アクセシビリティ重視のウェブ制作

チャコウェブ

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中小企業のホームページ制作で事業の価値を引き出します。良いホームページの作り方や運営の方法、集客に役立つヒントをお届けします。

悪質なSEO会社の見分け方は?良いSEO会社を選ぶ方法を教えます!

「SEOって大事だよね、でも自分でやるのは面倒だな」
「検索順位を上げたいから、SEO会社に依頼しようかな」

SEOは確かに大切。
そこでSEO業者に依頼するのは有効手段のひとつです。

ただし、何も調べず安易に依頼してはいけません。

SEO業者への依頼には落とし穴があるからです。

悪質なSEO会社に依頼してしまうと、せっかくお金をかけても何も効果がないことがあります。
もっと悪ければ、ペナルティを受けて検索結果に出なくなってしまうこともあるのです。

数は減りつつあるとはいえ、悪質なSEO業者は今でも存在します。
お客さまの中でも、被害に遭われご相談いただくケースが続いています。

SEO対策はホームページを運営する上では必要なことですが、残念な被害に遭っては元も子もありません。

Googleの検索エバンジェリストである金谷氏がTwitterで以下のように言及しています。


依頼前にしっかり業者について調べることが重要という話をされています。

この記事を読んで、経験と情報を基に「悪質なSEO業者の特徴」を理解し、見分ける方法を知って会社選びに役立ててください。

追記 2019年9月24日
「Googleマップ最適化」や「MEO」という言葉での勧誘についても注意が必要です。詳細は下記をご覧ください。
MEO対策とは?悪質な業者に惑わされないために知っておくべきこと

※Googleが公開している情報更新の反映とより具体的な解説を加え、2017年8月21日に公開した記事をリライトしました。

 

悪質なSEO会社の特徴1:強引な営業を仕掛けてくる

電話営業や訪問営業をしてくる会社は避けましょう。
なぜなら、悪質なSEO会社は営業行為にとても力を入れており、さまざまなトークで契約を取ろうとするからです。
その代わりに肝心のSEOについては実力がないばかりか詐欺行為をする業者までいるのが実態です。

営業人員にかなりの費用をかけているので、一度断っても別の人がどんどん営業してくる会社などもあります。
営業トークにつられて契約したけれど、SEO効果が出ない悪質な詐欺会社だったということは良くあります。

 

悪質なSEO会社の特徴2:検索順位を保証する

「必ず〇位に表示させます!」
「検索順位保証!効果なければ返金します!」

このような会社も契約してはいけません。

順位保証型のSEO会社はよくある悪質な代表的パターンです。
よく過去の実績として「”○○ 整骨院”で1位獲得!」など紹介している会社がありますが、特定の一定期間であったり、嘘であったりするので実用的なSEOとはいえないでしょう。

そもそも、検索エンジンを提供しているGoogle検索チームの社員でも検索で1位を保証することはできないとしています。

順位を決める仕組みはアルゴリズムと呼ばれ、アルゴリズムの種類は200を超えます。
その一つ一つが複雑に組み合わされた結果として表示されるのが検索結果です。しかも毎日いくつかのアルゴリズムが更新されているので、Google検索チームの社員でもすべて把握している人はいません。

 

悪質なSEO会社の特徴3:間違ったやり方をSEOとしている

これからご紹介する「間違ったSEO」を対策として伝えてきた会社は絶対に選んではいけません。
せっかくのホームページがペナルティを受けてしまう可能性がとても高いからです。
ペナルティというのは、検索エンジンから「悪質だ!」と判断され検索結果の表示から外されてしまうことです。
検索順位が上がるどころか表示されなくなってしまいます。

 

被リンクを大量に増やす

「リンク数が大事ですよ」
「弊社が持っているたくさんのホームページから御社ホームページにリンクを貼ります」

リンクを大量に貼る対策はペナルティを受けてしまいますが、今でもこの方法を使うSEO会社があります。

業者の中でも特に悪質な会社は、一度契約してしまうと被リンクを外すよう求めても応じず、外すには数十万円から数百万円の追加請求をするところがあります。

 

キーワードを詰め込む

背景と同じ色の文字で大量のキーワードを入れたり、ページの文章の中に不自然なほどキーワードを入れ込んだりします。
この方法もまったく効果がでないかペナルティの対象となります。

