページの新規立ち上げ。
このとき、何をどうすれば成功するのか?
なかなかホームページを作る経験はできるものではありません。
そのため、つい「きれいでカッコ良ければ何でもいい」と、表面的な美しさだけでホームページを作ってしまうケースがあります。

「出来上がったときは満足感があったけれど、どうも集客できているとは思えない」
こんなホームページが世の中にあふれています。
これは、作ることで完結してしまっているのが原因です。
つまり、ホームページをウェブで活用できていない名刺としてしか機能させられていないのです。

長野市で人事・採用を請け負う事業を手がける株式会社みなとや様は、拡大のタイミングでホームページを立ち上げました。
ただ作るだけではなく、最初から運用することを視野に入れながら動いています。
紹介メインで事業を営んできた企業が、オンラインでいかにパフォーマンスを発揮するのか、経緯とコツをインタビューしました。

 

SNSで人となりを見て、制作会社の依頼先を決定

チャコウェブ:みなとや様は、起業してからしばらくはホームページなしで事業を続けてこられましたよね。
ご紹介中心で営業されていましたが、制作に踏み切ったのはどんな背景がありましたか?

株式会社みなとや代表石井氏(以下石井氏):これまで大きなお客様への対応に多くのリソースを割いていましたが、引き継ぎの見込みが立ち、事業を広げるタイミングが来たのが理由です。
「広げていくためにはホームページが必要だ」と考えました。

チャコウェブ:制作会社はどのように選んだのですか?

石井氏:最初は相見積もりサイトを使ってみたのですが、連絡が多すぎて自分には合わないと感じました。
そんなとき、X(旧Twitter)で人事領域の有名なアカウントの投稿に対するチャコウェブ代表のコメントを見かけたんですね。
「なるほど」と腑に落ちる内容で、そこから御社を知り、そのままお願いしました。

チャコウェブ:最初のきっかけが弊社代表のXだったのですね。

石井氏:はい、ホームページなどを見て納得したので、あとは他社で相見積もりなどはせず依頼を決めました。

チャコウェブ:そうだったのですね、ありがとうございます。

 

本物の画像と自社の本質的な言葉で「血の通った」ホームページに

チャコウェブ:ホームページを作る際に重視した点はどんなことですか?

石井氏:ディレクターの梅崎さんに最初にお伝えしたのですが、「借り物感のある素材やイメージ先行の表現」は避けたいということでした。
どちらかというと、自分たちは泥臭く「血の通った」人事の仕事をしたいのですね。
だから、きれいな素材ばかりでまとめるのは、自社のイメージとは違うと思ったのです。

そういう話をしたら、代表の横山さんが「代表が顔出ししなきゃ信頼されませんよ」と話をしてくださったんです。
最初は気が引けたのですが、心を決めて顔出しもしてリアルな素材で作ることができました。

チャコウェブ:写真も文章も、良い意味で「みなとや」様らしさが出ていますよね。
「自社の言葉をもって伝えている」雰囲気が出ています。

 

自社の特徴を出してお客様からの評判が上がった

チャコウェブ:ホームページを公開してからの反応はいかがでしょうか?

石井氏:お客様から良い評価をいただいています。
まず、導入事例で「お客様の顔写真+コメント」を掲載できたのは大きいです。
信頼性が伝わりやすく、サイト全体の「借り物ではない感じ」が出ました。

チャコウェブ:ぱっと見で実績がわかりますし、お客様が顔出しでコメントをしている企業なら安心できますよね。

石井氏:はい。
それから、お客様ではないのですが前職での部下から「実に石井らしい」と笑いながら連絡が来ました。
弊社は「こんなことができる」だけではなく「こういうことはしない」といったことも明確に出しているのですね。
その自社らしい特徴は良い意味でブランディングになっていると感じます。

 

コンテンツ戦略が明確になり、ホームページと並行してスタート

チャコウェブ:今回はブログの書き方、SNSの発信についてもお伝えしました。
現在準備を進めていらっしゃいますね。

石井氏:はい。
ブログはレクチャーを踏まえて社内運用します。
記事はすでに書き溜めており、「週1本の小さめの記事+月1本の特集記事」というリズムを想定しています。

石井氏:Instagramはスタッフがテンプレートを用意済みです。
Xは社長である私個人の色を出しながら運用します。

チャコウェブ:やることが明確化してからの行動が早くて驚いています。
ぜひこの調子で進めてください!

 

リード獲得の導線を今後も強化していく

チャコウェブ:今後、どのようなことを強化していくのかなど、予定はありますか?

石井氏:事業を展開していくので、自社採用にも本腰を入れるため、採用サイトの整備を進めたいです。
また、テキストや資料などのコンテンツを継続的に拡充し、集客につなげます。

チャコウェブ:リード獲得に向けての導線づくりもしているので、これから育てがいのあるホームページですね。

石井氏:はい、代表の横山さんに言われた「ホームページを作るだけでは人は来ません」という言葉が今でも心に残っています。
最初から大量にお金をかけるより、一定レベルのサイトを土台に、SNSの定期更新や資料ダウンロードといった施策を継続することが大切だというのは本当に実感するところなので、自社でも実践していきます。

チャコウェブ:行動力があるので、今後が楽しみです。
本日はありがとうございました。

 

作ってから集客力を上げるために、知識とやるべきことを身につける

「ホームページを作るだけでは人は来ません」
これは、作ったことで安心してしまい、何もしなくなってしまうことへの警鐘を鳴らすためにもお伝えしています。

実際には、ホームページをリニューアルすることでパフォーマンスが上がることもよくありますが、放置していると効果は徐々に薄れていきます。
特に、新規サイトは各方面からの評価がゼロ状態。
集客できるかどうかは、アクセスや実際の反応を見ながら分析し改善していく必要があります。

そのために、各業種やビジネススタイルに応じた「集客の設計」をお客様と一緒に行い、ホームページ公開後の戦略を念入りに練るのです。
最近は検索流入の減少やSNSのアルゴリズム変更など、ウェブは大きく動いています。
数年先も選ばれる存在であるためには、常に学びながら変化に対応していきたいですね。

 

まとめ

  • 自社の特徴をよく理解し、ホームページで表現する
  • リアルな実績を公開する
  • 人となりがわかる発信を随所で行い、顔の見えるサイトにすることで安心してもらう
  • 集客・採用強化のための導線設計を行った上で戦略的に行動する
  • 公開をゴールではなく「運用のスタート」と捉え、ブログ・SNS・資料DLで動かす

BtoBビジネスのホームページは、ありきたりな「きれいな画像」で作ってしまうこともできますが、それでは誰の心にも響きません。
AIなどでそこそこきれいなコンテンツは簡単に作れる時代になったからこそ、人らしさ、会社らしさを見せていきたいですね。
魅力を感じてくれた人からの問い合わせがきっと増えるはずです。


          この記事を書いた人        
横山ゆみこ
株式会社Cyber Cats ブログ編集長。ウェブディレクター、コンテンツ発信サポーター
ブログを9年間運用してきた経験から実践的なアドバイスを得意とし、コンテンツ発信を活用して企業の価値を高めるサポートをしています。
400件を超える中小企業のホームページ制作に関わり、SEO、コンテンツマーケティング、ライティングの知識を使ったコンテンツ制作で利益につなげる制作ディレクションと利益獲得のアドバイスをしてきました。
ウェブの情報発信力を存分に活用する考え方を基礎からお伝えし、運用能力を身につけていただくお手伝いをしています。
詳しいプロフィールはこちらから
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