最近はこのケースは減ってきていますが、念のため知識があるほうが良いのでご紹介しました。

 

低質なコンテンツを量産する

「コンテンツSEOの時代です!」
「弊社のプロライターが書く記事をコンテンツとして紹介しましょう」

コンテンツは大切なSEOの要素です。
しかし、信頼性の低い内容ばかりの記事を書いたり、中身のない薄っぺらいコンテンツを大量に増やしたところで効果はありません
悪質な会社は、丁寧な分析をせず、簡単な提案と共に〇〇のキーワードで記事を増やしたほうがいいですよと伝えるケースが多いようです。
「何記事で〇十万円です」という感じです。

しっかりしたSEOは、ホームページの目的をしっかり決め直す、現状分析、ページの見直し、キーワード選定、施策などのプロセスを経るものです。

特に2016年の終わり頃から、Googleはコンテンツの品質について厳しく対応していますから、ただ記事を増やすだけでは徒労に終わってしまいます。

 

悪質なSEO会社を避け、良い会社を選ぶためにすること

 

丸投げせず、SEOについて少しだけでも正しい知識を持っておく

一番大切なことは、丸投げしないことです。

忙しいので手が回らない事情があるのはわかりますが、悪質な会社の多くはその事情を逆手にとって営業を仕掛けてきます。
顧客が無知であればあるほど騙しやすいのです。

Googleが公開しているSEOやホームページの品質のためにガイドを読んでみましょう。
どうしても時間がなければ
検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド で公表している
SEO の専門家が必要かどうか検討するの箇所とSEO が必要なケースだけでもむことをお勧めします。

特にSEO が必要なケース
では、依頼前に業者に確認すべきことを列挙しています。
2018年12月現在、このページが更新されていましたので新情報をお知らせします。

  • 過去の事例のサンプルを見せてもらい、成功事例を紹介してもらう。
  • Google のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)に従っているか。
  • オーガニック検索に役立つオンライン マーケティング サービスやアドバイスを提供しているか。
  • どのような結果が期待されるかと、その日程、成果を測定する方法。
  • 同業種での実績。
  • 該当する国や地域での実績。
  • 外国語サイトの開発経験。
  • 最も重視している SEO 技術。
  • 創業年数。
  • 連絡方法。サイトに加えたすべての変更に関する情報、およびアドバイスの内容に関する詳しい情報とその理由を伝えてくれるかどうか。
  • お客様やお客様のビジネスに関心を持っているかどうか。お客様に関心を持っている SEO 業者を探してください。そのような SEO 業者なら、以下のような質問をするはずです。
  • お客様のビジネスやサービスを特別で価値のあるものにしているのはどのような点ですか?
  • 対象顧客はどういった方々ですか?
  • お客様のビジネスはどのような方法で収益を上げていますか、また、検索結果をどのように活用していますか?
  • 他にどのような広告チャネルを使用していますか?
  • 競合相手はどこですか?

引用元:SEO が必要なケース

新しく追加された項目の中で特に注目すべきなのは、
「SEO 業者の信用照会先を調査する。過去の顧客に対して、SEO 業者から提供されたサービスが役に立った、スムーズに連携できた、良好な成果が得られたと感じたかどうかを尋ねます。」
という点です。

1度の電話やメールの往復だけで即決しては危険ということがうかがえますよね。

この情報は、悪質な会社を避けるだけではなく、きちんと対策してくれる会社を選ぶためにも役に立ちます

 

SEO会社の評判を検索してみる

依頼する前にそのSEO会社について検索してみましょう。
悪質な会社として、どこかのウェブサイトで情報が共有されていたり、実際に被害に遭った方が自身の体験を公開されていたりすることがあります。

ただし、この方法で注意が必要なこともあります。
いやがらせ目的で敢えて評判を落とすようなクチコミをする人や、会社と顧客の相性があまりにも悪く、とても限られたケースなのに悪評を流す場合があるからです。
たとえば「ランキング」をまとめているサイトはどのようなデータを基に作成したランキングか不明です。

インターネットの情報には、どうしてもこのようなものも混ざってしまいます。真に受けすぎることなく、参考にする程度と割り切ることも大切です。

 

知り合いに信頼できる業者を紹介してもらう

知り合いでSEO会社を利用したことがある場合には、ぜひ効果を尋ねてみましょう。
実績を見て信頼ができるならば、その会社を紹介してもらうというのは安心な選択方法です。

もちろん、これまで解説してきたことを踏まえて吟味することは大切です。
知り合いのケースは成功しても、あなたの会社で成功するとは限らないからです。

 

きちんと対策するSEO会社は簡単な見積もりは出さない

きちんと対策を行うSEO会社はパパっと見積もりすることができないと言われています。
今の現状を分析し、ホームページの目的をしっかり定めてどのような対策が良いか練っていくので、時間と手間がかかるためです。

SEO本来の目的は
「目的を達成するためにホームページを分析・改善し、検索エンジンにホームぺージの実力を正しく伝え、ユーザーに行動を起こしてもらうこと」
ですから、当然と言えば当然です。

逆に簡単に見積もりを出してくるSEO会社は、あなたのホームページの問題点を分析していなかったり、目的を明確に定めていなかったり、本当にSEOを成功させようとしたプランを練っていなかったりします。

具体的には、

  • 検索上位ばかりに着目していない
  • アクセスの増加、限られたアクセスでも成約する確率を上げる具体的な対策を提案している
  • 顧客の営業目的の達成に目を向けている

という基準を満たす会社を選ぶのが良いでしょう。

SEO会社の料金とその効果についてまとめた貴重な記事がありますのでご紹介します。
知られざるSEO会社の料金相場と投資対効果 -SAIRU

 

まとめ

以上、契約してはいけない悪質なSEO業者についてご紹介してきました。

悪質なSEO会社の特徴

  1. 強引な営業を仕掛けてくる
  2. 検索順位を保証する
  3. 間違ったやり方をSEOとしている

自社に合う適切な会社を選ぶためにすること

  1. 丸投げしない。SEOについて少しだけでも正しい知識を持つ
  2. SEO会社の評判や実績を検索するなど、会社について調べてみる
  3. 知り合いに信頼できる業者を紹介してもらう

SEOをしますと言いながら、SEOには何の意味もない対策をする会社は数多く存在します。
単純に実力が不足しているのか、だます目的でいるのか素人には見極めるのは難しいこともありますよね。

SEOはホームぺージで収益を上げるためには必要なのですが、必ず業者に依頼しなければならないものではありません。
迷ったら一旦SEO会社と契約するのは止めて、自分でできる範囲の対策をしながらじっくりSEO会社を選びなおすのが良いと思います。

Twtterやブログなどで丁寧にSEOについての情報を公開しているSEO業界の人はたくさんいますから、まずはその人たちの情報を読み、信頼できると感じたらその人が所属する会社に相談してみる方法もあります。

残念ですが、知名度があるとか大手企業なら安心とも言い切れません
知名度が高い会社だからという理由で選んでしまうことのないようにしましょう。
自分から能動的に調べて辿り着いた会社のほうが、営業されて受け身で情報を渡される会社よりも信頼できるのではないでしょうか?

とにかく、ある程度の正しい知識があれば、だまされる確率は下がります。
ご自分に合う会社に出会うためにも、この記事をご活用いただければと思います。

私たちはSEO会社を批判し「外注はやめよう」と伝えたいのではありません。
お金をかけるならば、適切な会社を上手に選び効果を実感したいはずです。
残念ながら良くない会社は存在し、相談を受けることも多いため、会社選びの基準としていただきたいという思いでこの記事を書いています。

SEOについて基本的なことを知識として持っておくと、業者選びの助けになります。
SEO対策とは?結果を出すためのSEOの基礎をわかりやすく解説

SEOだけではなく、MEOという言葉を利用して悪質な勧誘が増えていますので、こちらについても注意の記事を書きました。
MEO対策とは?悪質な業者に惑わされないために知っておくべきこと


          この記事を書いた人        
ヤマ編集長
株式会社Cyber Cats ブログ編集長。ウェブディレクター、コンテンツ発信サポーター
ブログを9年間運用してきた経験から実践的なアドバイスを得意とし、コンテンツ発信を活用して企業の価値を高めるサポートをしています。
400件を超える中小企業のホームページ制作に関わり、SEO、コンテンツマーケティング、ライティングの知識を使ったコンテンツ制作で利益につなげる制作ディレクションと利益獲得のアドバイスをしてきました。
ウェブの情報発信力を存分に活用する考え方を基礎からお伝えし、運用能力を身につけていただくお手伝いをしています。
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